就活体験記~コロナ禍の中での就活の記録~

2025年1月20日

22卒として就活をした体験記を書き残しておきます。
これから就活に取り組む方へ、少しでもお役に立てれば幸いです。

§1.はじめに

 私はメーカーを中心に就職活動を行いました。コロナ禍によるオンライン化が本格的に始まった頃に就職活動を始めたため、前例の無いことが多かったです。私が行ってきた就職活動についてお話しいたします。一例として、皆様の参考になれば幸いです。

§2.就活の中で心掛けたこと

就職活動を進める中で、やっていて良かったなと思うことを書きます。

➀オンライン化のメリットを活かした
→Webイベントには、どこからでも手軽に参加できる大きなメリットがあります。実験の合間にweb座談会に参加したり、家からweb合説に参加して業界研究したり、オンライン化のメリットを活かす方法を考えました。

②企業データベースを作成した
→夏インターンの時期から、業界ごとに気になった企業をExcel上に記録していました。世の中には本当に膨大な数の企業があるので、どの企業に興味を持ったかを逐一メモしておくことで、本選考でスムーズにエントリー出来ました。

③就活記録をつけた
→夏の終わり頃から就活記録をExcelやWordにつけていました。具体的には説明会や座談会、選考過程やインターンなど、就活関連のイベントに参加するごとにそこで何を感じ、何を考えたのかを逐一記録していました。文章を書くことで考えがまとまり、次の行動や方向性を決められました。

④積極的にOB訪問を行った
→M1の冬頃に、部活や研究室でお世話になった社会人の先輩にOB訪問をしました。既に働かれている方とお話しすることで、自己分析や就活の軸についてアドバイスをいただけました。

⑤周りの人を頼った
→就活相談やES添削など、どのような形であれ周りの人を頼ることが大切だと思いました。ES添削をすれば自分の書き方の癖がわかるし、文章が綺麗になりました。他己分析は自分を客観視するために重要でした。先輩からアドバイスをいただいたり、就活仲間と切磋琢磨したり、積極的に周りの人と関わりました。

⑥PDCAサイクルの意識を持つ
→M1の春に大まかな計画を立て、夏に実行し、秋に振り返りを行い、対策を立てて冬にリトライすると言ったような、一年間を通じた大きなPDCAサイクルを回す意識を持っていました。全体的なスケジュールを意識することで、中弛みせず、いつ何をすべきか考えることができました。

§3.就活の流れ

●M1 4月~5月…就活スタート
→コロナ禍の自粛期間に就活を意識。マイナビとリクナビ、エンカレッジに登録。一括ESで人生初めてのESを書き、自分の考えを文章化することの難しさを痛感した。

●M1 6月~7月…夏インターンエントリー
→自粛明けと同時に夏インターン情報が解禁。研究活動を再開しつつESを書いた。研究室の先輩からの情報を頼りに幾つかのメーカー(業界は筆者が専攻していた学問分野)へエントリーした。先輩からの勧めでキャリアセンターを初めて利用した。

●M1 8月~9月…夏インターン本番と初めての合同説明会
→自己分析が甘かったため選考では思うような結果が出ず、抽選型のインターンに参加した。Webの座談会や合説にも初めて参加した。この時期から視野を広めるため、筆者が専攻していた学問分野の業界以外にも目を向けると共に、企業データベースを作成し始めた。

●M1 10月~11月…夏の反省&自己分析とWeb合同説明会
→夏の悔しさを糧に、➀自己分析の深掘り、②ESのエピソードの練り直し、③企業・業界研究を重点的に行った。毎週末のweb合説には家から参加し、他己分析を家族や友人にお願いした。志望業界も大幅に見直した。またOB訪問を意識し始めた。

●M1 12月…IT業界の研究とOB訪問
→IT業界に興味を持ち、初めてメーカー以外へも目を向けた。研究室と学部時代の知人を頼りにOB訪問を本格的に行った。夏の結果を受けて対策し直したことが実り、冬インターンの通過率は大きく上がった。

●M1 1月~2月…冬インターン本番と早期選考
→合格した冬インターンをこなしつつ、参加したことでいただけた早期選考へのエントリーも行った。2月末にはESエピソードの練り直し、自己分析の深掘り、企業データベースからエントリー企業の絞り込みを行い、本選考解禁に向けて準備を整えた。

●M2 3月~…本選考スタート
→本選考の解禁後は、➀ESの締め切りを毎日チェックする、②スケジュールの優先度を決める、③体調を整えることを意識し、選考に臨んだ。就活仲間と面接練習やES添削を行い、選考で得た学びから自己分析も適宜深掘りし直した。

§4.終わりに

 一年間の活動を通じ、就活で大切なことは「積極性」だと感じました。自分で目標を立て、行動し、情報を求め、アウトプットする。自分のペースで、これらの行動を積極的に行うことが大切だったと思います。就活を通じ、卒業後のキャリアと向き合う時間を得て、様々な業界や企業について勉強し、大勢の社会人の先輩とお話しできました。大変なことも多いですが、一度きりの就活、悔いの無いよう挑んで下さい。みなさんの就活が実りあるものになりますように。

就活

Posted by yuzukaki-dialog