就活スケジュール:夏インターン~就活の基礎固め~

§1.就活全体のスケジュール感について

就活最初期から本選考までの大まかなスケジュールについて記載しますね。
なお、このスケジュールは筆者が新卒就活した2020年当時(22卒)のモノであることを留意してください。

就活を終えたばかりの頃に筆者が書いたメモが、誰かの役に立てるなら、嬉しいです。

※本記事では、夏インターンの時期について絞って解説しますね!

志望する業界
日系大手、外資系、ベンチャーという大きな括りから、メーカーやITと言った小さな括りによって詳細な選考時期は異なってくるので一概には言えませんが、ここでは日系大手メーカーを見本として紹介します。
ただ、経団連が実質的なルール廃止を宣言して以降、就活スケジュールは急速に前倒しになってきています。以前は早期選考を行っていなかった企業が早期選考を行うようになり、冬インターンが実質的な一次選考に相当する企業なども増えています。ここに記載する就活スケジュールは、年を経るごとに過去のものとなっていくことに、くれぐれも留意して読んでいただきたいです。
正確な就活スケジュールを把握しづらくなった現在の就活において、就活仲間を増やすことは大変有意義だと思います。気兼ねなく情報交換をし合える仲間を見つけ、就活を無事に駆け抜けていただけたらなと思います。

§2.学部3年生:4月~5月

●就活の基礎中の基礎固め
PDCAサイクルの‘P’に該当する時期にあたります。
学部なら3年生、修士なら1年生になったばかりの春が、就活のスタートです。殆どの企業は6月1日に一斉にインターンを解禁するという就活ルールを守っているため、この時期はESや自己分析の基礎を築くことへ専念できるだけの余裕があります。この時期はとにかく、基礎固めに全力を出すことが大切です。
また、就活は情報戦です。マイナビやリクナビといった基本的な就活サイトへの登録、就活支援団体への加入もこの時期に一通り済ませてしまいましょう。頼るべきサービスを知っているか否かは、1年間を走り抜ける中でとても重要になってきます。就活生を支援するサービスや団体については、別の記事で別途解説します。
また、優先度は上記よりも高くはありませんが、SPIや玉手箱といった代表的なwebテストの参考書に目を通すことも是非して欲しいです。SPIなどのwebテストは、初見では例えどんな天才でもほぼ解けないと思います…。特に人気企業の長期インターンではwebテストを課すところもあるので、時間に十分な余裕のあるこの時期に、どんなものか?と目を通すくらいはして欲しいです。

〈やるべきこと〉

  • 自分史の書き下し(自己分析の基礎)
  • 取り敢えずガクチカを書いてみる(ESの基礎)
  • 就活カレンダーを作る(スケジュール管理の基礎)
  • マイナビ&リクナビへの登録(情報収集の基礎)
  • webテストの参考書に目を通す

§3.学部3年生:6月~7月

●夏インターンの一斉エントリー開始
PDCAサイクルの‘P’に該当する時期にあたります。
22卒では6月1日に夏インターン情報が一斉に解禁されました(年度によってルールは異なるので、ここは最新のルールを確認願います)。締切も一斉に押し寄せるので、スケジュール管理を徹底しながらESを書きましょう。夏インターンのESはガクチカや自己PR、志望動機などの基礎的な設問が殆どであり、その後の練習になります。
夏インターンのエントリーにあたり最も留意すべきことは、業界問わず「広く出す」ことだと思います。この時期はまだ、殆どの学生は社会や自分の適性について何も知らないです。自分がどの仕事に向いてるか?どんな業界があるのか?を学ぶ機会と捉え、知らない企業や専門外の企業にもエントリーすることが大切です。
ESの締め切りのピークは大小合わせて4回訪れます。6月1日解禁ルールの場合は、6月中旬、6月末、7月中旬、7月末です。この時、他者にESを添削して貰うことが肝心です。自分一人で書いた初心者のESは、伝えたいことが伝わっていないことが多いです。準備期間に練った内容を書きつつ、他者に見て貰って足りない部分を直し、夏インターン合格へ向けて頑張りましょう!

〈やるべきこと〉

  • 興味のある企業へのエントリー&マイページ作成
  • ES作成および添削依頼

§4.学部3年生:8月~9月

●夏インターン本番&秋インターン準備
PDCAサイクルの‘D’に該当する時期にあたります。
就活で初めて勝負がハッキリと分かれる時期です。夏インターンに合格した人は長期インターンへ行き、あまり芳しくなかった人は暇になってしまいます…。

①長期インターンに参加できた方へ
何よりもまずおめでとうなのですが、厳しいことを言うと、全力で良いパフォーマンスを目指して欲しいです。2週間や1カ月も働くとその人の実力がわかるため、ここでハッキリと評価をつけられる可能性があるからです。企業によっては、2週間の夏インターンで高評価を得た就活生にはその後の選考優遇および内々定が与えられ、低評価の就活生には✖を付けて本選考でも書類で落とす、という方針を取っている可能性もあります(この方針はどの企業でも有りうることであり、決して公開されないことなのが怖いですよね)。合格したから全て終わり、では決してないという感覚で、全力を出していただきたいです。

②夏インターンの合否結果が良くなかった方へ
もし夏インターンが全落ちしてしまったと言っても、絶望しないでください。この時期は夏インターンの成果が全てのように思ってしまいがちですが、夏の合否が本選考に影響することの方が稀でだと思います。選考直結という点では、むしろ冬インターンの方がよほど大きいという印象です。夏に良い結果を出せなかった場合は、自己分析が足りていなかったのか、またそもそも志望業界が自分に合っていなかったのかなど、夏以前に固めていた就活の土台を見直すきっかけと捉えるべきだと思います。後述する秋インターンの情報開示が徐々に始まる時期でもありますし、選考無しで参加できる中小や中堅企業のインターンを探すという手もあります。夏はリベンジの効く練習台であり、まだまだ希望に満ち溢れています。

〈やるべきこと〉

  • 夏インターン合格⇒全力で高評価を狙いに行く
  • 夏インターン不合格⇒就活準備の見直し、中小や中堅企業も見てみる、自信を失わないこと
  • 共通⇒色々な業界を見学して視野を広げること、秋インターンの準備

就活

Posted by yuzukaki-dialog