【マイクラ】inputpermissionコマンドの使い方・構文・操作制限を解説【統合版】

この記事はマイクラ統合版(Bedrock Edition)向けです
Java版では /inputpermission コマンドは使えません
チートON・コマンド実行権限が必要です
操作不能になるコマンドなので、必ず解除コマンドもセットで用意してください

こんにちは。ゆずかきです。

マイクラ統合版で、ミニゲームや配布ワールドを作っていると、

「プレイヤーをその場から動かしたくない」
「視点だけ固定して、ムービーっぽく見せたい」
「ジャンプ禁止のアスレチックを作りたい」

こういう場面ってありませんか?

以前は、リピートコマンドブロックで /tp を連打してプレイヤーを固定することも多かったのですが、これだと画面がガタついたり、操作している感じだけ残ったりして、少し扱いづらいんですよね。

そこで便利なのが、統合版限定の /inputpermission コマンドです。
このコマンドを使うと、プレイヤーの移動・視点移動・ジャンプ・スニーク・乗り降りなどの入力を、コマンドで有効化・無効化できます。

この記事を読めば、次のことが分かります。

  • /inputpermission コマンドの基本構文が分かります👍
  • movementcamera の違いが分かります👌
  • ジャンプ禁止・視点固定・移動制限などの実用例をそのまま使えます
  • 操作不能になった時の戻し方も分かります

それでは、やっていきましょう!

※本記事は、Minecraft Bedrock Edition の公式コマンド資料および公式アップデート情報をもとに、統合版向けに整理しています。
※バージョンや端末、ワールド設定によって挙動が変わる可能性があるため、ワールド本番投入前にコピーしたワールドで確認するのがおすすめです。
※コマンドブロックに入力する場合、先頭の / は不要です。


目次

1. inputpermissionコマンドとは
2. 使う前に必ず知っておきたい注意点
3. inputpermissionコマンドの基本構文
4. permission一覧|制限できる操作まとめ
5. まず覚える基本コマンド例
6. movementで移動を止める方法
7. cameraで視点移動を止める方法
8. jump・sneak・move系で細かく操作制限する方法
9. queryで現在の操作状態を確認する方法
10. コマンドブロックで使う実用パターン
11. tpコマンド・アドベンチャーモードとの違い
12. バージョンによる違いと注意点
13. まとめ
14. うまく動かない時のチェックポイント
15. 引用・参考文献

この記事で分かること
・マイクラ統合版の /inputpermission コマンドの使い方
・移動制限、視点固定、ジャンプ禁止などの具体的なコマンド例
・操作不能事故を防ぐための解除方法


1. inputpermissionコマンドとは

/inputpermission は、マイクラ統合版で使えるプレイヤーの入力操作を制限するコマンドです。

簡単に言うと、プレイヤー本人がキーボード・コントローラー・タッチ操作で行う入力を、コマンド側から有効化・無効化できます。

たとえば、

  • 歩けないようにする
  • 視点を動かせないようにする
  • ジャンプだけ禁止する
  • スニークだけ禁止する
  • ボートやトロッコから降りる操作を制限する

…といったことができます。

これ、配布ワールドやミニゲーム制作だとかなり便利です。

たとえば、ゲーム開始前の待機場所でプレイヤーを固定したい時や、演出用に視点を動かしてほしくない時、ジャンプ禁止ルールのステージを作りたい時などに使えます。

ただし、ここで大事なのは、/inputpermissionプレイヤーの操作入力を止めるコマンドだという点です。

つまり、

  • 水流で流される
  • ノックバックを受ける
  • 落下する
  • コマンドでテレポートされる
  • 他のギミックで押し出される

こういう外部からの移動まですべて止めるコマンドではありません。

プレイヤー自身の入力は止められますが、物理的な移動や別コマンドによる移動を完全に封じるものではない、という理解が大事ですね。

ポイント
/inputpermission は「プレイヤーの操作を止めるコマンド」です。
プレイヤーを完全に座標固定したい場合は、状況に応じて /tp や壁、バリア、ゲーム設計側の対策も組み合わせましょう。


2. 使う前に必ず知っておきたい注意点

/inputpermission は便利ですが、初心者さんがいきなり使うと、自分自身が操作不能になる事故が起きやすいです。

特に、次の3つは最初に確認しておきましょう。

1. Java版では使えません

/inputpermissionマイクラ統合版のコマンドです。
Java版で同じコマンドを入力しても使えません。

Java版で似たようなことをしたい場合は、/tp の連打、アドベンチャーモード、バリアブロック、移動速度の調整など、別の手段を組み合わせることになります。

2. チートON・コマンド実行権限が必要です

このコマンドを使うには、チートが有効なワールドである必要があります。
マルチプレイの場合は、コマンドを実行できる権限も必要です。

配布ワールドやRealmsで使う場合は、管理者側で先に動作確認しておきましょう。

3. 解除コマンドを必ず用意してください

一番大事なのがここです。

movementcameradisabled にすると、本当に動けなくなったり、視点を動かせなくなったりします。

自分に対して試す場合は、まず解除コマンドを手元に控えておきましょう。

最低限、次の2つは覚えておくと安心です。

/inputpermission set @s movement enabled
/inputpermission set @s camera enabled

@s は「コマンドを実行した自分」です。

もしコマンドブロックでプレイヤーを止める場合は、解除用のボタン・感圧板・別コマンドブロックも必ず用意しておきましょう。

体験談として言いたい注意点
操作制限系のコマンドは、作っている本人が一番事故ります。
特に @a に対して camera disabledmovement disabled を同時に入れると、管理者本人も巻き込まれます。
まずは @s やタグ付きプレイヤーだけで試すのがおすすめです。


3. inputpermissionコマンドの基本構文

/inputpermission の基本構文は、次の2種類です。

/inputpermission set <対象プレイヤー> <制限する操作> <enabled または disabled>
/inputpermission query <対象プレイヤー> <確認する操作> [enabled または disabled]

かなりシンプルですね。

set|操作を有効化・無効化する

set は、指定した操作を有効化・無効化する時に使います。

例:自分の移動を止める

/inputpermission set @s movement disabled

例:自分の移動を戻す

/inputpermission set @s movement enabled

disabled が無効化、enabled が有効化です。

ここで間違いやすいのですが、enable ではなく enabled です。
disable ではなく disabled です。

query|現在の状態を確認する

query は、対象プレイヤーの操作が有効か無効かを確認する時に使います。

例:自分の移動状態を確認する

/inputpermission query @s movement

例:全員の中で、視点移動が無効になっている人を確認する

/inputpermission query @a camera disabled

コマンドを作っている途中で、

「これ、ちゃんと無効になってる?」
「解除できてる?」

という確認に使えます。

対象プレイヤーの指定例

よく使う対象指定はこんな感じです。

@s

自分自身です。まず試すならこれが安全です。

@p

一番近いプレイヤーです。ボタンを押した人に近いプレイヤーを対象にしたい時に使いやすいです。

@a

全プレイヤーです。イベント開始時に全員を止める時などに使えますが、管理者本人も巻き込むので注意してください。

@a[tag=cutscene]

cutscene というタグを持つプレイヤーだけを対象にします。
配布ワールドやミニゲームでは、タグ管理と組み合わせるとかなり扱いやすくなります。

おすすめ
最初から @a を使うより、@s@a[tag=任意のタグ] で試す方が安全です。


4. permission一覧|制限できる操作まとめ

/inputpermission で指定できる代表的な permission は、下の通りです。

👇下の表に、統合版で指定できる入力制限の内容をまとめました。

permission 制限できる操作 使いどころ
camera 視点移動 ムービー演出、説明シーン、視点固定
movement 移動全般 開始前待機、イベント中の固定、プレイヤー停止
lateral_movement 前後左右の移動入力 歩き移動だけ止めたい時
jump ジャンプ ジャンプ禁止ステージ、段差ギミック
sneak スニーク スニーク禁止、飛行時の下降制限
mount 乗り物に乗る操作 ボート・トロッコ・馬などへの乗車制限
dismount 乗り物から降りる操作 乗車イベント中の降車制限
move_forward 前移動 一方向だけ禁止したい時
move_backward 後ろ移動 後退禁止ギミック
move_left 左移動 左右制限ギミック
move_right 右移動 左右制限ギミック


特に最初に覚えるべきなのは、movementcamera です。

  • movement:移動を止める
  • camera:視点移動を止める

この2つだけでも、カットシーン風の演出や開始前待機エリアは作れます。

一方で、ジャンプ禁止やスニーク禁止のように細かく制限したい場合は、jumpsneaklateral_movement などを使います。

注意
/inputpermission で制限できるのは、公式に用意されている入力項目です。
攻撃、アイテム使用、インベントリを開く操作、チャット入力などを直接止める専用permissionは、この記事で扱う公式一覧には含まれていません。


5. まず覚える基本コマンド例

ここからは、実際に使うコマンド例を紹介しますね。
まずは、このあたりだけ覚えておけば大丈夫です。

自分の移動を止める

/inputpermission set @s movement disabled

自分自身の移動操作を無効化します。
この状態だと、歩く・ジャンプする・スニークするなどの移動操作が制限されます。

自分の移動を戻す

/inputpermission set @s movement enabled

移動制限を解除します。

テストで movement disabled を使う場合は、必ずこの解除コマンドも覚えておいてください。

自分の視点移動を止める

/inputpermission set @s camera disabled

視点を動かせないようにします。

ムービー演出や説明シーンで、プレイヤーに見てほしい方向を固定したい時に便利です。

自分の視点移動を戻す

/inputpermission set @s camera enabled

視点移動を戻します。

移動と視点を両方止める

/inputpermission set @s movement disabled
/inputpermission set @s camera disabled

これで、移動も視点操作も止まります。

カットシーン風の演出を作るなら、基本はこの組み合わせです。

移動と視点を両方戻す

/inputpermission set @s camera enabled
/inputpermission set @s movement enabled

解除する時は、止めた操作をそれぞれ enabled に戻します。

大事
cameramovement は別々の操作です。
movement enabled だけでは、camera disabled は解除されません。
止めたものは、止めた分だけ戻す意識で使いましょう。


6. movementで移動を止める方法

movement は、プレイヤーの移動をまとめて止める時に使います。

/inputpermission set @p movement disabled

一番近いプレイヤーの移動を止める例です。

ボタンを押した人を止める、というよりは「この場所にいるプレイヤーを止める」ような使い方がしやすいですね。

全員の移動を止める

/inputpermission set @a movement disabled

全プレイヤーの移動を止めます。

ミニゲーム開始前のカウントダウンなどでは便利ですが、管理者も巻き込むので注意です。

解除はこちらです。

/inputpermission set @a movement enabled

タグ付きプレイヤーだけ止める

配布ワールドやミニゲームでは、タグ管理がおすすめです。

まず、対象プレイヤーにタグを付けます。

/tag @p add wait

次に、そのタグを持つプレイヤーだけ移動停止します。

/inputpermission set @a[tag=wait] movement disabled

解除する時はこちらです。

/inputpermission set @a[tag=wait] movement enabled
/tag @a[tag=wait] remove wait

タグを使うと、全員ではなく特定のプレイヤーだけに操作制限をかけやすくなります。

movementは強めの制限

movement は、細かい操作をまとめて止める強めの制限です。

公式の入力カテゴリでは、movement を無効化すると、ジャンプ・スニーク・横移動・乗り物に乗る操作・降りる操作をまとめて無効化するのと同じ扱いになります。

なので、

「とりあえずプレイヤーを動かしたくない」

という時は movement でOKです。

逆に、

「歩けるけどジャンプだけ禁止したい」
「移動はできるけどスニークだけ禁止したい」

という場合は、movement ではなく jumpsneak を個別に指定しましょう。


7. cameraで視点移動を止める方法

camera は、プレイヤーの視点移動を止める時に使います。

/inputpermission set @s camera disabled

このコマンドを使うと、プレイヤーが自分で視点を動かせなくなります。

使いどころとしては、

  • ムービー風の演出
  • チュートリアル説明
  • 建築物を見せる案内シーン
  • 謎解きマップの注目演出

こういう場面ですね。

視点だけ止めると、移動はできます

ここ、意外と勘違いしやすいです。

camera disabled は、あくまで視点移動を止めるだけです。
プレイヤーの移動操作までは止まりません。

そのため、視点だけ止めた状態でプレイヤーが歩くと、想定外の場所へ移動してしまうことがあります。

演出として確実に固定したい場合は、次のように movement もセットで止めるのがおすすめです。

/inputpermission set @s movement disabled
/inputpermission set @s camera disabled

解除はこちらです。

/inputpermission set @s camera enabled
/inputpermission set @s movement enabled

cameraコマンドと組み合わせると演出向き

統合版では、視点演出用のコマンドと組み合わせて使うと、かなり見せ方の幅が広がります。

/camera 系の演出でプレイヤーに見せたい方向を作り、/inputpermission で視点操作を止めると、プレイヤーが勝手に視点を動かして演出が崩れるのを防ぎやすいです。

筆者メモ
camera は便利ですが、解除を忘れると本当に困ります。
解除用のコマンドブロックは、演出終了地点だけでなく、管理者用の予備も作っておくと安心です。


8. jump・sneak・move系で細かく操作制限する方法

/inputpermission は、movementcamera だけではありません。
現在の公式資料では、ジャンプやスニーク、前後左右の移動なども個別に指定できます。

ここからは、細かい制限の使い方を紹介しますね。

ジャンプだけ禁止する|jump

/inputpermission set @s jump disabled

ジャンプ入力を無効化します。

解除はこちらです。

/inputpermission set @s jump enabled

ジャンプ禁止アスレチックや、段差を使ったパズルで便利です。

また、公式の入力カテゴリでは、jump は飛行時の上昇操作にも関わります。
クリエイティブ飛行中や特殊な演出で使う場合は、上昇できなくなる点にも注意してください。

スニークだけ禁止する|sneak

/inputpermission set @s sneak disabled

スニーク入力を無効化します。

解除はこちらです。

/inputpermission set @s sneak enabled

スニーク禁止のミニゲームや、足場端でしゃがめないルールを作りたい時に使えます。

また、sneak は飛行時の下降操作にも関わります。
クリエイティブでテストしている時に使うと、思ったように下降できなくなる場合があるので注意しましょう。

前後左右の移動を止める|move_forward / move_backward / move_left / move_right

前後左右の入力を個別に止めたい場合は、次のように指定します。

前移動を止める場合:

/inputpermission set @s move_forward disabled

後ろ移動を止める場合:

/inputpermission set @s move_backward disabled

左移動を止める場合:

/inputpermission set @s move_left disabled

右移動を止める場合:

/inputpermission set @s move_right disabled

一方向だけ制限できるので、強制スクロール風のミニゲームや、特定方向に戻れないルール作りに使いやすいです。

解除する時は、それぞれ enabled に戻します。

/inputpermission set @s move_forward enabled
/inputpermission set @s move_backward enabled
/inputpermission set @s move_left enabled
/inputpermission set @s move_right enabled

平面移動をまとめて止める|lateral_movement

/inputpermission set @s lateral_movement disabled

lateral_movement は、前後左右の移動入力に関わる項目です。
キーボードならWASD、コントローラーならスティック、スマホなら移動パッドのような操作ですね。

解除はこちらです。

/inputpermission set @s lateral_movement enabled

movement よりも範囲を絞って、歩き移動だけを止めたい時に使えます。

乗り物に乗る操作を止める|mount

/inputpermission set @s mount disabled

ボート、トロッコ、馬などに乗る操作を制限したい時に使います。

解除はこちらです。

/inputpermission set @s mount enabled

乗り物から降りる操作を止める|dismount

/inputpermission set @s dismount disabled

乗り物から降りる操作を制限します。

解除はこちらです。

/inputpermission set @s dismount enabled

ただし、dismount は「完全に絶対降りられない檻」として考えない方が良いです。
公式の入力カテゴリでも、無効化していても別の手段で降りられる可能性があることが示されています。

たとえば、馬ではジャンプ操作で降りられたり、ボートでは別のボートに移ったりできる場合があります。
長時間プレイヤーを拘束する用途ではなく、短い演出やミニゲーム中の補助として使うのが安全です。


9. queryで現在の操作状態を確認する方法

query は、入力制限の状態を確認するためのサブコマンドです。

/inputpermission query @s movement

このように入力すると、自分の movement がどうなっているか確認できます。

disabledだけ確認する

/inputpermission query @a movement disabled

全プレイヤーの中で、movement が無効になっている対象を確認する使い方です。

enabledだけ確認する

/inputpermission query @a camera enabled

全プレイヤーの中で、camera が有効になっている対象を確認する使い方です。

うまく動かない時ほどqueryが便利

/inputpermission は、コマンド自体が短いので簡単そうに見えます。
ただ、実際にコマンドブロックで組むと、

  • 対象セレクターが間違っている
  • タグが付いていない
  • enableddisabled を逆にしている
  • 解除したつもりで別のpermissionが残っている

こういうミスが起きます。

その時に、いきなり作り直すのではなく、まず query で状態を確認しましょう。

例:タグ付きプレイヤーの視点制限を確認

/inputpermission query @a[tag=cutscene] camera

例:タグ付きプレイヤーの移動制限を確認

/inputpermission query @a[tag=cutscene] movement

おすすめの確認順
1. タグが付いているか確認
2. query で現在の状態を確認
3. 必要なpermissionだけ enabled に戻す


10. コマンドブロックで使う実用パターン

ここからは、実際のワールド制作で使いやすい形に落とし込んでいきます。

/inputpermission は、一度 set すれば状態が切り替わるタイプのコマンドです。
基本的には、毎tickリピートで連打するより、イベント開始時に無効化、終了時に有効化する形が扱いやすいです。

パターン1:開始前カウントダウンで全員を止める

ゲーム開始前に、全員をその場で待機させたい時の例です。

開始時:

inputpermission set @a movement disabled

必要なら視点も止めます。

inputpermission set @a camera disabled

ゲーム開始のタイミングで解除します。

inputpermission set @a camera enabled
inputpermission set @a movement enabled

カウントダウン演出と組み合わせるなら、タイトル表示や音と合わせると分かりやすいです。

パターン2:カットシーン対象だけ止める

特定のプレイヤーだけ演出に入れるなら、タグ管理が便利です。

対象にタグを付ける:

tag @p add cutscene

移動と視点を止める:

inputpermission set @a[tag=cutscene] movement disabled
inputpermission set @a[tag=cutscene] camera disabled

演出終了時に解除する:

inputpermission set @a[tag=cutscene] camera enabled
inputpermission set @a[tag=cutscene] movement enabled
tag @a[tag=cutscene] remove cutscene

この形なら、他のプレイヤーまで巻き込まずに済みます。

パターン3:ジャンプ禁止エリアを作る

ジャンプ禁止エリアに入った人だけ制限したい場合は、範囲指定やタグを使います。

例:近くのプレイヤーにジャンプ禁止タグを付ける

tag @a[r=5] add nojump

ジャンプを禁止する

inputpermission set @a[tag=nojump] jump disabled

エリアを出たら解除する

inputpermission set @a[tag=nojump] jump enabled
tag @a[tag=nojump] remove nojump

範囲指定はワールドの作りに合わせて調整してくださいね。

パターン4:ボートから降りにくい演出を作る

ボート移動型のアトラクションや演出で、途中降車を防ぎたい時は dismount を使います。

inputpermission set @a[tag=ride_event] dismount disabled

終了地点で解除します。

inputpermission set @a[tag=ride_event] dismount enabled

ただし、前章でも書いた通り、dismount は完全拘束目的には向きません。
乗り物の仕様や周囲の構造によって抜け道ができる場合があるので、壁や柵、バリアなども併用しましょう。

パターン5:管理者用の緊急解除コマンドを作る

本番ワールドに入れるなら、緊急解除用のコマンドブロックをどこかに用意しておくと安心です。

全員の主要な操作を戻す例です。

inputpermission set @a camera enabled
inputpermission set @a movement enabled
inputpermission set @a lateral_movement enabled
inputpermission set @a jump enabled
inputpermission set @a sneak enabled
inputpermission set @a mount enabled
inputpermission set @a dismount enabled
inputpermission set @a move_forward enabled
inputpermission set @a move_backward enabled
inputpermission set @a move_left enabled
inputpermission set @a move_right enabled

/inputpermission には、全permissionをまとめて戻す専用の all 指定はありません。
そのため、複数のpermissionを使った場合は、使ったものをそれぞれ enabled に戻す必要があります。

本番運用のコツ
操作制限を作る時は、「止めるコマンド」と「戻すコマンド」を必ずセットで作りましょう。
止める側だけ作って満足すると、あとで自分が困ります。


11. tpコマンド・アドベンチャーモードとの違い

/inputpermission は便利ですが、万能ではありません。
似た用途でよく使う /tp やアドベンチャーモードとの違いも整理しておきます。

tp連打との違い

/tp をリピートコマンドブロックで連打すると、プレイヤーの座標や向きを強制的に固定できます。

ただし、プレイヤー側の入力自体は生きているので、動こうとした瞬間に戻されるような挙動になります。
その結果、画面がガタついたり、操作している感覚だけ残ったりします。

一方、/inputpermission は、入力そのものを無効化します。

そのため、

  • プレイヤーの操作を止めたい
  • 視点操作を止めたい
  • ジャンプだけ禁止したい

こういう用途では、/inputpermission の方が自然に扱いやすいです。

ただし、完全な座標固定が必要な場合は、/tp もまだ使い道があります。

たとえば、落下・水流・ノックバック・爆発・ピストンなど、プレイヤー入力ではない移動まで止めたい場合は、/inputpermission だけでは足りません。

アドベンチャーモードとの違い

アドベンチャーモードは、主にブロック破壊や設置を制限するために使うゲームモードです。

配布ワールドではとても便利ですが、プレイヤーの移動入力そのものを止めるものではありません。

つまり、

  • ブロックを壊されたくない → アドベンチャーモード
  • プレイヤーを動かしたくない → /inputpermission
  • 両方必要 → 併用

という考え方が分かりやすいです。

バリアや壁との違い

バリアブロックや壁は、物理的にプレイヤーを通さないための対策です。

/inputpermission は操作を止めるだけなので、外部から押されたり、座標移動されたりする場合には壁やバリアの方が確実なこともあります。

特にミニゲームでは、

  • inputpermission で操作を止める
  • アドベンチャーモードでブロック破壊を防ぐ
  • バリアで想定外の脱出を防ぐ

この3つを組み合わせると安定しやすいです。


12. バージョンによる違いと注意点

/inputpermission は、統合版1.19.80で追加されたコマンドです。
追加当初の公式アップデート情報では、cameramovementenabled / disabled にするコマンドとして紹介されていました。

その後、統合版1.21.60のCreator向け更新情報で、jumpsneaklateral_movementmove_forward など、より細かいpermissionの切り替えが追加されました。
現在の公式コマンド資料でも、この記事で紹介したpermissionが一覧に含まれています。

なので、古いWiki記事や古い解説動画だけを見ると、

cameramovement しか使えないのかな?」

と思うかもしれません。

ですが、現在の統合版向け公式資料では、この記事で紹介した細かい入力制限も一覧に含まれています。

古い情報と新しい情報が混ざりやすいです

/inputpermission は、コマンド勢や配布ワールド制作者向けのやや専門的なコマンドです。
そのため、一般的な攻略記事よりも、公式コマンド資料・Creator向け資料・コミュニティの検証情報を合わせて確認した方が安全です。

特に、

  • move_forward などの細分化permission
  • jump が飛行時の上昇にも関わる点
  • sneak が飛行時の下降にも関わる点
  • dismount に抜け道がありうる点

このあたりは、公式の入力カテゴリ資料まで見た方が理解しやすいです。

2026年以降のバージョン表記について

Minecraftは、2026年以降のバージョン番号について、年を使った表記へ変わる方針が示されています。
そのため、今後は「1.21.11以降」という見方だけでなく、「26.0」や「26.1」などの新しいバージョン表記も出てきます。

この記事では、特定の小型アップデートだけに依存するのではなく、統合版の安定版公式コマンド資料に掲載されている構文を基準にまとめています。

もし将来、permissionの名前や挙動が変わった場合は、公式資料側の表記を優先して確認してください。


13. まとめ

以上、マイクラ統合版の /inputpermission コマンドについて解説しました。

要点を整理すると、

  • /inputpermission は、プレイヤーの操作入力を有効化・無効化する統合版コマンド
  • 基本構文は、set で変更、query で確認
  • movement は移動全般、camera は視点移動の制限
  • jumpsneakmove_forward などを使えば、より細かい操作制限も可能
  • 操作不能事故を防ぐため、解除コマンドは必ず用意する

このあたりを押さえておけば、ミニゲームや配布ワールドの演出でかなり使いやすくなります。

特に、

/inputpermission set @s movement disabled
/inputpermission set @s camera disabled

この2つは、プレイヤーを固定する基本セットとして覚えておくと便利です。

そして、解除は必ずこちらです。

/inputpermission set @s camera enabled
/inputpermission set @s movement enabled

/inputpermission は、派手なコマンドではないですが、ワールド制作の完成度を上げるにはかなり役立ちます。

プレイヤーを勝手に動かしたくない場面、視点を固定したい場面、ジャンプやスニークを禁止したい場面があれば、ぜひ試してみてくださいね。

では、本日はここまでで終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
柚子クラでは他にも便利なコマンドや装置を紹介しているので、是非ご覧くださいね(^^♪


14. うまく動かない時のチェックポイント

コマンドを入れたのに操作制限されない
解除したはずなのに動けない
自分まで操作不能になった

👉そういう時は、下のチェックリストを使ってください。

  • [ ] Java版ではなく、統合版で実行しているか?
  • [ ] ワールドのチートはONになっているか?
  • [ ] コマンドを実行する権限があるか?
  • [ ] enabled / disabled の綴りを間違えていないか?
  • [ ] enabledisable と書いていないか?
  • [ ] permission の名前を間違えていないか?
  • [ ] move_front ではなく、正しくは move_forward になっているか?
  • [ ] コマンドブロックでは先頭の / を外しているか?
  • [ ] 対象セレクターが合っているか?
  • [ ] タグ指定の場合、対象プレイヤーにタグが付いているか?
  • [ ] movement だけ戻して、cameradisabled のまま残っていないか?
  • [ ] jumpsneak など、個別permissionを無効化したまま忘れていないか?
  • [ ] query で現在の状態を確認したか?
  • [ ] 管理者自身を @a で巻き込んでいないか?

緊急解除用コマンド

困った時は、まず主要なpermissionを enabled に戻しましょう。

/inputpermission set @s camera enabled
/inputpermission set @s movement enabled
/inputpermission set @s lateral_movement enabled
/inputpermission set @s jump enabled
/inputpermission set @s sneak enabled
/inputpermission set @s mount enabled
/inputpermission set @s dismount enabled
/inputpermission set @s move_forward enabled
/inputpermission set @s move_backward enabled
/inputpermission set @s move_left enabled
/inputpermission set @s move_right enabled

マルチプレイで全員を戻す場合は、@s@a に変えてください。

/inputpermission set @a camera enabled
/inputpermission set @a movement enabled
/inputpermission set @a lateral_movement enabled
/inputpermission set @a jump enabled
/inputpermission set @a sneak enabled
/inputpermission set @a mount enabled
/inputpermission set @a dismount enabled
/inputpermission set @a move_forward enabled
/inputpermission set @a move_backward enabled
/inputpermission set @a move_left enabled
/inputpermission set @a move_right enabled

最後にもう一度
/inputpermission は、止めるより戻す方が大事です。
本番ワールドでは、解除コマンドブロックを必ず用意してから使いましょう。


15. 引用・参考文献

この記事を書くにあたり、以下の公式資料・コミュニティ資料を参考にしています。