
この記事はマイクラ統合版(Bedrock Edition)向けのkickコマンド解説です
レルム・マルチプレイワールド・統合版サーバーでの管理用コマンドとして紹介します
Java版とは構文や権限まわりの扱いが異なるため、統合版前提で読んでください
こんにちは。ゆずかきです。
マイクラのマルチプレイで遊んでいると、たまに「一度このプレイヤーを退出させたい」という場面がありますよね。
たとえば、荒らし行為があった時、ワールドのルールを確認してもらいたい時、メンテナンス前に一時退出してもらいたい時などです。
そういう時に使うのが、kickコマンドです。
kickコマンドは、対象プレイヤーをワールドやサーバーから強制的に退出させる管理用コマンドです。
ただし、これはBANではありません。相手を永久追放するコマンドではなく、あくまでその場で一度退出させる処理です。
この記事では、統合版の/kickについて、
- 基本構文
- 実際の入力例
- プレイヤー名指定とターゲットセレクターの違い
- 権限・チート設定まわりの注意点
- 使えない時のチェックポイント
を、実際に管理する時の目線でまとめていきますね。
※本記事はマイクラ統合版の仕様を元に構成しています。
※ゲーム内の仕様については、Minecraft公式ドキュメント、公式リリースノート、および英語版コミュニティWikiを参考にしています。
※統合版はアップデートでコマンド仕様が変わることがあるため、特にターゲットセレクター周りは最新版の仕様に注意してください。
目次
1. kickコマンドとは
2. kickコマンドの基本構文
3. まずはこれだけ覚えればOKな入力例
4. プレイヤー名指定とターゲットセレクターの違い
5. 退出理由の書き方と注意点
6. 権限・チート設定・実行場所について
7. kickはBANではない:使い分けの考え方
8. 実録:レルムやマルチワールドで使う時の流れ
9. kickコマンドが使えない時のチェックポイント
10. まとめ
11. 引用・参考文献
この記事で分かること
・統合版の/kickコマンドの使い方
・レルムやマルチワールドでプレイヤーを一時退出させる方法
・ターゲットセレクター対応の変更点と安全な使い方

1. kickコマンドとは
/kickは、指定したプレイヤーをサーバー・レルム・マルチプレイワールドから退出させるコマンドです。
簡単に言うと、
- ワールドから一度出てもらう
- 相手の画面に退出理由を表示する
- 必要なら再参加前にルールを確認してもらう
という使い方をする管理用コマンドですね。
たとえば、荒らしっぽい行動をしている人がいた場合、いきなりワールド設定を変えたり、権限をいじったりする前に、まず/kickで一度退出してもらうことができます。
重要
kickは「一時退出」です。
プレイヤーを永久に入れなくするBANとは違います。
ここを勘違いすると、「kickしたのにまた入ってきた!」となるので注意です。
/kickはあくまでその時点でサーバーから切断するだけです。
なので、レルムやフレンドのマルチワールドで使うなら、
- その場のトラブルを一度止める
- ルール確認のために退出してもらう
- メンテナンス前に参加者を外へ出す
こういう用途に向いています。

2. kickコマンドの基本構文
統合版のkickコマンドの基本形は、次の形です。
/kick <プレイヤー名またはターゲット> <理由>
公式ドキュメント上では、引数は次のような意味になります。
| 引数 | 意味 | 入力例 |
|---|---|---|
| name | 退出させたいプレイヤー | Steve / @p / @a など |
| reason | 相手に表示する退出理由 | ルール確認のため一度退出しました |
実際に使うなら、次のように入力します。
/kick Steve ルール確認のため一度退出しました
この場合、Steveというプレイヤーを退出させ、相手の画面に「ルール確認のため一度退出しました」という理由を表示します。
統合版では、公式ドキュメント上でreasonがRequiredとして説明されており、既定メッセージも記載されています。
ただし、記事としては理由まで書く使い方を推奨します。
理由を書いた方が、退出させられた側も「何が起きたのか」が分かりやすいです。
ここはマルチプレイの雰囲気にも関わるので、できれば短くても理由は入れておきましょう。

3. まずはこれだけ覚えればOKな入力例
初心者さんが最初に覚えるなら、まずはプレイヤー名を直接指定する形が一番安全です。
特定のプレイヤーを退出させる
/kick Steve ルール確認のため一度退出しました
これが一番基本です。
対象プレイヤーの名前を書いて、後ろに理由を書きます。
メンテナンスのため退出してもらう
/kick Steve ワールドメンテナンスのため一度退出しました
レルムや身内ワールドで、設定変更やバックアップ前に一度退出してもらいたい時に使えます。
荒らし対策として一時退出してもらう
/kick Steve 荒らし対策のため一度退出しました
荒らし行為が見えた時の一時対応です。
ただし、kickだけでは再参加できる可能性があるため、継続的な荒らしには別途メンバー管理や権限見直しが必要です。
近くのプレイヤーを退出させる
/kick @p ルール確認のため一度退出しました
@pは、コマンド実行位置から見て一番近いプレイヤーを対象にするターゲットセレクターです。
ただし、これは便利な反面、思っていた相手と違う人を対象にする事故が起きやすいです。
普段使いでは、プレイヤー名を直接書く方が安全です。
全員を退出させる
/kick @a メンテナンスのため一度退出しました
@aはオンライン中の全プレイヤーを対象にします。
メンテナンス用としては分かりやすいですが、実行者自身も対象に含まれる可能性があります。
注意
@aは強力です。
レルムやサーバーで使う時は、全員を退出させて良い場面か確認してから実行しましょう。

4. プレイヤー名指定とターゲットセレクターの違い
/kickで対象を指定する方法は、大きく分けて2つあります。
- プレイヤー名を直接書く
@pや@aなどのターゲットセレクターを使う
それぞれの違いを整理すると、こんな感じです。
| 指定方法 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| プレイヤー名 | 対象を間違えにくい | 普段使い向き |
| @p | 一番近いプレイヤーを対象にする | 距離確認が必要 |
| @a | 全オンラインプレイヤーを対象にする | メンテ時のみ推奨 |
| @r | ランダムなプレイヤーを対象にする | 管理用途では非推奨 |
| @s | コマンド実行者自身を対象にする | 通常は使わない |
統合版の/kickは、昔からずっとターゲットセレクターが安定して使えたわけではありません。
特に覚えておきたい変更点はここです。
統合版1.17.0では、/kickがターゲットセレクターを使わない仕様になりました。
その後、統合版1.21.60で、Realms上の/kickがターゲットセレクターに対応しました。
つまり、古い情報では「/kick @aは使えない」と書かれていることがあります。
一方で、現在の公式ドキュメントではname引数にプレイヤー名またはターゲットセレクターを指定できる扱いになっています。
ただし、ワールドの種類、レルム、サーバー、実行場所によって挙動が違う場合があるため、確実に管理したいならプレイヤー名指定が一番安全です。
筆者なら、普段はこの形で使います。
/kick プレイヤー名 理由
@aや@pは、動作確認済みの環境で、用途がはっきりしている時だけ使うのが良いですね。

5. 退出理由の書き方と注意点
/kickの理由文は、相手の画面に表示されるメッセージです。
ここを雑に書くと、相手には「何で追い出されたの?」だけが残ってしまいます。
なので、理由は短くても良いので、原因が分かる文章にしておくのがおすすめです。
使いやすい理由文の例
/kick Steve ルール確認のため一度退出しました
/kick Steve メンテナンスのため一度退出しました
/kick Steve 荒らし対策のため一度退出しました
/kick Steve ワールド保護のため一時退出しました
避けた方が良い理由文
- 感情的な言葉
- 煽るような文章
- 長すぎる説明
- 個人攻撃っぽく見える文章
kickは管理用の操作なので、理由文も淡々とした方が良いです。
体験談
マルチプレイのトラブル対応は、コマンドそのものよりも「その後の説明」の方が大事だったりします。
一度退出してもらうだけなら、理由は短く、分かりやすく、感情を入れないのが一番平和です。
日本語の理由文も使えますが、環境によって表示幅や改行の見え方は変わる可能性があります。
読みやすさ重視で、20〜30文字くらいの短文にしておくと扱いやすいです。

6. 権限・チート設定・実行場所について
/kickは、誰でも自由に使えるコマンドではありません。
統合版では、公式ドキュメント上で/kickの権限はGame Directors、チート要件はNoとされています。
噛み砕くと、
- ワールドやサーバーでコマンドを実行できる権限が必要
- ただし
/kick自体は「チート必須」のコマンドではない - 参加者全員が勝手に使えるものではない
という理解で大丈夫です。
レルムで使う場合
レルムでは、所有者や、コマンドを実行できる権限を持つプレイヤーが使う管理用コマンドとして考えるのが自然です。
参加者全員に使わせるものではありません。
また、統合版1.21.60以降は、Realms上の/kickでターゲットセレクターが使えるようになった変更があります。
そのため、レルムでメンテナンス時に全員退出させたい場合は、環境によっては次のような使い方もできます。
/kick @a メンテナンスのため一度退出しました
ただし、先ほども書いた通り、@aは全員対象です。
誤爆が怖いので、普段はプレイヤー名指定をおすすめします。
マルチプレイワールドで使う場合
フレンドを招待している通常ワールドでも、ホスト側・コマンドを実行できる権限を持つ側なら使える場面があります。
ただし、プレイヤーの権限設定によっては使えないこともあります。
「コマンドが通らないな」と思ったら、まずは自分がそのワールドでコマンドを実行できる権限を持っているか確認しましょう。
統合版サーバーで使う場合
統合版サーバーでは、サーバー側の権限設定が絡みます。
自分がオペレーター権限を持っていない場合、/kickは基本的に使えません。
また、サーバーコンソールから実行する場合は、環境によって先頭の/を付けない入力形式になることがあります。
ゲーム内チャットでは/kick、サーバーコンソールではkickというように、入力場所によって表記が変わる場合がある点は覚えておきましょう。

7. kickはBANではない:使い分けの考え方
ここはかなり大事です。
/kickは、対象プレイヤーを一度退出させるだけです。
つまり、状況によっては、退出後に再参加できることがあります。
kickで向いている場面
- ルール確認のため一度退出してもらう
- メンテナンス前に参加者を外へ出す
- ラグや不具合対応で一度入り直してもらう
- 軽いトラブルをその場で止める
kickだけでは足りない場面
- 荒らし行為を何度も繰り返す
- ワールド破壊や盗難が続いている
- 何度退出させてもすぐ戻ってくる
- 権限を悪用している
こういう場合は、kickだけで解決しようとしない方が良いです。
メンバー管理、権限変更、バックアップ復元、ワールド設定の見直しなど、別の対策も必要になります。
筆者の考え
kickは「その場を止めるコマンド」です。
根本的な荒らし対策は、参加メンバーの管理や権限設定でやるものだと思っています。
特にレルムでは、誰をメンバーに入れるか、誰に管理権限を渡すかが非常に大事です。
/kickを覚えることも大切ですが、権限を渡しすぎないことも同じくらい大事ですね。

8. 実録:レルムやマルチワールドで使う時の流れ
ここでは、実際にレルムやマルチワールドで/kickを使う時の流れを、管理者目線でまとめます。
1. まず対象プレイヤーを確認する
いきなりコマンドを打たず、まずは誰を退出させるのか確認しましょう。
似た名前のプレイヤーがいる場合、名前指定ミスが起きます。
特に統合版はゲーマータグの見え方が環境によって違うことがあるので、プレイヤー一覧で確認してから入力するのがおすすめです。
2. 退出理由を短く決める
理由は長文にしなくて大丈夫です。
ルール確認のため一度退出しました
メンテナンスのため一度退出しました
このくらいで十分です。
3. プレイヤー名指定で実行する
迷ったら、ターゲットセレクターではなくプレイヤー名指定です。
/kick Steve ルール確認のため一度退出しました
これが一番事故が少ないです。
4. 必要ならメッセージで説明する
身内ワールドの場合、kick後にチャットや別連絡で理由を説明した方がトラブルになりにくいです。
たとえば、
「荒らし判定になりそうな行動があったので、一度退出してもらいました」
「メンテナンスするので、少しだけ入室を止めます」
という感じですね。
5. 再参加後も問題が続くなら権限を見直す
一度kickしても同じ問題が続くなら、コマンドで何度も追い出すより、権限や参加メンバーを見直した方が早いです。
特に、
- 他人の建築を壊す
- チェストから勝手に持ち出す
- 火やTNTを使う
- 管理者権限を悪用する
こういう行動がある場合は、kickだけではなく、ワールド保護を優先しましょう。

9. kickコマンドが使えない時のチェックポイント
/kickが使えない時は、下のチェックリストを確認してみてください。
- [ ] 自分にコマンドを実行できる権限がありますか?
- [ ] 対象プレイヤー名を正しく入力していますか?
- [ ] 対象プレイヤーは現在オンラインですか?
- [ ] 理由文を含めた構文で入力していますか?
- [ ] レルム・通常ワールド・サーバーのどこで実行しているか確認しましたか?
- [ ] ターゲットセレクターが使える環境か確認しましたか?
- [ ] サーバーコンソールで実行する場合、先頭の
/が不要な環境ではありませんか? - [ ]
@aや@pで意図しない対象を選んでいませんか?
よくある原因1:権限が足りない
一番多いのはこれです。
/kickは管理用コマンドなので、通常参加者の権限では基本的に使えません。
レルムなら所有者やコマンドを実行できる権限、サーバーならオペレーター権限を確認しましょう。
よくある原因2:プレイヤー名が違う
プレイヤー名を直接入力する場合、1文字違うだけで対象を見つけられません。
大文字小文字やスペース、表示名の見え方にも注意です。
候補補完が使える環境なら、手打ちよりも補完を使った方が安全です。
よくある原因3:ターゲットセレクターが環境に合っていない
@aや@pを使ったkickは、統合版のバージョンや実行環境によって話がややこしくなりやすい部分です。
現在の公式ドキュメントでは、name引数にターゲットセレクターを指定できる扱いです。
また、統合版1.21.60ではRealms上の/kickがターゲットセレクターに対応した変更もあります。
ただ、エラーが出る場合は、まずはシンプルにプレイヤー名指定で試してください。
/kick Steve ルール確認のため一度退出しました
これで通るなら、ターゲットセレクター側の指定や環境が原因です。

10. まとめ
今回は、マイクラ統合版の/kickコマンドについて解説しました。
要点をまとめると、
/kickは対象プレイヤーを一度退出させる管理用コマンド- BANではないので、再参加できる場合がある
- 基本構文は
/kick <プレイヤー名またはターゲット> <理由> - 普段使いではプレイヤー名指定が一番安全
@aや@pなどのターゲットセレクターは便利だが誤爆に注意- 統合版1.21.60でRealms上の
/kickがターゲットセレクターに対応した変更がある - 使えない時は、権限・対象名・実行環境を確認する
という感じです。
マルチプレイの管理では、コマンドを知っているだけで対応がかなり楽になります。
特に/kickは、荒らし対策やメンテナンス時に使いやすい基本コマンドです。
ただし、kickはあくまで一時退出です。
ワールドを守るためには、参加メンバーの管理や権限設定も合わせて見直していきましょう。
では、本日はここまでで終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

11. 引用・参考文献
この記事を書くにあたり、以下の公式ドキュメント・公式リリースノート・英語版コミュニティWikiを参考にしています。