
この記事はマイクラ統合版(Bedrock Edition)向けです
Java版のデータパックとは作り方・呼び出し方が違います
コマンド初心者さんでも迷わないように、実録寄りで順番に解説します
こんにちは。ゆずかきです。
マイクラ統合版でコマンドを触っていると、途中でこう思うことありませんか?
「コマンドブロックを何個も並べるのが大変…」
「同じ処理を何回も使い回したい…」
「配布ワールドみたいに、1つの命令でまとめて処理を動かしたい!」
そういう時に便利なのが、functionコマンドです。
functionを使うと、複数行のコマンドを.mcfunctionファイルにまとめておき、ゲーム内で/functionと打つだけで一気に実行できます。
コマンドブロックを大量に並べるより管理しやすく、ミスを見つけやすいので、配布マップ作り・ミニゲーム作り・検証ワールド作りでかなり役立ちます👌
この記事を読めば、次のことが出来るようになります。
- 統合版の
/functionコマンドの基本構文が分かります.mcfunctionファイルを作って、ゲーム内で実行できるようになりますtick.jsonやexecuteと組み合わせた使い方まで理解できます- functionが動かない時のチェックポイントも確認できます
それでは、やっていきましょう!
※本記事はマイクラ統合版のビヘイビアーパック機能を使う解説です。
※ゲーム内でfunctionを実行するには、基本的にチートを有効化したワールドが必要です。
※本記事では、2026年以降の新しいバージョン表記(26.x系)にも触れつつ、統合版1.21系以降でも通じる形で解説しています。
目次
1. functionコマンドとは
2. functionを使う前に必要なもの
3. functionコマンドの基本構文
4. .mcfunctionファイルの書き方
5. ビヘイビアーパック内の配置場所
6. 実際にfunctionを作って実行する手順
7. フォルダー分けとファイル名の決め方
8. よく使うfunctionの実例
9. tick.jsonでfunctionを自動実行する方法
10. executeとfunctionを組み合わせる使い方
11. Java版との違いと最新版の注意点
12. functionが動かない時のチェックポイント
13. まとめ
14. 参考文献
この記事で分かること
・マイクラ統合版のfunctionコマンドの使い方
・.mcfunctionファイルの作り方と実行方法
・初心者がつまずきやすい原因と対処法

1. functionコマンドとは
functionコマンドとは、ビヘイビアーパック内に入れた.mcfunctionファイルをゲーム内から実行するコマンドです。
たとえば、次のような3つの処理をしたいとします。
- プレイヤーにメッセージを表示する
- プレイヤーへアイテムを渡す
- 天気を晴れにする
普通にやるなら、チャット欄で3回コマンドを打ったり、コマンドブロックを3個並べたりしますよね。
でも、functionなら.mcfunctionファイルにまとめておいて、ゲーム内ではこれだけで実行できます。
/function start
これがfunctionの基本です。
たくさんのコマンドを1つの名前で呼び出せると考えると分かりやすいと思います。
コマンドブロックだけでも色々な仕組みは作れますが、数が増えるほど「どこに何を書いたか」が分からなくなります。
その点、functionはテキストファイルで管理できるので、あとから直すのが楽です。
体験談
筆者は最初、コマンドブロックを横にずらっと並べて装置を作っていました。
ただ、処理が増えると本当に見直しが大変です。
functionにまとめると、ファイルを開けば処理順が全部見えるので、検証ワールド作りがかなり楽になります。
functionが特に向いているのは、下記のような用途です。
- ワールド初期設定をまとめて行う
- ミニゲーム開始時の処理をまとめる
- プレイヤーに装備やアイテムを配る
- scoreboardやtagの初期化をする
- 複数のコマンドを順番通りに実行する
- 配布ワールドやアドオンで処理を整理する
逆に、1回だけ使う短いコマンドなら、チャット欄やコマンドブロックでも十分です。
繰り返し使う処理・長い処理・整理したい処理をfunction化すると便利ですね。

2. functionを使う前に必要なもの
統合版でfunctionを使うには、いくつか準備が必要です。
「コマンドを打つだけで使える」と思っていると、ここで詰まりやすいので順番に確認しましょう。
必要なものは主にこちらです。
- チートを有効化したワールド
- ビヘイビアーパック
manifest.jsonfunctionsフォルダー.mcfunctionファイル- テキストを編集できるアプリ
特に大事なのは、functionはビヘイビアーパック側に入れるという点です。
Java版のデータパックと似ている部分もありますが、統合版ではビヘイビアーパックの中に.mcfunctionファイルを置きます。
PC版やスマホ版ならファイル編集がしやすいですが、Switch・PlayStation・Xboxなどの家庭用ゲーム機だけでゼロから作るのは少し大変です。
家庭用ゲーム機で遊ぶ場合は、PCやスマホ側で作ったビヘイビアーパックをワールドに適用する形の方が現実的だと思います。
初心者さん向けの準備表
| 必要なもの | 役割 | 初心者メモ |
|---|---|---|
| チート有効ワールド | /functionを実行するため | 検証用ワールドで試すのがおすすめ |
| ビヘイビアーパック | functionファイルを入れる箱 | リソースパックではなくビヘイビアーパック |
| functionsフォルダー | .mcfunctionを置く場所 | 複数形のfunctionsです |
| .mcfunctionファイル | 実行したいコマンドを書くファイル | 中のコマンドは先頭に/を書きません |
| manifest.json | パックをゲームに認識させる設定 | UUIDの重複に注意 |
※チートを有効化したワールドでは、通常のサバイバル実績を狙う用途には向きません。大事なメインワールドでいきなり試すより、コピーした検証用ワールドで試しましょう。

3. functionコマンドの基本構文
統合版のfunctionコマンドの基本構文は、とてもシンプルです。
/function <ファイルパス>
たとえば、functionsフォルダーの中にstart.mcfunctionというファイルを置いた場合、ゲーム内では次のように実行します。
/function start
functions/init/start.mcfunctionのようにフォルダーの中へ入れた場合は、こうなります。
/function init/start
ここで大事なのは、.mcfunctionという拡張子はゲーム内で書かないことです。
# 正しい /function start # 間違い /function start.mcfunction
このミス、初心者さんはかなりやりがちです。
筆者も最初にやりました。
ファイル名と実行コマンドの対応表
| 実際のファイル場所 | ゲーム内で打つコマンド | メモ |
|---|---|---|
| functions/start.mcfunction | /function start | 一番基本 |
| functions/init/start.mcfunction | /function init/start | フォルダー分けあり |
| functions/game/reset.mcfunction | /function game/reset | ミニゲーム向き |
| functions/yuzukaki/setup.mcfunction | /function yuzukaki/setup | 名前空間風に整理しやすい |
統合版の/functionは、基本的にビヘイビアーパック内のファイルパスを指定して呼び出すものです。
Java版のようにnamespace:function_name形式で呼ぶ感覚とは少し違うので、ここは統合版として覚えておきましょう。

4. .mcfunctionファイルの書き方
.mcfunctionファイルの中には、1行につき1つのコマンドを書きます。
ただし、チャット欄と違って、先頭の/は不要です。
たとえば、ゲーム内のチャットで打つならこうです。
/say こんにちは /time set day /weather clear
でも、.mcfunctionファイル内ではこう書きます。
say こんにちは time set day weather clear
/を付けたまま書くと、検証ツール上では警告扱いになり、正しくない書き方としてチェックされます。
.mcfunction内ではスラッシュを書かないと覚えてください。
コメントも書けます
.mcfunctionファイルでは、#から始まる行をコメントとして使えます。
コメントはゲーム内の処理としては実行されないので、メモを書きたい時に便利です。
# ワールド開始時の初期設定 gamerule commandblockoutput false time set day weather clear # プレイヤーへ初期アイテムを配布 give @a bread 16 give @a torch 32
👆こうしておくと、あとから見直した時に「この行は何のため?」が分かりやすくなります。
function内のコマンドは順番に実行される
.mcfunctionに書いたコマンドは、上から順番に実行されます。
そのため、初期化処理を書く時は順番が大事です。
scoreboard objectives add coin dummy
scoreboard players set @a coin 0
tellraw @a {"rawtext":[{"text":"コインを初期化しました"}]}
この場合、先にcoinというスコアボードを作ってから、プレイヤーのスコアを0にしています。
順番を逆にすると、スコアボードが存在しない状態で数値を入れようとして失敗します。
ポイント
functionは「コマンドをまとめる箱」ですが、魔法みたいにエラーを直してくれるわけではありません。
普通のコマンドと同じく、構文ミス・対象ミス・順番ミスがあると失敗します。

5. ビヘイビアーパック内の配置場所
統合版のfunctionファイルは、ビヘイビアーパック内のfunctionsフォルダーに入れます。
基本の形は下記です。
ビヘイビアーパック名/ ├─ manifest.json └─ functions/ └─ start.mcfunction
この場合、ゲーム内では次のコマンドで実行できます。
/function start
フォルダー分けする場合は、こうなります。
ビヘイビアーパック名/
├─ manifest.json
└─ functions/
├─ init/
│ └─ setup.mcfunction
└─ game/
└─ start.mcfunction
実行コマンドはこちらです。
/function init/setup /function game/start
最低限のmanifest.json例
すでにビヘイビアーパックを作れる方は、この章は読み飛ばして大丈夫です。
初めて作る方向けに、最低限の形だけ載せておきます。
{ "format_version": 2, "header": { "name": "Yuzukaki Function Practice", "description": "function command practice pack", "uuid": "ここに自分で生成したUUIDを入れる-1", "version": [1, 0, 0], "min_engine_version": [1, 21, 0] }, "modules": [ { "type": "data", "uuid": "ここに自分で生成したUUIDを入れる-2", "version": [1, 0, 0] } ] }
uuidはパックを識別するための値です。
他のパックと同じUUIDを使い回すと競合するので、必ず自分用に生成したものへ差し替えてください。
※min_engine_versionは、そのパックがどのエンジンバージョンを前提にするかの指定です。古い値のままだと、コマンド仕様の解釈が古いままになる場合があるので、現在遊んでいる統合版に近い値を入れておくのがおすすめです。

6. 実際にfunctionを作って実行する手順
ここからは、実際にstart.mcfunctionを作って、ゲーム内で実行するところまで順番に見ていきましょう。
今回は、初心者さんでも分かりやすいように「ワールド開始時の簡単な初期設定」を作ります。
1. functionsフォルダーを作る
ビヘイビアーパックの中に、functionsという名前のフォルダーを作ります。
YuzukakiFunctionPack/ ├─ manifest.json └─ functions/
ここで注意です。
フォルダー名はfunctionではなく、functionsです。
最後にsが付きます。
2. start.mcfunctionを作る
functionsフォルダーの中に、start.mcfunctionを作ります。
テキストファイルを作ってから、拡張子を.mcfunctionに変えればOKです。
YuzukakiFunctionPack/ ├─ manifest.json └─ functions/ └─ start.mcfunction
3. start.mcfunctionにコマンドを書く
今回は、下記の内容を書いてみます。
# ワールド開始時の簡単な初期設定
gamerule commandblockoutput false
time set day
weather clear
give @a bread 16
tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§a初期設定を実行しました!"}]}
内容としては、
- コマンドブロックのログを非表示にする
- 時間を昼にする
- 天気を晴れにする
- 全プレイヤーへパンを16個配る
- 実行完了メッセージを出す
という流れです。
4. ワールドにビヘイビアーパックを適用する
作ったビヘイビアーパックを、functionを使いたいワールドに適用します。
ここでパックが表示されない場合は、manifest.jsonのUUIDやJSONのカンマ抜けを確認してください。
5. ゲーム内で/function startを実行する
ワールドに入ったら、チャット欄で次のコマンドを打ちます。
/function start
パンが配られ、昼になり、完了メッセージが出れば成功です👌
6. 編集後は/reloadまたはワールド再読み込み
既存の.mcfunctionを編集した場合は、ゲーム内で次のコマンドを使うと再読み込みできます。
/reload
ただし、新しくファイルを追加した時や、パック構成を大きく変えた時は、/reloadだけでは上手く反映されないことがあります。
そういう時は、一度ワールドを出入りする、またはゲーム自体を再起動すると安定します。
体験談
筆者は「ファイルは作ったのに/functionで候補に出ない」という状態でしばらく悩みました。
結局、ワールドに入り直したら普通に出ました。
編集したら/reload、新規追加で出ないなら入り直し。この流れで覚えておくと楽です。

7. フォルダー分けとファイル名の決め方
functionに慣れてくると、ファイル数が増えてきます。
最初はstart.mcfunctionだけで十分ですが、ミニゲームや配布ワールドを作るなら、早めにフォルダー分けしておくのがおすすめです。
筆者なら、こんな感じで整理します。
functions/ ├─ init/ │ ├─ setup.mcfunction │ └─ reset_score.mcfunction ├─ game/ │ ├─ start.mcfunction │ ├─ finish.mcfunction │ └─ give_items.mcfunction └─ debug/ └─ check.mcfunction
実行コマンドはこうです。
/function init/setup /function init/reset_score /function game/start /function game/finish /function game/give_items /function debug/check
ファイル名は英小文字・数字・アンダーバーが安心
ファイル名は、できるだけ分かりやすく、シンプルにしておきましょう。
おすすめは、英小文字・数字・アンダーバーです。
良い例: start.mcfunction reset_score.mcfunction give_items.mcfunction 避けたい例: 開始.mcfunction Start Function.mcfunction give-items!.mcfunction
日本語ファイル名や空白入りでも環境によっては動くかもしれませんが、共有・配布・別端末への移動でトラブルになりやすいです。
あとから自分が困らないためにも、最初から英小文字で統一しておきましょう。
処理ごとに分けると修正しやすい
全部を1つの巨大なmain.mcfunctionに入れると、あとから直すのが大変です。
たとえば、ミニゲームなら下記のように分けると管理しやすいです。
init/setup:スコアボード作成などの初期設定game/start:ゲーム開始処理game/give_items:アイテム配布game/finish:終了処理debug/check:動作確認用
こうすると、「アイテム配布だけ直したい」という時にgame/give_items.mcfunctionだけ見ればいいので楽です。

8. よく使うfunctionの実例
ここでは、実際に使いやすいfunction例をいくつか載せます。
コピペして試しつつ、自分のワールドに合わせて調整してくださいね。
ワールド初期設定用function
functions/init/setup.mcfunction
# ワールド初期設定
gamerule commandblockoutput false
gamerule sendcommandfeedback false
time set day
weather clear
scoreboard objectives add coin dummy コイン
scoreboard objectives add death dummy 死亡数
tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§a初期設定が完了しました!"}]}
実行コマンドはこちらです。
/function init/setup
最初に1回だけ実行するタイプのfunctionです。
スコアボード作成、ゲームルール変更、天気固定などをまとめておくと、ワールド調整が楽になります。
アイテム配布用function
functions/game/give_items.mcfunction
# 全プレイヤーへ初期アイテムを配布
give @a stone_sword 1
give @a bread 16
give @a torch 32
give @a cooked_beef 8
tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§e初期アイテムを配布しました"}]}
実行コマンドはこちらです。
/function game/give_items
配布マップやミニゲームでよく使う形です。
アイテムの種類や数を変えれば、職業選択・難易度別アイテム配布などにも使えます。
タグを使った対象限定function
functions/game/heal_runner.mcfunction
# runnerタグを持つプレイヤーだけ回復
effect @a[tag=runner] regeneration 5 1 true
effect @a[tag=runner] saturation 5 0 true
tellraw @a[tag=runner] {"rawtext":[{"text":"§aランナーを回復しました"}]}
実行コマンドはこちらです。
/function game/heal_runner
先にプレイヤーへタグを付けておけば、対象を限定できます。
/tag @p add runner
タグ管理とfunctionを組み合わせると、チーム戦・鬼ごっこ・ロール分けがかなり作りやすくなります。
デバッグ確認用function
functions/debug/check.mcfunction
# 動作確認用
tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§bdebug/check が実行されました"}]}
playsound random.orb @a
実行コマンドはこちらです。
/function debug/check
functionが読み込まれているか確認したい時用です。
いきなり複雑な処理を書くより、最初はこういう短い確認用functionを作ると原因切り分けがしやすいです。

9. tick.jsonでfunctionを自動実行する方法
functionは手動で/function startと打って実行するだけではありません。
tick.jsonを使うと、指定したfunctionを毎tick自動で実行できます。
マイクラのゲーム内tickは、基本的に1秒あたり20tickです。
つまり、tick.jsonで呼ばれるfunctionはかなり高頻度で動きます。
便利ですが、重い処理を書くと一気に負荷がかかるので注意してください。
tick.jsonの配置場所
tick.jsonは、.mcfunctionファイルと同じくfunctionsフォルダー内に置きます。
functions/ ├─ tick.json └─ tick/ └─ main.mcfunction
tick.jsonの中身はこんな形です。
{ "values": [ "tick/main" ] }
これで、functions/tick/main.mcfunctionが毎tick実行されます。
毎tick実行するfunction例
functions/tick/main.mcfunction
# spawnタグを持つプレイヤーへ短時間の耐性を付与 effect @a[tag=spawn] resistance 2 0 true
このように、短くて軽い処理ならtick実行に向いています。
ただし、毎tickで大量のfill、大量のexecute、大量のparticleなどを走らせると、端末によっては重くなります。
tick.jsonでやりすぎない方がいい処理
- 広範囲の
fillを毎tick実行する - 全エンティティに大量の
executeをかける - 毎tickで大量のパーティクルを出す
- 毎tickでチャットメッセージを流す
- 複数のビヘイビアーパックでtick.jsonを大量に使う
tick.jsonは便利ですが、使い方を間違えるとワールドが重くなります。
初心者さんは、まず「軽い監視処理」や「短い効果付与」くらいから試すのがおすすめです。
注意点
tick.jsonはワールドの読み込みが完全に終わる前から実行される場合があります。
ワールド読み込み直後に前提条件がそろっていない処理を走らせると、想定外の動きになることがあります。

10. executeとfunctionを組み合わせる使い方
functionは、executeと組み合わせると一気に使い道が広がります。
普通に/function startを実行すると、そのfunctionは実行した場所・実行した対象の文脈で動きます。
プレイヤーがチャットから実行した場合、@sはそのプレイヤーとして扱われます。
たとえば、functions/player/jump.mcfunctionを作ります。
# 実行者を少し上へ移動させる
tp @s ~ ~5 ~
tellraw @s {"rawtext":[{"text":"§bジャンプしました!"}]}
プレイヤーが直接実行するなら、こうです。
/function player/jump
この時、@sは実行したプレイヤーです。
execute asで対象を変える
execute asを使うと、指定した対象としてfunctionを実行できます。
位置も対象プレイヤー基準にしたい場合は、at @sも一緒に使うと分かりやすいです。
/execute as @a[tag=jumper] at @s run function player/jump
これで、jumperタグを持つ全プレイヤーが、それぞれ自分自身として、自分の位置でplayer/jumpを実行します。
function内の@sも、それぞれの対象プレイヤーになります。
execute atで場所を変える
execute atを使うと、対象の位置でfunctionを実行できます。
functions/effect/lightning.mcfunction
summon lightning_bolt ~ ~ ~
実行コマンドはこちらです。
/execute at @e[type=zombie] run function effect/lightning
これで、ゾンビのいる場所に雷を落とせます。
実際のサバイバルでは危険なので、検証ワールドで試してくださいね。
execute if entityで条件付き実行
条件を満たした時だけfunctionを実行することもできます。
/execute if entity @a[tag=game_start] run function game/start
game_startタグを持つプレイヤーがいる時だけ、game/startを実行します。
ミニゲームを作るなら、
- タグがあるか確認する
- スコアが一定値になったか確認する
- 特定地点にプレイヤーがいるか確認する
- 条件を満たしたらfunctionを呼ぶ
という流れがかなり使いやすいです。
ポイント
functionそのものに「引数を渡す」感覚ではなく、tag・scoreboard・executeで対象や条件を先に作ってから呼び出すと管理しやすいです。

11. Java版との違いと最新版の注意点
ここは混乱しやすいので、統合版とJava版の違いを整理します。
統合版のfunctionは、ビヘイビアーパック内のfunctionsフォルダーにある.mcfunctionを/function <ファイルパス>で実行する仕組みです。
一方、Java版ではデータパック側のfunctionを、名前空間付きで呼び出す形になります。
| 項目 | 統合版 | Java版 |
|---|---|---|
| 入れる場所 | ビヘイビアーパック | データパック |
| 基本構文 | /function <ファイルパス> | /function 名前空間:パス |
| ファイル拡張子 | .mcfunction | .mcfunction |
| ゲーム内で拡張子を書くか | 書かない | 書かない |
| function内の先頭スラッシュ | 不要 | 不要 |
| パック種別 | ビヘイビアーパック | データパック |
同じ.mcfunctionという名前でも、置き場所と呼び出し方が違います。
Java版の記事をそのまま統合版へ持ってくると動かないことがあるので注意してください。
2026年以降のバージョン表記について
マイクラは2026年から、バージョン表記が年ベースの形へ変わっています。
そのため、統合版でも従来の1.21.xx系ではなく、26.x系のような表記が使われます。
ただし、本記事で扱っているfunctionの基本、つまり、
/function <name: pathcommand>
という考え方自体は、統合版の公式コマンド仕様として現在も確認できる基本構文です。
古い記事では「統合版1.21対応」と書かれていて、新しい環境では「26.x」と表示されるため、別物に見えるかもしれません。
でも、functionの基本的な使い方を見る時は、統合版向けかどうか、ビヘイビアーパック向けかどうかを確認すれば大丈夫です。
1回のfunction呼び出しで実行できるコマンド数
統合版では、1回のfunction呼び出しで実行できるコマンド数に上限があります。
初心者さんが普通に使う範囲ではなかなか到達しませんが、大規模な配布ワールドや自動処理では意識しておきましょう。
大量の処理を1つのfunctionに全部詰め込むより、
- 初期設定用
- ゲーム開始用
- 毎tick監視用
- 終了処理用
- デバッグ用
というように分けた方が、管理もしやすく、トラブル対応も楽です。

12. functionが動かない時のチェックポイント
/functionを打っても動かない
ファイルを作ったのに候補に出ない
一部のコマンドだけ実行されない
👉そういう時は、下記を順番に確認してください。
- [ ] ワールドでチートは有効になっているか?
- [ ] ビヘイビアーパックをワールドに適用しているか?
- [ ]
.mcfunctionファイルはfunctionsフォルダー内にあるか? - [ ] フォルダー名を
functionにしていないか?(正しくはfunctions) - [ ] ゲーム内で
.mcfunction拡張子まで打っていないか? - [ ]
.mcfunction内の各コマンド先頭に/を書いていないか? - [ ] ファイル名やフォルダー名に空白・日本語・記号を入れていないか?
- [ ]
manifest.jsonのJSON構文は壊れていないか? - [ ] UUIDが他のパックと重複していないか?
- [ ] 既存ファイル編集後に
/reloadしたか? - [ ] 新規ファイル追加後、ワールドへ入り直したか?
- [ ] Java版のコマンド構文をそのまま統合版で使っていないか?
- [ ]
@sの対象が想定通りになっているか? - [ ] tick.jsonで重い処理を毎tick走らせていないか?
最初に作るべき確認用function
動かない時は、いきなり長いfunctionで試さない方が良いです。
まずは、これだけの確認用ファイルを作りましょう。
functions/debug/check.mcfunction
tellraw @a {"rawtext":[{"text":"§aFunction読み込み確認OK"}]}
ゲーム内で、
/function debug/check
を実行してメッセージが出れば、少なくともパックとfunctionファイルの読み込みは成功しています。
その上で、目的のコマンドを1行ずつ追加していくと、どこで失敗しているか分かりやすいです。
体験談
筆者は、長いfunctionを一気に作って動かず、どこが悪いのか分からなくなったことがあります。
まず短い確認用functionを作る。
その後、1行ずつ増やす。
コマンド系はこの進め方が一番安全です。

13. まとめ
以上、マイクラ統合版のfunctionコマンドの使い方・構文・関数実行について解説しました。
要点を整理すると、
- 統合版のfunctionは、ビヘイビアーパック内の
.mcfunctionを実行する仕組み - 基本構文は
/function <ファイルパス> .mcfunctionファイル内では、コマンド先頭の/を書かない- ファイルは
functionsフォルダーに入れる - フォルダー分けした場合は
/function init/setupのようにパスで呼び出す tick.jsonを使うと毎tick自動実行できるexecuteと組み合わせると、対象・場所・条件を変えてfunctionを呼べる
このあたりを押さえておけば、functionの基本はかなり使えるようになります。
最初は、
say test
くらいの短いfunctionから始めて大丈夫です。
慣れてきたら、初期設定、アイテム配布、ミニゲーム管理、tick処理…という感じで少しずつ広げていきましょう。
functionを使えるようになると、統合版のコマンド制作はかなり整理しやすくなります。
コマンドブロックを大量に並べていた方ほど、便利さを実感しやすいと思います。
では、本日はここまでで終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
柚子クラでは他にもマイクラ統合版・Java版の便利な仕様解説をまとめているので、ぜひご覧くださいね(^^♪
14. 参考文献
この記事を書くにあたり、以下の公式ドキュメント・コミュニティWikiを参考にしています。
- Microsoft Learn(Introduction to Functions)
- Microsoft Learn(/function Command)
- Microsoft Learn(/reload Command)
- Microsoft Learn(Introduction to tick.json)
- Microsoft Learn(MC Functions Validation Rules)
- Microsoft Learn(/execute Command)
- Microsoft Learn(/scoreboard Command)
- Microsoft Learn(/gamerule Command)
- Microsoft Learn(Version Disambiguation)
- Bedrock Wiki(Functions)
- Bedrock Wiki(Playsound)
- Minecraft Wiki(Commands/function)
- Minecraft公式(New Version Numbering System)
- Minecraft公式(Minecraft: Bedrock Edition 26.0 Changelog)