就活スケジュール:秋冬インターン~夏の反省と本選考準備~

§1.就活全体のスケジュール感について

就活最初期から本選考までの大まかなスケジュールについて記載しますね。
なお、このスケジュールは筆者が新卒就活した2020年当時(22卒)のモノであることを留意してください。

就活を終えたばかりの頃に筆者が書いたメモが、誰かの役に立てるなら、嬉しいです。

※今回は秋冬インターンの時期に絞って解説します!

§5.学部3年生:10月~11月

●秋インターン本番&冬インターン準備
PDCAサイクルの‘C’に該当する時期にあたります。
この時期を有意義に過ごせるかどうかで、その後の就活の可否が変わるといっても過言ではないです。見直し&次の戦略を考えることは、それだけ大切なことだと思います。

①夏の振り返りを行う
夏の長期インターンに行けた人でも、高評価を得られたかどうかで分かれてきます。いずれにせよ、夏インターンの時期にどう過ごしたかについて振り返り、自身の戦略や固めてきた土台が適切だったのかを見直して課題点を見つけることが、この時期にやるべきことかなと思います。そして、来るべき冬インターンに向け、自分の課題点を埋めるための作業、つまり自己分析なり業界研究なりを十全に行うことを目指して欲しいです。

②就活という嵐の中の静かな部分
インターンの時期の中では、比較的閑散とした時期でもあります。夏インターンは一斉に情報解禁される一種のお祭りであるのに対し、秋インターンは実施する企業がそもそも少なく、明確なルールも無いためまばらに募集されるからです。だからこそ、興味のある企業が秋インターンを開催しているかどうかについて、夏以上にアンテナを高く張って欲しいです。

③合説祭り
また、夏以降のインターンの時期の中で、合同説明会が最も盛んに開催される時期でもあります。ITや外資のような選考時期の早い業界、メーカーや公的機関などの選考時期の遅い業界を問わず、ほぼ全ての業界がまだ本選考に着手していない唯一の時期だからです。実は夏以上に情報を開示する企業は増えているので、まだ余裕のあるこの時期に、積極的に合説へ足を運んで社会を広く知ることも大切です。ただ、ITや外資は12月から徐々に本選考が始まるため、そろそろ志望業界をどこにするかを絞り始めるべきでもあります。

④OB訪問で差別化も
もし余裕があるなら、個人的なOB訪問を検討し始めても良い時期だと思います。夏以前だと、社会人の時間をいただいた分だけの価値を生めるだけの知見が無かったかもしれない。しかし夏を超えて、社会への理解や自分なりの考えがある程度固まってきたと思います。ネットや説明会で得られる二次情報よりも、社会人と直接会って手に入れる一次情報では質が全く違います。OB訪問することを評価していただける企業もあるので、失礼が無いように注意しつつも、恐れ過ぎず積極的に取り組んで欲しいです。

〈やるべきこと〉
★夏インターンの振り返り&見直し⇒課題点の発見&克服★
→インターンの時期で最も大切なことといっても過言ではありません。ここで実体験に基づいた自身の課題点を発見し克服するかどうかで、冬以降に本当に差が出てきます。PDCAサイクルで最も大切なプロセスは、‘C’heckです。

§6.学部3年生:12月

●冬インターン前半戦&早期本選考の開始&1年の振り返り
PDCAサイクルの‘A’に該当する時期にあたります。

①インターンと本選考が同時進行
この辺りから、インターンと本選考が同時進行し始めます。メーカーなどは冬インターンの前半戦が始まります。一方で、ITや外資は、本選考が徐々に開始します。いずれにせよ、秋に自分の課題点を克服した成果を、全力でぶつけることが何よりも大切です!

②院生は別の戦略も必要
学部生とは異なり自分の研究テーマを持つ理系院生なら、12月までにある程度まとまったストーリーを語れるだけの研究成果を出すことを目指して欲しいです。メーカーでもITでも、業種業界問わず、理系院生は研究紹介が必須だからです。年が明けると、いよいよ研究へ時間を十分に割く余裕はなくなると思っておいた方が良いです。これは筆者の経験談ですね。

③早期選考でもある冬インターン
留意すべき点は、多くの冬インターンが本選考と密接に結びついているであろうことです。選考優遇という観点では、夏よりも冬の方がよほど重要だと思います。冬インターンはその殆どが短期ですが、本選考の実質的な0次選考というケースが散見されました。その分、合格基準も夏より高くなりますが、基本的にローリスクハイリターンのボーナスステージのような時期なので、沢山の早期選考の獲得を目指して全力以上で取り組んでも損はないと思います。

④1年間の振り返りを
そして、12月も終わりになったら、大晦日にでもこの1年間を振り返ってみてください。インターンという短期的なPDCAサイクルは冬に一巡を迎えますが、就活全体の長期的なPDCAサイクルではこの辺りが‘C’heckの時期にあたります。春に就活準備を頑張った自分、夏に社会を俯瞰した自分、秋に戦略を練り直した自分、冬にこれまでの成果をぶつけた自分。就活へ誠実に向き合えば向き合うほど、山あり谷ありと濃い1年間だったと思います。これらの経験の中で何を感じ、何をやりたいと思ったのか、ここで熟考することはキャリアに対して解像度を上げるためのとても良い材料になると思います!

〈やるべきこと〉

  • 冬インターン参加による早期選考獲得
  • (一部業界の)早期本選考への準備&エントリー
  • 研究成果をひと段落つかせる
  • 1年間の振り返り

就活

Posted by yuzukaki-dialog