【マイクラ】tellrawコマンドの使い方・構文・JSONメッセージ表示【統合版】

この記事はマイクラ統合版(Bedrock Edition)向けです
Java版のtellrawとはJSONの書き方がかなり違うので注意してください
チャット欄に色付きメッセージ・プレイヤー名・スコアを表示したい方向けに解説します

こんにちは。ゆずかきです。

マイクラ統合版で配布ワールドやミニゲームを作っていると、

「チャット欄に案内メッセージを出したい」
「全員にだけ見えるシステムメッセージを出したい」
「スコアボードの点数をチャットに表示したい」

こういう場面がけっこうあります。

その時に使うのが、今回紹介するtellrawコマンドです。

普通の/sayでもメッセージは出せますが、/sayは発言者名が出たり、細かい表示を作り込みにくかったりします。
一方でtellrawを使えば、色付きの通知・プレイヤー名の表示・スコアボード値の表示などを、チャット欄にかなり自由に出せます。

ただし、最初にひとつだけ注意です。

統合版のtellrawは、Java版のtellrawと同じ感覚で書くとかなり高確率で失敗します。

特に、Java版でよく見るcolorclickEventのような書き方を、そのまま統合版に持ってきても動きません。
統合版では、基本的に{"rawtext":[...]}という形で書き、色付けは§a§cのような装飾コードを使います。

この記事では、マイクラ統合版でtellrawを使うための基本構文から、実用例、よくあるエラー対策まで順番に整理していきますね。

この記事を読めば、次のことが出来るようになります。

  • 統合版のtellrawコマンドの基本構文が分かります👍
  • 色付きメッセージや改行メッセージを作れるようになります👌
  • プレイヤー名やスコアボードの値をチャット欄に表示できます(^^♪

それでは、やっていきましょう!

※本記事はマイクラ統合版26.23時点の公開仕様と、Microsoft LearnのBedrock向けRaw Message JSON資料を前提にしています。
※tellraw本体の構文は、統合版26.23時点の公開資料上では大きな変更は確認していません。
※ただし、今後のアップデートでコマンド仕様が変わる可能性はあるため、動かない場合は記事末尾の参考文献もあわせて確認してください。


目次

1. tellrawコマンドとは
2. tellrawの基本構文
3. まずはHello Worldを表示する
4. 色付きメッセージを表示する
5. 複数の文章をつなげて表示する
6. プレイヤー名を表示するselectorの使い方
7. スコアボードの値を表示するscoreの使い方
8. translateとwithの使い方
9. コマンドブロックでtellrawを使う方法
10. Java版tellrawとの違い
11. tellrawが動かない時のチェックポイント
12. よく使うtellrawコマンド例まとめ
13. まとめ
14. 参考文献

この記事で分かること
・マイクラ統合版のtellrawコマンドの使い方
・rawtext JSONの基本構文
・色付きメッセージ、プレイヤー名、スコア表示の作り方
・コマンドブロックで使う時の注意点


1. tellrawコマンドとは

tellrawとは、指定したプレイヤーのチャット欄にJSON形式のメッセージを送るコマンドです。

普通のチャットや/sayと違い、表示内容をある程度自由に作れます。

例えば、こんな使い方ができます。

  • 全員にお知らせメッセージを出す
  • 特定のプレイヤーだけに案内を出す
  • 色付きで警告文を出す
  • スコアボードの点数をチャット欄に表示する
  • アドベンチャーワールドの進行メッセージを作る
  • ミニゲームの開始・終了通知を作る

イメージとしては、ワールド制作者向けのチャット表示コマンドですね。

たとえば、村人交易所に入った時に、

/tellraw @p {"rawtext":[{"text":"§a村人交易所へようこそ!"}]}

と実行すれば、近くの生存中のプレイヤーにだけ緑色の案内メッセージを表示できます。

これだけでも、普通に看板を置くだけよりかなり分かりやすくなります。

特に統合版では、コマンドブロックと組み合わせることで、サバイバル拠点の案内板・ミニゲームの通知・配布ワールドのチュートリアル表示として使いやすいです。

ただし、tellrawはJSONを書く必要があるため、最初は少しとっつきにくいです。
でも安心してください。

統合版でよく使う形は、ほぼ決まっています。

まずは、基本構文から見ていきましょう。


2. tellrawの基本構文

マイクラ統合版のtellrawは、基本的にこの形で書きます。

/tellraw <表示する相手> {"rawtext":[{"text":"表示したい文章"}]}

一番シンプルな例はこちらです。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"こんにちは!"}]}

これを実行すると、ワールド内の全プレイヤーに「こんにちは!」と表示されます。

構造を分けると、下記のようになります。

部分 意味
/tellraw JSONメッセージを送るコマンド /tellraw
表示する相手 誰に表示するか @a / @p / プレイヤー名
rawtext 統合版のJSONメッセージ本体 {"rawtext":[...]}
text そのまま表示する文章 {"text":"こんにちは"}


ここで大事なのは、統合版ではrawtextという入れ物を使うということです。

Java版の記事やジェネレーターでよく見る、

{"text":"こんにちは","color":"green"}

のような書き方は、統合版のRaw Message JSONで使う基本の形ではありません。

統合版では、まずこうです。

{"rawtext":[{"text":"こんにちは"}]}

ここを間違えると、コマンド欄が赤くなったり、実行しても何も出なかったりします。

表示する相手の指定

tellrawの相手指定では、主に下記をよく使います。

指定 意味 よく使う場面
@a オンラインの全プレイヤー 全体通知、ゲーム開始通知
@p 一番近い生存中のプレイヤー 入口案内、ボタンを押した人向け
@r ランダムな生存中のプレイヤー ランダムイベント
@s 実行者自身 executeと組み合わせる時
プレイヤー名 指定したプレイヤー 個別メッセージ

初心者さんは、まず@a@pだけ覚えれば大丈夫です。

  • 全員に出したい → @a
  • 近くの人だけに出したい → @p

この2つだけで、かなりの場面に対応できます。


3. まずはHello Worldを表示する

最初に、いちばん簡単なtellrawを実行してみましょう。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"Hello World"}]}

これで、全プレイヤーのチャット欄に「Hello World」と表示されます。

日本語でもOKです。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"こんにちは!ゆずかきワールドへようこそ!"}]}

統合版のtellrawでは、日本語もそのまま入れられます。
配布ワールドやサーバー風ワールドを作る時は、普通に日本語で案内文を書けば大丈夫です。

コマンドブロックで使う場合

コマンドブロックに入れる場合は、先頭の/を外しても動きます。

tellraw @a {"rawtext":[{"text":"こんにちは!"}]}

チャット欄に手入力する時は/tellraw、コマンドブロックではtellrawという感じで覚えておけばOKです。

もちろん、コマンドブロックに/tellrawと入れても環境によっては動くことがありますが、基本はコマンドブロックではスラッシュなしで書くのが無難です。

文章内にダブルクォーテーションを入れたい場合

JSONでは、文章を"で囲みます。
そのため、文章中に"をそのまま入れると壊れることがあります。

その場合は、バックスラッシュを使ってこう書きます。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"村人が言いました:\"ありがとう!\""}]}

表示はこういう意味になります。

村人が言いました:"ありがとう!"

最初はここでつまずきやすいです。
「引用符を入れたらエラーになった」という時は、\"で逃がすと覚えておきましょう。


4. 色付きメッセージを表示する

統合版のtellrawで文字に色を付ける場合、基本的には§コードを使います。

たとえば、緑色のメッセージを出したい場合はこちらです。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§aクエストを達成しました!"}]}

赤色の警告なら、こうです。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§c警告:夜になりました。安全な場所へ移動してください。"}]}

§aなら緑、§cなら赤、§eなら黄色、§gなら金色という感じで、§の後ろに色コードを付けます。

よく使う色コード

全部覚える必要はありません。
よく使うものだけでも十分です。

コード 使いやすい場面
§a 成功、完了、開放通知
§c 警告、禁止、失敗
§e 黄色 注意、案内、強調
§b 水色 情報、チュートリアル
§6 オレンジ 報酬、コイン、重要通知
§g 金色 報酬、コイン、特別な通知
§7 灰色 補足、薄めの説明
§f 通常文字
§r リセット 色や装飾を戻す

例えば、最初だけ赤くして、その後を普通の色に戻したい場合は、§rを使います。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§c警告:§r夜です。ベッドで寝ましょう。"}]}

§rを入れないと、その後の文字まで赤色のまま続くことがあります。
色付きメッセージを作る時は、色を戻したい位置に§rを入れるのが大事です。

§が入力しづらい場合

環境によっては、§の入力が面倒です。
その場合は、Unicode形式の\u00A7でも書けます。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"\u00A7eクエスト開始!"}]}

これは、下記と同じ意味です。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§eクエスト開始!"}]}

スマホやSwitchで直接入力する時は§の扱いが少し面倒なので、パソコン側でコマンドを作ってコピーするのもおすすめです。

太字・斜体も使える

統合版でも、よく使う装飾コードがあります。

コード 意味
§l 太字 §l重要
§o 斜体 §oメモ
§r リセット §r

例えば、黄色+太字ならこうです。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§e§l重要:§r§e拠点のチェストを整理してください。"}]}

見やすいメッセージを作るコツは、全部を派手にしすぎないことです。

  • 成功 → 緑
  • 警告 → 赤
  • 注意 → 黄色
  • 補足 → 灰色

このくらいで使い分けると、読んだ人が迷いにくくなります。


5. 複数の文章をつなげて表示する

tellrawでは、rawtextの中に複数の部品を並べることができます。

たとえば、下記のように書けます。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§a[達成] §r"},{"text":"ダイヤモンドを発見しました!"}]}

これは、1つ目のtextと2つ目のtextをつなげて表示します。

[達成] ダイヤモンドを発見しました!

わざわざ分けなくても、下記のように1つのtextで書くこともできます。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§a[達成] §rダイヤモンドを発見しました!"}]}

では、なぜ分けるのか?

理由は、あとからプレイヤー名やスコアボードの値を途中に入れやすいからです。

例えば、

[達成] ゆずかき がダイヤモンドを発見しました!

みたいに、途中にプレイヤー名を入れたい場合がありますよね。
この時、文章を部品ごとに分けておくと作りやすいです。

改行する

文章の途中で改行したい場合は、\nを使います。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§bチュートリアル開始\n§fまずは木を集めましょう。"}]}

表示イメージはこうです。

チュートリアル開始
まずは木を集めましょう。

長い説明をチャット欄に出す時は、改行を入れた方が読みやすいです。

ただし、チャット欄に長文を流しすぎると逆に見づらくなります。
説明文を出す場合は、2〜3行くらいまでにしておくのがおすすめです。

コンマの付け忘れに注意

複数の部品を並べる時は、部品と部品の間に,が必要です。

正しい例はこちらです。

{"rawtext":[{"text":"こんにちは"},{"text":""}]}

間違った例はこちらです。

{"rawtext":[{"text":"こんにちは"}{"text":""}]}

{"text":"こんにちは"}{"text":"!"}の間に,が無いので、JSONとして壊れています。

tellrawが赤文字エラーになる時は、かなりの確率でコンマ・カッコ・引用符のどこかが崩れています。


6. プレイヤー名を表示するselectorの使い方

tellrawでは、selectorを使うことで、プレイヤー名をメッセージ内に表示できます。

例えば、近くの生存中のプレイヤー名を表示したい場合はこちらです。

/tellraw @a {"rawtext":[{"selector":"@p"},{"text":" が拠点に到着しました!"}]}

表示イメージはこうです。

ゆずかき が拠点に到着しました!

{"selector":"@p"}の部分が、実際のプレイヤー名に置き換わります。

ボタンを押した人っぽく表示したい場合

コマンドブロックでボタン式にするなら、近くのプレイヤーを拾う@pが使いやすいです。

tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§e"},{"selector":"@p"},{"text":" がスタートボタンを押しました!"}]}

これで、ボタン付近のプレイヤー名を全員に知らせることができます。

ミニゲームの開始ボタン、抽選ボタン、ワープボタンなどで使いやすいです。

@pは「一番近い生存中のプレイヤー」

ここで注意です。

@pは、基本的に実行位置から一番近い生存中のプレイヤーを選びます。
コマンドブロックで実行しているなら、コマンドブロックに一番近い生存中のプレイヤーが対象になります。

つまり、ボタンを押した本人ではなく、たまたまコマンドブロックの近くにいた別の人が表示される可能性もあります。

少人数のワールドならそこまで困らないことも多いですが、マルチ人数が多いワールドでは注意してください。

より正確に作るなら、/executetagと組み合わせて、対象プレイヤーを絞る設計にすると安定します。

全員の名前を表示することもできる

selector@aを入れると、全プレイヤー名を表示できます。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"現在の参加者:"},{"selector":"@a"}]}

ただし、人数が多いとチャット欄がごちゃつきます。
参加者一覧のような使い方は便利ですが、常時連発するのは避けた方が見やすいです。


7. スコアボードの値を表示するscoreの使い方

tellrawで特に便利なのが、スコアボードの値を表示できることです。

ミニゲームの点数、コイン、残り回数、死亡数、進行度などをチャット欄に出せます。

まず、例としてcoinというスコアボードを作ります。

/scoreboard objectives add coin dummy コイン

次に、近くのプレイヤーに10コインを設定します。

/scoreboard players set @p coin 10

この状態で、tellrawからスコアを表示してみましょう。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§g所持コイン:§r"},{"score":{"name":"@p","objective":"coin"}},{"text":"枚"}]}

表示イメージはこうです。

所持コイン:10枚

scoreの中では、下記の2つを指定します。

項目 意味
name 誰のスコアを表示するか @p / プレイヤー名 / *
objective どのスコアボードを表示するか coin

読んでいる本人のスコアを表示する

かなり便利なのが、name*を使う方法です。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§eあなたのコイン:§r"},{"score":{"name":"*","objective":"coin"}},{"text":"枚"}]}

この形にすると、メッセージを受け取った各プレイヤー自身のスコアを表示できます。

例えば、Aさんが10コイン、Bさんが25コインを持っている場合、同じコマンドを@aに送っても、

  • Aさんの画面:あなたのコイン:10枚
  • Bさんの画面:あなたのコイン:25枚

というように、それぞれ自分の値で表示されます。

これは、ショップ・ポイント制ミニゲーム・実績システムなどでかなり使いやすいです。

スコアが存在しないと表示されないことがある

注意点として、対象プレイヤーにそのスコアがまだ存在しない場合、表示が想定通りにならないことがあります。

スコア表示を使う前に、初期値を入れておくと安定します。

/scoreboard players set @a coin 0

ミニゲーム開始時やワールド初参加時に、スコアを0で初期化しておくと管理しやすいです。


8. translateとwithの使い方

tellrawでは、textscore以外に、translateも使えます。

translateは、簡単に言うと翻訳キーを使ってメッセージを表示する仕組みです。
公式ドキュメントでも、tellrawやtitlerawのJSONメッセージ例として紹介されています。

例はこちらです。

/tellraw @a {"rawtext":[{"translate":"commands.op.success","with":["PlayerName"]}]}

ただ、普通のサバイバル攻略や簡単なコマンドブロック遊びでは、translateを使う場面はそこまで多くありません。

初心者さんは、まず下記の3つを優先して覚えれば十分です。

  • text:普通の文章を出す
  • selector:プレイヤー名などを出す
  • score:スコアボードの値を出す

translateは、配布ワールドやアドオンで多言語対応したい時に使うもの、くらいの理解で大丈夫です。

%%sを使って文章に値を入れる

translateでは、withと組み合わせて文章の一部に値を入れる使い方もできます。

/tellraw @a {"rawtext":[{"translate":"§e%%s が拠点に到着しました","with":["Steve"]}]}

この場合、%%sの場所にSteveが入ります。

Steve が拠点に到着しました

さらに複数入れることもできます。

/tellraw @a {"rawtext":[{"translate":"§a%%s が %%s を入手しました","with":["Steve","ダイヤモンド"]}]}

表示イメージはこちらです。

Steve が ダイヤモンド を入手しました

また、順番を指定したい場合は%%1%%2のように番号を使う方法もあります。

/tellraw @a {"rawtext":[{"translate":"§a%%2 を入手したのは %%1 です","with":["Steve","ダイヤモンド"]}]}

表示イメージはこちらです。

ダイヤモンド を入手したのは Steve です

ただし、通常の案内文ならtextを複数つなげた方が分かりやすいです。

初心者向けには、無理にtranslateを使わず、まずはtextselectorscoreで組むのがおすすめです。


9. コマンドブロックでtellrawを使う方法

tellrawは、チャット欄に手入力するよりも、コマンドブロックと組み合わせた時に本領発揮します。

例えば、拠点の入口に感圧板を置いて、踏んだプレイヤーに案内を出す。
ミニゲームの開始ボタンを押したら、全員に開始メッセージを出す。
ショップに入ったら、所持コインを表示する。

こういう演出が作れます。

入口案内メッセージ

コマンドブロックに下記を入れます。

tellraw @p {"rawtext":[{"text":"§a拠点へようこそ!\n§7チェストは自由に使ってOKです。"}]}

感圧板やボタンで起動すれば、近くのプレイヤーにだけ案内が表示されます。

拠点のルール説明、施設の使い方、村人交易所の案内などに便利です。

ミニゲーム開始メッセージ

全員に表示するなら@aを使います。

tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§e§lミニゲーム開始!§r\n§f制限時間内にできるだけ多くの鉱石を集めましょう。"}]}

このように改行を入れると、開始メッセージが読みやすくなります。

所持コイン表示

ショップ入口などで、本人の所持コインを表示するならこちらです。

tellraw @p {"rawtext":[{"text":"§g現在の所持コイン:§r"},{"score":{"name":"@p","objective":"coin"}},{"text":"枚"}]}

ただし、@pだとコマンドブロックに一番近い生存中のプレイヤーのスコアを拾います。
人数が多いワールドでは、設計によってズレる可能性があります。

各プレイヤー本人の表示にしたい場合は、実行方法を工夫して*を使う方がきれいです。

tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§gあなたの所持コイン:§r"},{"score":{"name":"*","objective":"coin"}},{"text":"枚"}]}

このコマンドは全員に送りますが、表示されるスコアは各プレイヤー本人の値になります。

コマンドブロックの設定例

単発の案内なら、まずはこの設定でOKです。

項目 おすすめ設定 用途
ブロックの種類 インパルス ボタン・感圧板で1回だけ実行
条件 無条件 普通の案内表示ならこれでOK
レッドストーン レッドストーンが必要 ボタンや感圧板で起動

常時表示したい場合に反復コマンドブロックを使うこともできますが、tellrawを毎tick流すとチャット欄が一瞬で埋まります。

反復で使う場合は、レッドストーン回路やスコアボードで制御して、必要な時だけ1回表示されるようにした方が良いです。

体験ベースの注意点
tellrawは便利ですが、何度も連続で流すと本当に読みにくくなります。
案内メッセージは「必要なタイミングで1回だけ」が一番使いやすいです。


10. Java版tellrawとの違い

ここはかなり重要です。

マイクラのtellrawを検索すると、Java版の記事やジェネレーターもたくさん出てきます。
ですが、統合版ではそのまま使えない構文が多いです。

特に注意したい違いはこちらです。

項目 統合版 Java版
基本の入れ物 {"rawtext":[...]} {"text":"..."}
色付け §aなどの装飾コード "color":"green"など
スコア表示 {"score":{"name":"@p","objective":"coin"}} JSONテキストコンポーネント側で指定
クリックイベント Java版と同じclickEvent形式では使えない clickEvent系が使われる
ホバー表示 Java版と同じhoverEvent形式では使えない hoverEvent系が使われる

たとえば、Java版でよく見るこういう形。

{"text":"クリックしてね","color":"green","clickEvent":{"action":"run_command","value":"/say hi"}}

これは、統合版のtellrawにそのまま入れても、期待通りには動きません。

統合版では、まずこの形です。

{"rawtext":[{"text":"§aクリックしてね"}]}

もちろん、これだけではクリックイベントにはなりません。
統合版で案内や演出を作る場合は、クリック処理ではなく、ボタン・NPC・感圧板・コマンドブロック・スコアボードなどと組み合わせるのが現実的です。

統合版のtellrawで覚えるべき部品

初心者さんがまず覚えるべき部品は、下記の4つです。

部品 使い道
text 文章をそのまま表示 {"text":"こんにちは"}
selector 対象の名前を表示 {"selector":"@p"}
score スコアボード値を表示 {"score":{"name":"@p","objective":"coin"}}
translate 翻訳キーを使う {"translate":"commands.op.success"}

普通のワールド制作なら、textselectorscoreの3つでほとんど足ります。


11. tellrawが動かない時のチェックポイント

tellrawは、慣れないうちは本当にエラーが出やすいです。
ただ、原因はだいたい決まっています。

動かない時は、下のチェックポイントを順番に見てください。

  • [ ] rawtextのスペルは合っていますか?
  • [ ] rawtextの中身は[]で囲めていますか?
  • [ ] textの文章は"で囲めていますか?
  • [ ] {}[]の数は合っていますか?
  • [ ] 複数パーツの間に,を入れていますか?
  • [ ] 文章中の"\"にしていますか?
  • [ ] コマンドブロックで先頭の/を外して試しましたか?
  • [ ] スコア表示前にスコアボードを作成していますか?
  • [ ] 対象プレイヤーにスコアの値が入っていますか?
  • [ ] Java版用のJSONをそのまま使っていませんか?

よくあるミス1:rawtextの外側がない

間違い例です。

/tellraw @a {"text":"こんにちは"}

統合版では、この形だと基本構文として足りません。

正しくはこちらです。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"こんにちは"}]}

よくあるミス2:カッコの閉じ忘れ

間違い例です。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"こんにちは"}]

最後の}が足りません。

正しくはこちらです。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"こんにちは"}]}

JSONは、{で開いたら}で閉じる、[で開いたら]で閉じる必要があります。

よくあるミス3:色をJSONのcolorで指定している

Java版っぽい間違い例です。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"こんにちは","color":"green"}]}

統合版では、色は基本的に§コードで付けると覚えておきましょう。

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§aこんにちは"}]}

よくあるミス4:スコアボード名を日本語表示名で書いている

スコアボードには、内部名と表示名があります。

例えば、

/scoreboard objectives add coin dummy コイン

この場合、内部名はcoin、表示名はコインです。

tellrawのobjectiveに入れるのは、表示名ではなく内部名です。

正しい例はこちらです。

/tellraw @a {"rawtext":[{"score":{"name":"@p","objective":"coin"}}]}

objective":"コイン"ではなく、objective":"coin"です。

ここは意外と間違えやすいので注意してくださいね。


12. よく使うtellrawコマンド例まとめ

最後に、実際に使いやすいtellrawの例をまとめておきます。
そのままコピーして、文章やスコアボード名だけ変えれば使えます。

全員に普通の案内を出す

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"拠点の共有チェストを整理しました。"}]}

全員に緑色の成功通知を出す

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§a装置が起動しました!"}]}

赤色の警告を出す

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§c警告:この先は危険エリアです。"}]}

黄色の注意文+通常文字

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§e注意:§rこの先に入る前に装備を確認してください。"}]}

改行つきチュートリアル

/tellraw @p {"rawtext":[{"text":"§bチュートリアル\n§fまずは木を3個集めましょう。"}]}

近くのプレイヤー名を入れる

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§a"},{"selector":"@p"},{"text":" がチェックポイントに到達しました!"}]}

本人のコイン数を表示する

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§gあなたの所持コイン:§r"},{"score":{"name":"*","objective":"coin"}},{"text":"枚"}]}

近くのプレイヤーのスコアを表示する

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§e現在のスコア:§r"},{"score":{"name":"@p","objective":"point"}},{"text":"点"}]}

ミニゲーム開始通知

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§e§lゲーム開始!§r\n§f制限時間内に一番多くポイントを集めましょう。"}]}

ミニゲーム終了通知

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§c§lゲーム終了!§r\n§f結果発表を確認してください。"}]}

ショップ案内

/tellraw @p {"rawtext":[{"text":"§gショップへようこそ!\n§fボタンを押すとアイテムを購入できます。"}]}

スコア未設定対策用の初期化コマンド

/scoreboard players set @a coin 0

スコア表示がうまく出ない時は、まずこのように初期値を入れてから再確認してみてください。


13. まとめ

以上、マイクラ統合版のtellrawコマンドの使い方・構文・JSONメッセージ表示について解説しました。

tellrawは、最初だけJSONの見た目にびっくりしますが、基本形はかなりシンプルです。

大事なポイントを整理すると、

  • 統合版のtellrawは{"rawtext":[...]}で書く
  • 普通の文章は{"text":"文章"}で表示する
  • 色付けは§a§cなどの装飾コードを使う
  • プレイヤー名はselectorで表示できる
  • スコアボード値はscoreで表示できる
  • Java版のtellraw構文をそのまま使わない

このあたりを押さえれば、統合版でもかなり見やすいチャット通知を作れます。

特に、コマンドブロックと組み合わせると、

  • 拠点案内
  • 施設説明
  • ミニゲーム開始通知
  • ショップの所持金表示
  • クエスト達成メッセージ

など、ワールドの完成度を上げる演出が作れます。

個人的には、最初から複雑なJSONを書こうとせず、

/tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§aこんにちは!"}]}

この形から少しずつ足していくのがおすすめです。

まずはtextで文章を出す。
次に色を付ける。
慣れてきたらselectorscoreを組み合わせる。

この順番なら、かなりスムーズに覚えられると思います。

ぜひ皆さんも、tellrawを使ってワールド内の案内やミニゲーム演出を作ってみてくださいね。

では、本日はここまでで終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
柚子クラでは他にも便利なコマンド・装置系の記事を紹介しているので、是非ご覧くださいね(^^♪


14. 参考文献

この記事を書くにあたり、以下の公式ドキュメント・コミュニティ資料を参考にしています。