【マイクラ】wsserverコマンドの使い方・構文・WebSocket接続を解説【統合版】

この記事はマイクラ統合版・Minecraft Education向けのコマンド解説です
Java版では/wsserverコマンドは使えません
統合版1.21.60以降は、設定でwsserverを有効化する必要があります
WebSocketサーバー側の実装が必要なので、普通のサバイバル攻略コマンドとは少し毛色が違います

こんにちは。ゆずかきです。

マイクラ統合版のコマンドを調べていると、たまに/wsserverとか/connectというコマンドを見かけることがあります。

ただ、普通にサバイバルを遊んでいるだけだと、まず使いません。
「何に使うの?」
「入力しても接続できないんだけど、どういう仕組み?」
「WebSocketって書いてあるけど、マイクラで何ができるの?」
…という感じで、説明を読んでも少し分かりにくいタイプのコマンドだと思います。

結論から言うと、/wsserverマイクラ統合版から外部のWebSocketサーバーへ接続するためのコマンドです。
普通のプレイヤー向けというより、プログラムや教育用ツールとマイクラを連携させるための開発者寄りコマンドですね。

この記事では、/wsserverコマンドの使い方・構文・接続できない時のチェックポイントを、初心者さんでも追いやすいように整理して解説していきます。

※本記事はマイクラ統合版のコマンド仕様を前提にしています。
※WebSocketサーバー側の細かいプログラム実装は、環境差が大きいため概要中心で解説します。
※統合版の設定名や表示はアップデート・端末・言語設定により変わる可能性があります。


目次

1. wsserverコマンドとは
2. 対応エディションと使う前の前提条件
3. wsserverコマンドの構文と引数
4. 実際の接続手順:WebSocketサーバーへつなぐ流れ
5. /wsserver/connectの違い
6. 統合版1.21.60以降で注意すべき変更点
7. ローカル接続で詰まりやすいポイント
8. 接続できない時のチェックポイント
9. wsserverコマンドで何ができる?
10. 普通のサバイバル勢が使うべきコマンド?
11. よくある質問
12. まとめ
13. 参考文献

この記事で分かること
・マイクラ統合版の/wsserverコマンドの意味
/connectとの違い
・WebSocket接続に必要な前提設定
・接続できない時に見るべきポイント

それでは、やっていきましょう!


1. wsserverコマンドとは

/wsserverは、マイクラ統合版からWebSocketサーバーへ接続するためのコマンドです。

ここで大事なのは、マイクラ側がサーバーになるのではなく、マイクラ側が外部のWebSocketサーバーへ接続しに行くという点です。

普通のマルチプレイサーバー接続とは違います。
/wsserverでつなぐ相手は、プレイヤーが遊ぶマイクラサーバーではなく、コマンドやイベントをやり取りするためのWebSocketサーバーです。

かなり簡単に言うと、こんなイメージですね。

  • マイクラ統合版を起動する
  • 別でWebSocketサーバーを起動する
  • マイクラのチャット欄で/wsserverを入力する
  • マイクラと外部プログラムが接続される
  • 外部プログラムからマイクラのイベントを受け取ったり、コマンドを送ったりできる

つまり、/wsserver外部ツールとマイクラをつなぐ橋渡し役です。

たとえば、教育用のプログラミング教材、MakeCode系の学習環境、独自のチャット連携、外部プログラムからのコマンド実行などで使われることがあります。

ただし、サバイバルで「ダイヤを出す」「村人を召喚する」「天候を変える」みたいに、単体で何かをするコマンドではありません。
/wsserver単体で入力しても、接続先となるWebSocketサーバーが無ければ基本的には意味がないです。

ここ重要です
/wsserverは、マイクラ内で完結する便利コマンドではなく、外部プログラムと連携するためのコマンドです。


2. 対応エディションと使う前の前提条件

/wsserverは、主に統合版(Bedrock Edition)とMinecraft Education向けのコマンドです。
Java版の通常プレイでは使えません。

マイクラJava版でチャット欄に/wsserverと入力しても、同じようには動かないので注意してくださいね。

項目 内容 注意点
対応エディション 統合版・Minecraft Education Java版では通常使用不可
別名コマンド /connect /wsserverと同じ用途
必要権限 管理者権限相当 ワールド設定・権限に注意
チート 有効化が必要 実績解除が無効になる場合あり
コマンドブロック 統合版では基本的に非対応 チャット欄から使う想定


最低限、次の準備が必要です。

  • マイクラ統合版、またはMinecraft Educationを使う
  • ワールドでチートを有効化する
  • 自分にコマンドを使える権限がある
  • 接続先のWebSocketサーバーを先に起動しておく
  • 統合版1.21.60以降では、一般設定側でwsserverを有効化しておく

特に初心者さんが詰まりやすいのは、WebSocketサーバーを起動していない状態でコマンドだけ入力してしまうことです。

/wsserverは接続コマンドなので、接続先が無ければ当然つながりません。
ここは普通のマイクラコマンドと感覚が違うので、最初に押さえておきましょう。


3. wsserverコマンドの構文と引数

/wsserverの基本構文は次の通りです。

/wsserver <serverUri>

別名の/connectを使う場合は、次のように入力します。

/connect <serverUri>

serverUriには、接続したいWebSocketサーバーのURIを入れます。
ローカルPCでWebSocketサーバーを動かしている場合は、たとえば次のような形です。

/wsserver ws://127.0.0.1:19131

または、環境によっては次のように書く例もあります。

/connect localhost:19131

127.0.0.1localhostは、かなり簡単に言うと今使っている自分の端末自身を指します。
つまり、同じパソコン上でWebSocketサーバーを起動している時に使う指定ですね。

一方、別の端末やサーバーでWebSocketサーバーを動かしているなら、次のようにIPアドレスやドメインを指定します。

/wsserver ws://192.168.1.50:19131

また、暗号化されたWebSocketを使う場合はwss://から始まるURIになることがあります。

/wsserver wss://example.com:443

ただし、初心者さんが最初に試すなら、まずは自分のPC内でローカル接続から始めるのが分かりやすいです。
いきなり外部サーバー・暗号化・ファイアウォール・ルーター設定まで絡めると、失敗した時の原因が分かりにくくなります。

コマンド早見表

やりたいこと 入力例 補足
ローカルのWebSocketサーバーへ接続 /wsserver ws://127.0.0.1:19131 同じPCで試す時の基本形
別名コマンドで接続 /connect ws://127.0.0.1:19131 /wsserverと同じ用途
LAN内の別端末へ接続 /wsserver ws://192.168.1.50:19131 IPアドレスは環境に合わせる
暗号化された接続 /wsserver wss://example.com サーバー側の対応が必要
切断 /wsserver "" 空文字列で切断する仕様。ただし環境差があるため、サーバー側終了や再起動で確認する方が分かりやすい場合あり


注意!
serverUriは、ただの文字列ではなく「どこへ接続するか」を示す情報です。
ポート番号やws://の有無、暗号化設定が合っていないと接続できません。


4. 実際の接続手順:WebSocketサーバーへつなぐ流れ

ここでは、/wsserverを使う時の流れを、できるだけ実際の作業順に近い形で整理します。

1. WebSocketサーバーを先に起動する

まず、マイクラ側ではなく接続先のWebSocketサーバーを起動します。

ここでいうWebSocketサーバーとは、Node.js、Python、Goなどで作った外部プログラムのことです。
マイクラ専用のライブラリやサンプルを使う場合もあります。

初心者さんが混乱しやすいのですが、/wsserverは「サーバーを作るコマンド」ではありません。
すでに起動しているWebSocketサーバーへ、マイクラが接続しに行くコマンドです。

そのため、先に外部プログラム側で「待ち受け状態」にしておく必要があります。

2. マイクラ統合版のワールドを開く

次に、マイクラ統合版でワールドを開きます。
この時、コマンドを使うためにチートが有効になっている必要があります。

新規ワールドで試す場合は、失敗しても困らない検証用ワールドを作るのがおすすめです。
普段遊んでいるサバイバルワールドでいきなり試すと、実績が無効になったり設定変更で混乱したりするので、最初は別ワールドが安心です。

3. チャット欄でコマンドを入力する

WebSocketサーバー側が起動できたら、マイクラのチャット欄で次のように入力します。

/wsserver ws://127.0.0.1:19131

または、別名の/connectでも大丈夫です。

/connect ws://127.0.0.1:19131

接続に成功すると、マイクラ側に接続成功のメッセージが出ることがあります。
同時に、WebSocketサーバー側のコンソールにも接続ログが表示されるはずです。

この時点で、マイクラと外部プログラムの間に通信ルートができた状態になります。

4. サーバー側からイベント購読やコマンド送信を行う

接続した後は、サーバー側のプログラムからマイクラのイベントを購読したり、コマンドを送信したりします。

たとえば、考え方としては次のようなことができます。

  • プレイヤーのチャットを外部プログラムで受け取る
  • 外部プログラムからマイクラ内へコマンドを送る
  • 特定のイベントが起きたらログを残す
  • 教育用ツールと連携してプログラミング学習に使う

ただし、この部分は/wsserverコマンドだけでは完結しません。
WebSocket側のプログラムが、マイクラの通信形式に合わせて処理する必要があります。

体験的に大事な考え方
/wsserverでつながっただけでは、まだ「線がつながった」だけです。
実際に何かを動かすには、WebSocketサーバー側の処理が必要になります。


5. /wsserver/connectの違い

/wsserverには、/connectという別名コマンドがあります。

使い方としては、同じと考えて大丈夫です。

/wsserver ws://127.0.0.1:19131
/connect ws://127.0.0.1:19131

どちらも、指定したWebSocketサーバーへ接続するために使います。

名前の分かりやすさで言えば、初心者さんには/connectの方が直感的かもしれません。
一方で、何に接続しているのかまで意識するなら、/wsserverの方が「WebSocketサーバーへ接続するコマンド」と分かりやすいです。

個人的には、記事やメモで残すなら/wsserver、実際の入力では短くて分かりやすい/connectでもOK、くらいの感覚で良いと思います。

ただし、どちらを使っても前提条件は同じです。

  • チートが必要
  • コマンド権限が必要
  • WebSocketサーバーが先に起動している必要あり
  • 統合版1.21.60以降ではwsserver設定を有効化する必要あり
  • 暗号化設定が合っていないと接続できない場合あり

/connectと入力したからといって、普通のマルチプレイサーバーへ入れるわけではありません。
ここを誤解するとかなり混乱します。

まとめると
/wsserver/connectは、どちらもWebSocket接続用。
普通のマルチプレイ参加コマンドではありません。


6. 統合版1.21.60以降で注意すべき変更点

/wsserverを調べる時に一番注意したいのが、古い解説記事と現在の統合版で挙動が変わっている可能性があることです。

特に、統合版1.21.60の変更点として、次の2つはかなり重要です。

  • wsserverコマンドがデフォルトで無効化
  • WebSocket暗号化が全プラットフォームでデフォルト有効化

つまり、古い記事の通りに/connect localhost:3000と入力しても、現在の環境ではそのまま繋がらないことがあります。

wsserverが無効なら、一般設定から有効化する

統合版1.21.60以降では、wsserverコマンドが初期状態で無効になっています。
そのため、設定の一般項目からwsserver関連の項目を有効化してください。

設定名はバージョンや言語設定で変わる可能性がありますが、英語表記では「Enable wsserver」のような項目として扱われることがあります。

コマンドを入力しても構文以前に使えない場合は、まずここを確認しましょう。

WebSocket暗号化設定も確認する

もう1つ大事なのが、WebSocket暗号化です。

統合版では、暗号化されたWebSocket接続を要求する設定があります。
この設定が有効な状態で、暗号化に対応していない簡易的なWebSocketサーバーへ接続しようとすると、接続はできても通信が成立しない、あるいはエラーになることがあります。

初心者向けのサンプルプログラムは、暗号化なしのws://接続を前提にしているものもあります。
その場合、マイクラ側の暗号化要求とサーバー側の対応状況がズレると失敗します。

古い解説を見る時の注意点
「昔はこの手順で繋がった」という記事でも、現在の統合版ではwsserver有効化とWebSocket暗号化設定が追加で必要になる場合があります。

変更点まとめ

確認ポイント 昔の解説で省略されがちな理由 現在見るべきところ
wsserver有効化 以前は初期状態で使えた環境があったため 一般設定で有効化されているか
WebSocket暗号化 簡易サンプルは非暗号化前提が多いため 暗号化要求とサーバー対応が合っているか
チート設定 開発用ワールドでは最初からONにしていることが多いため ワールド設定でチートが有効か
接続先URI localhostだけで説明されることが多いため ws://127.0.0.1:ポート番号でも試す


ここを押さえておくだけで、/wsserverの接続失敗はかなり原因を切り分けやすくなります。


7. ローカル接続で詰まりやすいポイント

/wsserverで一番試しやすいのは、同じPC内でWebSocketサーバーを起動して、マイクラ統合版から接続する方法です。

ただし、ローカル接続でも意外と詰まります。
特にWindows版統合版では、アプリの通信制限やファイアウォール、暗号化設定などが絡むためです。

localhostで駄目なら127.0.0.1を試す

ローカル接続では、次のようにlocalhostを使う例をよく見ます。

/connect localhost:19131

これで繋がる環境もあります。
ただ、うまくいかない時は、次のように127.0.0.1で試してみてください。

/wsserver ws://127.0.0.1:19131

localhost127.0.0.1も、自分の端末自身を指すための指定です。
ただし、アプリ側の扱いやネットワーク設定によって、片方だけ上手くいかないことがあります。

Windows版ではループバック制限も確認する

Windows版の統合版で、同じPC内のWebSocketサーバーへ接続する場合は、UWPアプリのループバック制限で止まることがあります。

この場合は、管理者権限のPowerShellやコマンドプロンプトで、Minecraftにローカル接続を許可する必要があります。
入力例は次の通りです。

CheckNetIsolation LoopbackExempt -a -n="Microsoft.MinecraftUWP_8wekyb3d8bbwe"

Minecraft Previewで試している場合は、アプリ名が変わることがあります。
通常版とPreview版を混同していると、設定したつもりでも効かないことがあるので注意してください。

ポート番号が合っているか確認する

次に多いのが、ポート番号ミスです。

WebSocketサーバー側を3000番で起動しているのに、マイクラ側で19131番に接続しようとしても繋がりません。
逆も同じです。

たとえば、サーバー側が3000番で待ち受けているなら、マイクラ側も次のように入力します。

/wsserver ws://127.0.0.1:3000

数字が1つ違うだけで接続できないので、ここはかなり基本ですが大事です。

ファイアウォールで止まっていないか確認する

WebSocketサーバーを起動しても、ファイアウォールが通信を止めている場合があります。

特に初回起動時にWindowsのセキュリティ確認が出た場合、拒否してしまうとローカル通信やLAN内通信が通らないことがあります。

接続できない時は、次の点を確認しましょう。

  • WebSocketサーバーのアプリが通信を許可されているか
  • Windows Defender ファイアウォールでブロックされていないか
  • セキュリティソフトが通信を止めていないか
  • 会社・学校PCの制限で通信が制限されていないか

暗号化なしサーバーなら、暗号化要求を確認する

初心者向けのWebSocketサーバーサンプルは、ws://接続を使うことが多いです。
一方で、マイクラ側が暗号化WebSocketを要求していると、サンプル通りにやっても失敗することがあります。

この場合は、次のどちらかで対応します。

  • マイクラ側の暗号化WebSocket要求を無効化する
  • 暗号化に対応したWebSocketサーバーを使う

最初の検証では、非公開のローカル環境でシンプルに試すのが分かりやすいです。
外部公開サーバーや本番用途で使う場合は、セキュリティを含めて慎重に設計してくださいね。


8. 接続できない時のチェックポイント

/wsserverは、失敗した時に原因が分かりにくいコマンドです。
マイクラ側、WebSocketサーバー側、OS側、ネットワーク側のどこで止まっているかを順番に確認しましょう。

まず見るべきチェックリスト

  • [ ] 統合版、またはMinecraft Educationで試しているか?
  • [ ] Java版で入力していないか?
  • [ ] ワールドのチートは有効か?
  • [ ] 自分にコマンド権限があるか?
  • [ ] 統合版1.21.60以降でwsserverが有効化されているか?
  • [ ] WebSocketサーバーを先に起動しているか?
  • [ ] ポート番号は一致しているか?
  • [ ] localhostで駄目なら127.0.0.1で試したか?
  • [ ] Windows版で同じPC内へ接続する場合、ループバック制限を確認したか?
  • [ ] ws://wss://を間違えていないか?
  • [ ] WebSocket暗号化設定とサーバー側の対応が合っているか?
  • [ ] ファイアウォールやセキュリティソフトに止められていないか?
  • [ ] サーバー側のコンソールに接続ログが出ているか?

この中でも、特に重要なのは次の4つです。

  1. WebSocketサーバーが先に起動しているか
  2. 統合版1.21.60以降のwsserver設定を有効化しているか
  3. 暗号化設定がサーバー側と合っているか
  4. Windows版のローカル接続でループバック制限に引っかかっていないか

ここがズレていると、コマンド構文が正しくても接続できません。

エラー別に考える

コマンド自体が使えない場合

/wsserverを入力してもコマンドとして認識されない、または使えない場合は、まずエディションと設定を確認してください。

  • Java版ではないか
  • チートが無効ではないか
  • 権限が足りていないのではないか
  • 統合版1.21.60以降でwsserverが無効のままではないか

コマンド一覧に出てこない場合は、プレイしている環境側の問題である可能性が高いです。

接続先が見つからない場合

接続先が見つからない場合は、WebSocketサーバー側を見ます。

  • サーバーは本当に起動しているか
  • 待ち受けポートは合っているか
  • 127.0.0.1localhostを入れ替えて試したか
  • Windows版で同じPC内へ接続するなら、ループバック制限を確認したか
  • LAN内の別端末ならIPアドレスは合っているか
  • その端末同士が同じネットワークにいるか

サーバー側のコンソールに何も出ていないなら、そもそも接続が届いていない可能性があります。

接続したように見えるのに動かない場合

接続メッセージは出るのに、イベントが取れない・コマンドが動かない場合は、暗号化やWebSocketプロトコル側の問題を疑いましょう。

/wsserverは接続の入口であって、実際の通信内容はWebSocketサーバー側の実装に依存します。
マイクラ用の通信形式に合わせていない普通のWebSocketサーバーだと、接続だけできても何も起きないことがあります。

よくある勘違い
WebSocketサーバーに接続できた=マイクラを自由に操作できる、ではありません。
イベント購読やコマンド送信の処理まで作って、初めて実用になります。


9. wsserverコマンドで何ができる?

/wsserverでできることは、簡単に言うとマイクラと外部プログラムを連携させることです。
※ここでは分かりやすくするために、実用例として紹介します。

1. チャットイベントを外部で受け取る

WebSocketサーバー側でプレイヤーのチャットイベントを受け取るようにすると、マイクラ内のチャットを外部プログラムに渡せます。

たとえば、次のような使い方が考えられます。

  • チャットログを保存する
  • 特定の言葉に反応して処理する
  • 教育用ワールドで入力内容をチェックする
  • 外部ツール側でマイクラ内の行動を記録する

ただし、プライバシーやログの扱いには注意してください。
マルチプレイで使うなら、参加者に分かる形で運用するべきです。

2. 外部プログラムからコマンドを送る

WebSocketサーバー側から、マイクラへコマンドを送ることもできます。

たとえば、開発用ワールドで次のような処理を自動化できます。

  • 指定位置にブロックを置く
  • 天候や時間を変更する
  • プレイヤーへメッセージを送る
  • 検証用のモブを召喚する
  • 学習用の課題ワールドを制御する

マイクラ内のコマンドと外部プログラムを組み合わせるので、できることの幅はかなり広いです。

ただし、サバイバル攻略というより、開発・教育・検証向けの使い方になります。

3. プログラミング学習に使う

Minecraft EducationやMakeCode系の学習環境では、マイクラとプログラムを連携させて学ぶ形があります。

/wsserver/connectは、そのような「マイクラを教材として使う」場面で出てきやすいです。

ブロックを置く、エージェントを動かす、イベントに反応する、という動作をプログラム側から扱えるため、普通の座学よりも理解しやすいのが魅力ですね。

4. 独自ツール連携に使う

慣れている人なら、独自のWebSocketサーバーを作って、マイクラ統合版と外部ツールを連携できます。

たとえば、次のようなことも考えられます。

  • 検証ワールドの自動セットアップ
  • コマンド実行ログの記録
  • 外部画面からマイクラへ指示を送る
  • デバッグ用のイベント取得
  • 教育用ミニゲームの管理

ただし、WebSocketまわりは公式ドキュメントだけで完結しにくい部分もあります。
コミュニティ製ライブラリやサンプルを参考にしつつ、自分の環境で検証するのが現実的です。


10. 普通のサバイバル勢が使うべきコマンド?

正直に言うと、普通のサバイバル攻略だけなら/wsserverを使う場面はほぼありません。

木を切る、村人交易を整える、トラップを作る、エンチャント装備を作る…。
こういう通常プレイでは、/wsserverの出番はかなり少ないです。

むしろ、チートを有効化する必要があるため、普段のサバイバルワールドで気軽に触るタイプのコマンドではありません。
実績を気にする方は特に注意してください。

/wsserverが向いているのは、次のような人です。

  • マイクラ統合版でプログラミング連携を試したい人
  • Minecraft Educationで学習環境を使う人
  • 外部ツールからマイクラを操作したい人
  • コマンドやアドオン、検証環境を深く触る人
  • WebSocketサーバーを自分で扱える人

一方、次のような目的なら別の方法を使った方が分かりやすいです。

  • サバイバルで素材を集めたい
  • 便利装置を作りたい
  • モブトラップを作りたい
  • コマンド初心者として基本を学びたい
  • Java版で似たようなことをしたい

普通の攻略用途なら、/give/tp/summon/setblock/fillなどの基本コマンドを先に覚えた方が実用的です。

個人的な位置づけ
/wsserverは、サバイバル攻略用というより「マイクラを外部プログラムとつなげるための入口」です。
便利そうに見えますが、使いこなすにはマイクラ外の知識も必要です。


11. よくある質問

Q. /wsserverはJava版でも使えますか?

使えません。
/wsserverは統合版・Minecraft Education向けのコマンドです。
Java版で同じことをしたい場合は、MOD、プラグイン、RCON、外部ツールなど別の仕組みを検討することになります。

Q. /connect/wsserverはどちらを使えば良いですか?

どちらでも大丈夫です。
/connect/wsserverの別名として扱われます。

記事やメモでは/wsserverと書いた方が意味が分かりやすく、実際に入力する時は短い/connectを使う、という使い分けでもOKです。

Q. /wsserverを入力しただけで何か起きますか?

接続先のWebSocketサーバーが起動していなければ、基本的には何もできません。
/wsserverは「接続するためのコマンド」なので、受け側のサーバーが必要です。

Q. localhost127.0.0.1はどちらが良いですか?

同じPC内で試すなら、どちらも候補になります。
ただ、環境によってlocalhostでうまくいかないことがあるため、接続できない時は127.0.0.1も試してください。

入力例は次の通りです。

/wsserver ws://127.0.0.1:19131

Q. Windows版でローカル接続できません

Windows版の統合版では、同じPC内のWebSocketサーバーへ接続する時にループバック制限で止まることがあります。

管理者権限のPowerShellやコマンドプロンプトで、次のようにMinecraftのローカル接続を許可してください。

CheckNetIsolation LoopbackExempt -a -n="Microsoft.MinecraftUWP_8wekyb3d8bbwe"

Minecraft Previewを使っている場合はアプリ名が異なるため、Preview用の指定が必要になることがあります。
設定後は、マイクラを再起動してからもう一度接続を試すと分かりやすいです。

Q. 接続できたのに何も動きません

WebSocketサーバー側で、マイクラ用のイベント購読やコマンド送信の処理が必要です。
普通のWebSocketサーバーを立てただけでは、接続ログが出てもマイクラ内で何かが起きるとは限りません。

「接続」と「操作」は別物として考えましょう。

Q. 切断するにはどうすれば良いですか?

公式仕様上は、空文字列を使って切断できる扱いです。
入力例としては次の形です。

/wsserver ""

ただし、環境によって分かりにくい場合があります。
検証中なら、WebSocketサーバー側を停止する、ワールドを抜ける、マイクラを再起動するなどの方法も含めて確認すると良いです。

Q. Realmsや外部サーバーでも使えますか?

環境や権限、チート設定、サーバー側の対応によって変わります。
少なくとも初心者さんが最初に試すなら、Realmsや公開サーバーではなく、自分のローカル検証用ワールドで試すのがおすすめです。

マルチプレイ環境で使う場合は、権限・ログ・セキュリティ・参加者への説明を必ず意識してください。

Q. 普通のWebSocketサーバーを作ればすぐ動きますか?

接続だけなら確認できることがあります。
ただし、マイクラのイベントを受け取ったりコマンドを送ったりするには、マイクラ側のWebSocket通信形式に合わせた実装が必要です。

そのため、最初はマイクラ統合版向けのサンプルやライブラリを参考にする方が分かりやすいです。


12. まとめ

今回は、マイクラ統合版の/wsserverコマンドについて解説しました。

要点を整理すると、次の通りです。

  • /wsserverは、マイクラ統合版からWebSocketサーバーへ接続するコマンド
  • 別名として/connectも使える
  • Java版では通常使えない
  • チートとコマンド権限が必要
  • WebSocketサーバーを先に起動しておく必要がある
  • 統合版1.21.60以降はwsserver有効化とWebSocket暗号化設定に注意
  • Windows版で同じPC内へ接続する場合は、ループバック制限に注意
  • サバイバル攻略というより、プログラム連携・教育・検証向けのコマンド

/wsserverは、普通のマイクラ攻略コマンドとはかなり立ち位置が違います。
ブロックを出したり、モブを召喚したりするコマンドではなく、マイクラと外部プログラムをつなぐためのコマンドです。

そのため、最初は少し難しく感じると思います。
ただ、仕組みが分かってくると、マイクラを教材にしたり、検証環境を自動化したり、外部ツールと連携したりできる面白い入口になります。

まずは検証用ワールドを作り、ローカルのWebSocketサーバーへ接続するところから試してみてください。

では、本日はここまでで終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
柚子クラでは他にもマイクラ統合版・Java版の仕様解説や便利な遊び方を紹介しているので、ぜひ他の記事もご覧くださいね(^^♪


13. 参考文献

この記事を書くにあたり、以下の公式ドキュメント・海外Wiki・技術資料を参考にしています。