【マイクラ】コマンド用の範囲指定・数値範囲の書き方|..・上限下限・入力例【Java/統合版】

この記事は、コマンド初心者さん向けに「範囲指定の読み方」を整理した解説です
Java版と統合版で書き方が違う部分があるため、両方の入力例を並べています
Java版1.21.11時点の仕様を前提に、統合版の現行セレクター仕様もあわせて解説します

こんにちは。ゆずかきです。

マイクラのコマンドを使っていると、かなり早い段階でつまずくのが、

@a[distance=..5]
@e[scores={point=10..}]
@a[level=5..20]

みたいな、数字の範囲指定だと思います。

特に .. が出てくると、最初は「これ何?」となりやすいです。
筆者も最初、5....5 の違いが分からず、コマンドブロックの前で何回も失敗しました。

でも、ここは一度覚えてしまえばかなり簡単です。

この記事では、マイクラのコマンドで使う範囲指定・数値範囲・上限下限の書き方を、Java版と統合版の違い込みでまとめていきますね。

この記事を読めば、次のことが出来るようになります。

  • .. の意味が分かるようになります👍
  • 「5以上」「10以下」「5~10」の入力例をすぐ使えるようになります👌
  • Java版と統合版で、距離指定の書き方を間違えにくくなります
  • コマンドブロックの検知範囲づくりがかなり楽になります(^^♪

それでは、やっていきましょう!

※本記事は、マイクラJava版1.21.11時点のコマンド仕様を確認して作成しています。
※統合版はJava版とセレクター引数の名前が異なる部分があります。
※コマンドはワールド設定でチートを有効化している、または権限がある状態で使ってくださいね。


目次

1. コマンドの範囲指定とは
2. まず覚えるべき「..」の意味
3. Java版で距離を指定する書き方:distance
4. 統合版で距離を指定する書き方:r・rm
5. スコアボードで数値範囲を指定する書き方
6. 経験値レベルを範囲指定する書き方
7. x・y・z・dx・dy・dzで四角い範囲を指定する方法
8. limit・sort・cで人数や対象数を絞る方法
9. よく使う範囲指定の実用例
10. Java版と統合版の書き方の違い早見表
11. Java版1.21.11以降で見ておきたい変更点
12. よくある失敗とチェックポイント
13. まとめ
14. 引用・参考文献

この記事で分かること
・マイクラコマンドの .. の読み方
・Java版と統合版の範囲指定の違い
・距離、スコア、経験値レベル、座標範囲の入力例


1. コマンドの範囲指定とは

マイクラのコマンドでいう範囲指定とは、簡単に言うと、

「この条件に当てはまるプレイヤー・Mob・アイテムだけを対象にする」

という指定です。

たとえば、近くにいるプレイヤーだけを対象にしたい場合、Java版ではこのように書けます。

/effect give @a[distance=..5] minecraft:speed 5 1 true

これは、コマンドを実行した場所から5ブロック以内の全プレイヤーに移動速度上昇を付けるコマンドです。

逆に、統合版なら同じような距離指定をこのように書きます。

/effect @a[r=5] speed 5 1 true

👆やっていることは似ていますが、Java版は distance、統合版は rrm を使うところが違います。

コマンドの範囲指定は、主にこんな場面で使います。

  • 近くにいるプレイヤーだけ検知する
  • 一定スコア以上のプレイヤーだけ処理する
  • 特定エリア内のMobだけ消す
  • 経験値レベルが足りている人だけショップを使えるようにする
  • ミニゲームで得点が10以上になった人を勝利判定する

最初は難しく見えますが、数字の範囲の読み方さえ覚えれば一気に使いやすくなります。


2. まず覚えるべき「..」の意味

コマンドの数値範囲で一番大事なのが、.. です。

これは、ここからここまでを表す記号だと思ってください。

👇下の表に、基本の読み方をまとめました。

書き方 意味 読み方
5 5だけ ぴったり5
5.. 5以上 5から上すべて
..5 5以下 5まで全部
5..10 5以上10以下 5から10まで


コマンドで一番よく使うのは、下記の3つです。

5..      # 5以上
..5      # 5以下
5..10    # 5以上10以下

ここで大事なのは、左側が下限、右側が上限ということです。

10..20

👆これは、10以上20以下です。

..20

👆これは、20以下です。

20..

👆これは、20以上です。

体験談
筆者は最初、..5 を「5から先」と勘違いしていました。
でも実際は逆で、..5 は「5以下」です。
点々の前に数字があるか、後ろに数字があるかだけ見れば判断しやすいです。

小数と整数の違いも少しだけ覚えておきましょう

マイクラの範囲指定には、大きく分けて、

  • 整数の範囲
  • 小数も使える範囲

があります。

たとえばスコアボードのスコアや経験値レベルは、基本的に整数です。

@s[scores={point=10..}]
@a[level=5..20]

一方で、Java版の distance などは小数も使えます。

@a[distance=..2.5]

これは2.5ブロック以内のような細かい距離指定に使えます。
ただし、初心者さんが普通にコマンドブロックを作るなら、まずは整数指定だけで十分です。


3. Java版で距離を指定する書き方:distance

Java版で「近くのプレイヤー」「半径10ブロック以内のMob」みたいな距離指定をする場合は、distance を使います。

基本形はこちらです。

@a[distance=範囲]
@e[distance=範囲]

5ブロック以内のプレイヤーを対象にする

@a[distance=..5]

これは、5ブロック以内の全プレイヤーです。

実際のコマンド例はこちら。

/effect give @a[distance=..5] minecraft:glowing 5 0 true

コマンド実行地点から5ブロック以内のプレイヤーに発光を付けます。
検知装置のテストに使いやすいです。

5ブロック以上離れたプレイヤーを対象にする

@a[distance=5..]

これは、5ブロック以上離れた全プレイヤーです。

/title @a[distance=5..] actionbar {"text":"もっと近づいてください"}

ショップや受付のような装置で、離れている人に案内を出す時に使えます。

5~10ブロックの間だけを対象にする

@a[distance=5..10]

これは、5ブロック以上10ブロック以下です。

/execute as @a[distance=5..10] run say 5~10ブロックの範囲にいます

近すぎる人は除外して、少し離れた範囲だけ検知したい時に使えます。

ぴったり5ブロックは、あまり実用的ではありません

@a[distance=5]

これは、ちょうど5ブロックの距離を指定する書き方です。

ただ、実際のゲーム内ではプレイヤーの位置が小数座標で動くため、ぴったり指定はかなり扱いづらいです。
普通の装置づくりなら、

@a[distance=..5]
@a[distance=4..6]

のように、少し余裕を持たせた方が安定します。

Java版のdistanceで覚えること

Java版では、まずこれだけ覚えておけば大丈夫です。

@a[distance=..5]      # 5ブロック以内
@a[distance=5..]      # 5ブロック以上
@a[distance=5..10]    # 5~10ブロック

また、distanceコマンドを実行した場所を基準にします。
コマンドブロックなら、基本的にはそのコマンドブロックの位置が基準です。

基準地点を変えたい場合は、xyz を一緒に使います。

@a[x=100,y=64,z=100,distance=..5]

これは、座標100 64 100から5ブロック以内のプレイヤーを対象にします。

xyz だけを書いても、その座標にいる人だけを絞るわけではありません。
あくまで、距離や並び順の基準位置を変えるための指定です。ここは間違えやすいので注意してくださいね。


4. 統合版で距離を指定する書き方:r・rm

統合版では、Java版の distance は基本的に使いません。
距離指定には、主に rrm を使います。

  • r:最大距離
  • rm:最小距離

と覚えてください。

5ブロック以内のプレイヤーを対象にする

@a[r=5]

これは、5ブロック以内の全プレイヤーです。

/effect @a[r=5] speed 5 1 true

統合版で近くのプレイヤーに移動速度上昇を付ける例です。

5ブロック以上離れたプレイヤーを対象にする

@a[rm=5]

これは、5ブロック以上離れた全プレイヤーです。

Java版の、

@a[distance=5..]

に近い意味ですね。

5~10ブロックの間だけを対象にする

@a[rm=5,r=10]

これは、5ブロック以上10ブロック以下です。

Java版なら、

@a[distance=5..10]

に相当します。

Java版と統合版の距離指定はこう対応します

距離指定だけ見ると、対応関係はかなり分かりやすいです。

やりたいこと Java版 統合版
5ブロック以内 @a[distance=..5] @a[r=5]
5ブロック以上 @a[distance=5..] @a[rm=5]
5~10ブロック @a[distance=5..10] @a[rm=5,r=10]
座標を基準に5ブロック以内 @a[x=0,y=64,z=0,distance=..5] @a[x=0,y=64,z=0,r=5]


統合版でJava版の記事を参考にする時は、ここを変換すればだいたい読み替えできます。

注意!
Java版の記事にある distance=..10 を統合版でそのまま入れても動かないことがあります。
統合版では r=10rm=5 のように書く、と覚えておきましょう。


5. スコアボードで数値範囲を指定する書き方

次は、スコアボードの数値範囲です。

ミニゲームやショップ、クエスト判定を作るなら、ここはかなり重要です。

スコアボードでは、scores={} の中に範囲を書きます。

@a[scores={point=10..}]

これは、pointというスコアが10以上のプレイヤーです。

まずスコアボードを作る

例として、point というスコアを作ります。

Java版:

/scoreboard objectives add point dummy

統合版:

/scoreboard objectives add point dummy

このあたりは、基本的な作り方は似ています。

スコアが10以上のプレイヤー

@a[scores={point=10..}]

実用例:

/title @a[scores={point=10..}] title {"text":"クリア!","color":"gold"}

Java版で、pointが10以上のプレイヤーにクリア表示を出す例です。

統合版ならタイトルコマンドの書式が少し違いますが、対象指定の考え方は同じです。

/title @a[scores={point=10..}] title クリア!

スコアが10以下のプレイヤー

@a[scores={point=..10}]

これは、pointが10以下です。

/execute as @a[scores={point=..10}] run say まだ10点以下です

スコアが5~10のプレイヤー

@a[scores={point=5..10}]

これは、pointが5以上10以下です。

/execute as @a[scores={point=5..10}] run say 5点から10点の範囲です

複数のスコア条件を同時に見る

スコア条件は、複数まとめて書けます。

@a[scores={point=10..,coin=5..}]

これは、

  • pointが10以上
  • coinが5以上

この両方を満たすプレイヤーです。

つまり、カンマで並べた条件は全部満たす必要があります。

/execute as @a[scores={point=10..,coin=5..}] run say 条件達成です

ショップで、

  • レベルが足りている
  • お金も足りている

みたいな判定を作る時に便利ですね。

統合版では「!」で除外できる場面があります

統合版では、スコア条件で ! を使って「その範囲ではない」という指定ができます。

@a[scores={point=!10}]

これは、pointにスコアがあり、10ではないプレイヤーです。

@a[scores={point=!10..20}]

これは、pointにスコアがあり、10~20ではないプレイヤーです。

スコアがまだ設定されていないプレイヤーまで拾うわけではないので、未設定も含めたい場合は別の処理でスコアを初期化しておくと分かりやすいです。

Java版でも一部のセレクター引数では ! による除外が使えますが、scores の値では統合版と同じ感覚で ! を使えません。初心者さんはまず通常の範囲指定から使うのがおすすめです。


6. 経験値レベルを範囲指定する書き方

プレイヤーの経験値レベルを条件にしたい場合も、範囲指定が使えます。

ただし、ここもJava版と統合版で書き方が違います。

Java版:levelを使う

Java版では level を使います。

@a[level=10..]

これは、経験値レベル10以上のプレイヤーです。

@a[level=..10]

これは、経験値レベル10以下のプレイヤーです。

@a[level=10..30]

これは、経験値レベル10以上30以下のプレイヤーです。

実用例:

/give @a[level=30..] minecraft:diamond 1

経験値レベル30以上のプレイヤーにダイヤモンドを1個渡す例です。

統合版:l・lmを使う

統合版では、経験値レベルの範囲指定に llm を使います。

  • l:最大レベル
  • lm:最小レベル

です。

@a[lm=10]

これは、経験値レベル10以上です。

@a[l=10]

これは、経験値レベル10以下です。

@a[lm=10,l=30]

これは、経験値レベル10以上30以下です。

経験値レベル指定の早見表

やりたいこと Java版 統合版
レベル10以上 @a[level=10..] @a[lm=10]
レベル10以下 @a[level=..10] @a[l=10]
レベル10~30 @a[level=10..30] @a[lm=10,l=30]
レベル10ぴったり @a[level=10] @a[lm=10,l=10]


体験談
統合版の llm は最初かなり混乱します。
筆者は「lが下限かな?」と思って逆に書いていました。
lは最大、lmは最小と覚えておくとミスが減ります。


7. x・y・z・dx・dy・dzで四角い範囲を指定する方法

丸い範囲ではなく、四角い範囲・直方体の範囲を作りたい時は、xyzdxdydz を使います。

距離指定の distancer は、だいたい球状・半径のイメージです。
一方で、dxdydz は、四角い箱の範囲を作るイメージです。

基本形

@a[x=0,y=64,z=0,dx=10,dy=5,dz=10]

これは、座標 0 64 0 を起点にして、

  • X方向に10
  • Y方向に5
  • Z方向に10

の箱を作り、その中にいるプレイヤーを対象にします。

Java版・統合版どちらでも使う形

@a[x=100,y=64,z=100,dx=5,dy=3,dz=5]

このように、建物の入口やアスレチックのゴール範囲など、四角い判定エリアを作る時に便利です。

/execute as @a[x=100,y=64,z=100,dx=5,dy=3,dz=5] run say エリア内にいます

※統合版では、x=100 のように整数で座標を書くと、内部的にブロック中心寄りの位置として扱われます。境界をJava版とできるだけそろえたい場合は、x=100.0,y=64.0,z=100.0 のように小数で書くと分かりやすいです。

dx・dy・dzは「半径」ではありません

ここがかなり重要です。

@a[x=0,y=64,z=0,dx=10,dy=5,dz=10]

これは、座標 0 64 0 を中心にして前後左右10ブロック、ではありません。

起点から指定方向に伸ばす箱です。

つまり、dx=10 は「X方向に10広げる」という意味です。
x=0 を中心として -10~+10 を見てくれるわけではないので注意してください。

マイナス方向に広げたい場合

マイナス方向を見たい場合は、dxdydz にマイナス値を使います。

@a[x=100,y=64,z=100,dx=-10,dy=3,dz=-10]

このように、起点からマイナス方向へ箱を伸ばすこともできます。

ただ、初心者さんが作る時は、最初からマイナス指定を使うより、範囲の一番小さい座標を起点にする方が分かりやすいです。

たとえば、X座標100~110、Y座標64~67、Z座標100~110を見たいなら、こうです。

@a[x=100,y=64,z=100,dx=10,dy=3,dz=10]

この書き方の方が、後から見直しても理解しやすいです。

dxだけを書くと他の軸は0扱いになる

これもミスしやすいです。

@a[x=0,y=64,z=0,dx=10]

この場合、dydz を省略しているため、かなり細い範囲になります。

普通は、四角い範囲を作るなら、

@a[x=0,y=64,z=0,dx=10,dy=5,dz=10]

のように、dx・dy・dzを3つセットで書くのがおすすめです。

distanceとdx系は使い分ける

かなり実用寄りに言うと、

  • プレイヤーから近いかどうかを見る → distance / r
  • 部屋・入口・ゴール判定を見る → dx,dy,dz

この使い分けで大丈夫です。

筆者は、ショップや村人交易所みたいな「近づいたら反応する」装置には距離指定、アスレチックのゴールや建物の範囲判定には dx,dy,dz を使うことが多いです。


8. limit・sort・cで人数や対象数を絞る方法

範囲指定と一緒によく使うのが、対象数の制限です。

たとえば、

  • 近い人1人だけ
  • 遠い人3人だけ
  • ランダムで2人だけ

みたいな指定ですね。

ここもJava版と統合版で書き方が違います。

Java版:limit・sortを使う

Java版では、limitsort を使います。

@a[limit=1,sort=nearest]

これは、一番近いプレイヤー1人です。

@a[limit=3,sort=nearest]

これは、近い順に3人です。

@a[limit=2,sort=random]

これは、ランダムで2人です。

@a[limit=1,sort=furthest]

これは、一番遠いプレイヤー1人です。

統合版:cを使う

統合版では、c を使います。

@a[c=1]

これは、近い順に1人です。

@a[c=3]

これは、近い順に3人です。

@a[c=-1]

これは、遠い順に1人です。

c にマイナス値を入れると、遠い方から選ばれるイメージですね。
統合版でランダムに選びたい場合は、@r[c=2] のように @r と組み合わせます。Java版の sort=random と同じ書き方にはならないので、複雑なミニゲームでは実際にテストしてから使ってください。

範囲指定と組み合わせる例

Java版:近くにいるプレイヤーの中から1人だけ選ぶ

@a[distance=..10,limit=1,sort=nearest]

統合版:近くにいるプレイヤーの中から1人だけ選ぶ

@a[r=10,c=1]

これで、10ブロック以内の一番近いプレイヤーを対象にできます。

ショップやNPC風の装置で、近くの1人にだけメッセージを出したい時に便利です。


9. よく使う範囲指定の実用例

ここからは、実際に使いやすい入力例をまとめます。

コピペしてから、座標やスコア名だけ自分のワールド用に変えてくださいね。

近くのプレイヤーを検知する

Java版:

/execute as @a[distance=..5] run say 近くにいます

統合版:

/execute as @a[r=5] run say 近くにいます

5ブロック以内にいるプレイヤーを検知します。
まず最初のテストは、この形が分かりやすいです。

近すぎるプレイヤーだけ警告する

Java版:

/title @a[distance=..2] actionbar {"text":"近すぎます","color":"red"}

統合版:

/title @a[r=2] actionbar 近すぎます

アスレチックやミニゲームの開始地点で、立ち位置調整に使えます。

10点以上でクリア判定する

Java版:

/execute as @a[scores={point=10..}] run title @s title {"text":"クリア!","color":"gold"}

統合版:

/execute as @a[scores={point=10..}] run title @s title クリア!

point が10以上になったプレイヤーをクリア扱いにする例です。

所持金が足りる人だけ購入処理する

スコア coin が20以上の人だけを対象にします。

Java版:

/execute as @a[scores={coin=20..}] run give @s minecraft:bread 1

統合版:

/execute as @a[scores={coin=20..}] run give @s bread 1

実際のショップにするなら、この後に coin を20減らす処理も必要です。
まずは「条件を満たした人だけにアイテムを渡す」ところから作ると分かりやすいですね。

レベル30以上のプレイヤーだけ対象にする

Java版:

/give @a[level=30..] minecraft:emerald 1

統合版:

/give @a[lm=30] emerald 1

エンチャント施設や、経験値ショップのような装置に使えます。

指定した四角いエリア内に入ったら反応する

Java版・統合版共通の考え方:

/execute as @a[x=100,y=64,z=100,dx=5,dy=3,dz=5] run say エリアに入りました

座標 100 64 100 を起点にした四角い範囲内にいるプレイヤーを検知します。
アスレチックのゴール判定、建物の入室判定、イベント会場の範囲判定に使いやすいです。

特定範囲内のアイテムだけ消す

Java版:

/kill @e[type=item,distance=..10]

統合版:

/kill @e[type=item,r=10]

10ブロック以内のドロップアイテムを消す例です。
サーバーやワールドの軽量化目的で使うことがありますが、必要なアイテムまで消えるので注意してください。

特定範囲内のゾンビだけ消す

Java版:

/kill @e[type=minecraft:zombie,distance=..20]

統合版:

/kill @e[type=zombie,r=20]

20ブロック以内のゾンビだけを対象にします。
@e は全エンティティ対象なので、必ず type= で絞る癖をつけましょう。

注意!
@e[distance=..20]@e[r=20] だけで /kill すると、近くのMob・アイテム・乗り物なども巻き込みます。
特定のMobだけ消したい場合は、必ず type=zombie のように対象を絞ってくださいね。


10. Java版と統合版の書き方の違い早見表

Java版の記事を見ながら統合版で作る時、または統合版の動画を見ながらJava版で作る時は、セレクター引数の名前で混乱しやすいです。

よく使うものだけ、対応表にしました。

内容 Java版 統合版 メモ
距離 distance=..10 r=10 10ブロック以内
距離の下限 distance=10.. rm=10 10ブロック以上
経験値レベル level=10..30 lm=10,l=30 10~30レベル
ゲームモード gamemode=survival m=survival サバイバルの人だけ
対象数 limit=1,sort=nearest c=1 近い1人
遠い対象 limit=1,sort=furthest c=-1 遠い1人
スコア scores={point=10..} scores={point=10..} 10点以上
四角い範囲 x,y,z,dx,dy,dz x,y,z,dx,dy,dz 直方体エリア
NBT指定 nbt={...} 基本不可 Java版向け
アイテム所持指定 別系統のコマンドで対応 hasitem={...} 統合版向け


Java版で特に注意すること

Java版では、セレクター引数や値の大文字・小文字に注意してください。

@e[type=zombie]

はOKですが、

@e[Type=Zombie]

のように書くと、基本的にはうまくいきません。

また、Java版では @e[ の間に空白を入れないようにしましょう。

@e[type=zombie]

これはOKです。

@e [type=zombie]

これは意図通りに読まれない場合があります。

統合版で特に注意すること

統合版は、Java版より短い名前の引数が多いです。

  • r
  • rm
  • l
  • lm
  • m
  • c

このあたりは、Java版の記事をコピペすると詰まりやすい場所です。
特に、距離指定の distance は統合版では r / rm に読み替える、と覚えてください。


11. Java版1.21.11以降で見ておきたい変更点

Java版1.21.11では、コマンド関連として、stopwatch コマンドや /execute if|unless stopwatch <id> <range> のような書き方が追加されています。

つまり、1.21.11以降では、リアル時間を測る stopwatch に対しても、

..10
10..
10..30

のような範囲指定の考え方が出てきます。

たとえば、概念としては、

/execute if stopwatch example:timer ..10 run say 10秒以内です

のように、一定時間以内かどうかを範囲で判定する方向の使い方です。

ただし、この記事で中心に扱っている、

  • distance=..5
  • scores={point=10..}
  • level=5..20
  • x,y,z,dx,dy,dz

といった基本の範囲指定そのものは、Java版1.21系列でも引き続きよく使う基礎です。

旧Java版の記事を見る時の注意

古いJava版、特に1.12.2以前のコマンド記事を見ると、現在のJava版とは違う書き方が出てくることがあります。

たとえば、昔の記事では距離や対象数の指定が現在と違う表記で説明されている場合があります。

現在のJava版で作るなら、基本的には、

@a[distance=..10]
@a[limit=1,sort=nearest]
@a[gamemode=survival]

のような、1.13以降の書き方で考えるのが安全です。

筆者メモ
マイクラのコマンドは、古い記事も検索に残りやすいです。
「Java版1.12対応」「旧コマンド」などと書かれている記事は、今のJava版ではそのまま動かないことがあります。
コマンド記事を見る時は、対応バージョンを必ず確認しましょう。


12. よくある失敗とチェックポイント

ここまでの内容を見ても動かない場合は、下記を確認してみてください。

1. Java版なのに統合版の書き方を入れている

Java版でこれは基本的に使いません。

@a[r=10]

Java版なら、こうです。

@a[distance=..10]

逆に、統合版でこれは動かない場合があります。

@a[distance=..10]

統合版なら、こうです。

@a[r=10]

2. 5....5 を逆にしている

ここは本当に間違えやすいです。

5..   # 5以上
..5   # 5以下

数字が左にあるなら下限、数字が右にあるなら上限です。

3. x,y,z だけで範囲指定したつもりになっている

これは初心者さんがかなりやりがちです。

@a[x=100,y=64,z=100]

これだけでは、「その座標にいる人だけ」という意味にはなりません。

距離で見るなら、こうです。

@a[x=100,y=64,z=100,distance=..5]

四角い範囲で見るなら、こうです。

@a[x=100,y=64,z=100,dx=5,dy=3,dz=5]

4. dx,dy,dz を中心からの半径だと思っている

dx,dy,dz は半径ではありません。
起点からどれだけ箱を伸ばすかです。

中心から左右に10ブロック見たい場合、dx=10 だけでは足りません。
その場合は、起点を左端・下端・手前側にずらして、そこから箱を作ると安定します。

5. @e を広く使いすぎている

@e はプレイヤー、Mob、アイテム、乗り物など、かなり広い対象を含みます。

/kill @e[distance=..10]

これは危険です。
必要なものまで巻き込む可能性があります。

ゾンビだけなら、

/kill @e[type=minecraft:zombie,distance=..10]

Java版ではこのように対象を絞りましょう。

統合版なら、

/kill @e[type=zombie,r=10]

です。

6. Java版で大文字小文字を間違えている

Java版では、引数名やIDの大文字小文字に注意しましょう。

@e[type=zombie]

のように、小文字で書くのが基本です。

@e[Type=Zombie]

のような書き方は避けましょう。

7. 統合版で llm を逆にしている

統合版の経験値レベル指定は、

l  = 最大
lm = 最小

です。

レベル10以上なら、

@a[lm=10]

レベル10以下なら、

@a[l=10]

ここは、かなり間違えやすいので要チェックです。


13. まとめ

以上、マイクラのコマンドで使う範囲指定・数値範囲・上限下限の書き方を解説しました。

要点を整理すると、

  • 5..5以上
  • ..55以下
  • 5..105以上10以下
  • Java版の距離指定は distance=..5
  • 統合版の距離指定は r=5、下限は rm=5
  • スコア指定は scores={point=10..} のように書く
  • 四角い範囲は x,y,z,dx,dy,dz を使う

このあたりを押さえておけば、コマンドブロックの検知装置やミニゲームづくりがかなり楽になります。

特に、

@a[distance=..5]
@a[scores={point=10..}]
@a[x=100,y=64,z=100,dx=5,dy=3,dz=5]

この3パターンは本当によく使います。

最初から難しいコマンドを組もうとせず、まずは saytitle で反応を確認しながら作ると失敗しにくいです。

では、本日はここまでで終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
柚子クラでは他にもマイクラの便利コマンドや装置づくりを紹介しているので、是非ご覧くださいね(^^♪


14. 引用・参考文献

この記事を書くにあたり、以下の公式ドキュメント・コミュニティWikiを参考にしています。