
この記事はJava版向けのコマンド解説です
統合版(Bedrock Edition)とは構文が違うので注意してください
ランダムテレポート・イベント開始位置の分散・サーバー内のばらけ配置に使えます
Java版26.1.2時点で、spreadplayersコマンドの基本構文に大きな変更は確認されていません
こんにちは。ゆずかきです。
マイクラで「プレイヤーをランダムな場所に飛ばしたい」と思ったことはありませんか?
たとえば、サーバーイベントの開始時に参加者をバラバラに配置したり、逃走中・PVP・サバイバル企画のスタート地点をランダム化したりする時ですね。
そういう時に便利なのが、今回紹介するspreadplayersコマンドです。
/tpや/teleportは指定した座標へ飛ばすコマンドですが、/spreadplayersは、指定した範囲内のどこかへ対象をランダムに配置できます。
名前は「players」ですが、Java版ではプレイヤー以外のエンティティにも使えます。ここが地味に便利です。
ただしこのコマンド、便利な反面、初見だとかなり分かりにくいです。
<center>って何を入れるの?<spreadDistance>と<maxRange>の違いは?trueとfalseはどっちにすればいいの?- ネザーで使うと屋根上に飛ぶって本当?
- ランダム配置なのに、なぜか思った場所に飛ばない…
こういう疑問が出やすいコマンドなので、この記事ではJava版のspreadplayersコマンドの構文・引数・使い方・失敗例をまとめて解説していきます。
この記事を読めば、次のことが出来るようになります。
- プレイヤーを指定範囲内へランダムテレポートできます👍
- 複数人を一定距離以上離して配置できます👌
- チーム単位でまとめてランダム配置できます
- ネザー屋根や高所事故を減らすための
under指定も分かります
それでは、やっていきましょう!
※本記事ではJava版のコマンド仕様を前提に解説しています。
※ゲーム内の仕様については、英語版Minecraft WikiおよびMinecraft公式リリースノートを参考にしています。
※コマンド実行前に、重要なワールドでは必ずバックアップを取ってくださいね。
目次
1. spreadplayersコマンドとは
2. spreadplayersコマンドの基本構文
3. 各引数の意味を初心者向けに解説
4. まずは1人をランダム配置してみる
5. 複数人をバラバラに配置する使い方
6. チームごとにまとめて配置する使い方
7. under maxHeightの使い方|ネザー屋根対策にも重要
8. executeと組み合わせる実用コマンド例
9. よくある失敗とチェックポイント
10. Java版と統合版の違い・バージョン差分
11. まとめ
12. 参考文献
この記事で分かること
・マイクラJava版のspreadplayersコマンドの使い方
・ランダムテレポート範囲、最小距離、チーム指定の考え方
・under <maxHeight>を使った高さ制限のやり方
・エラーが出る時の見直しポイント

1. spreadplayersコマンドとは
spreadplayersコマンドは、対象となるプレイヤーやエンティティを、指定した中心座標の周辺へランダムに配置するコマンドです。
普通のテレポートコマンドと違って、行き先の座標を1点に固定しません。
指定した範囲の中から、マイクラ側が配置先を探して、対象をそこへ飛ばします。
言うなら、こんな用途で使えます。
- サーバー参加者をランダムな場所へ飛ばす
- PVPやミニゲームの開始位置をバラけさせる
- 複数プレイヤーを一定距離以上離して配置する
- チームごとにまとまった状態でランダム配置する
- 動物やモブをイベント用にランダム配置する
特に便利なのは、複数人を一定距離以上離して配置できるところですね。
たとえば、10人参加のサバイバル企画で全員を同じ地点に置いてしまうと、開始直後にごちゃごちゃします。
でもspreadplayersを使えば、中心座標から一定範囲内に、参加者をランダムに散らすことができます。
ただし注意点もあります。
spreadplayersは、完全に好きな高さへ飛ばすコマンドではありません。
基本的には、指定されたX/Z座標の場所で、一番上にある空気以外のブロックの上へ配置されます。
そのため、ネザーで普通に使うとネザーの岩盤天井側に飛んだり、建築物の屋根上に乗ったりすることがあります。
このあたりは後半でしっかり解説しますね。

2. spreadplayersコマンドの基本構文
Java版の基本構文は次の2種類です。
/spreadplayers <center> <spreadDistance> <maxRange> <respectTeams> <targets>
高さ上限を指定したい場合は、次の構文を使います。
/spreadplayers <center> <spreadDistance> <maxRange> under <maxHeight> <respectTeams> <targets>
初めて見ると難しく見えますが、分解するとそこまで複雑ではありません。
| 項目 | 意味 | 入力例 |
|---|---|---|
| center | ランダム配置する範囲の中心座標 | 0 0 / ~ ~ |
| spreadDistance | 対象同士を最低何ブロック離すか | 0 / 20 / 100 |
| maxRange | 中心からどこまでの範囲に配置するか | 100 / 500 / 1000 |
| respectTeams | チームをまとめるかどうか | true / false |
| targets | 配置する対象 | @p / @a / @e[type=pig] |
| under maxHeight | 配置先の高さ上限を指定 | under 80 |
一番シンプルな例は、これです。
/spreadplayers 0 0 0 100 false @p
これは、座標X=0、Z=0を中心に、最大100ブロック範囲内へ、最寄りのプレイヤー1人をランダムテレポートするコマンドです。
最初はこの形だけ覚えれば大丈夫です。
/spreadplayers 中心X 中心Z 最小距離 最大範囲 チーム考慮 対象
/tpと違ってY座標を直接指定しないところがポイントです。
spreadplayersはX/Zの水平位置をランダムに決めて、その場所の地表を探して配置します。

3. 各引数の意味を初心者向けに解説
ここでは、spreadplayersの各項目をもう少し丁寧に見ていきます。
ここを理解しておくと、エラーが出た時に自力で直しやすくなります。
center:ランダム配置範囲の中心
<center>には、ランダム配置したい範囲の中心となるX/Z座標を入れます。
Java版では2次元座標なので、入力するのはX座標とZ座標だけです。
/spreadplayers 0 0 0 100 false @p
この場合、中心はX=0、Z=0です。
現在位置を中心にしたい場合は、次のように~ ~を使えます。
/spreadplayers ~ ~ 0 100 false @p
これで、コマンドを実行した場所を中心に、半径……と言いたいところですが、正確には中心からX方向・Z方向に最大100ブロックの正方形範囲へランダム配置されます。
ここ、けっこう大事です。
maxRange 100は「半径100ブロックの円」ではありません。
中心から東西南北それぞれ100ブロック、つまり最大で200×200ブロックの正方形が対象になります。
spreadDistance:対象同士の最小距離
<spreadDistance>は、対象同士を最低何ブロック離すかを指定します。
/spreadplayers 0 0 50 500 false @a
この場合、全プレイヤーをX=0、Z=0中心の範囲へ飛ばしつつ、プレイヤー同士の距離が最低50ブロックくらい離れるように配置しようとします。
1人だけ飛ばすなら、基本的には0でOKです。
/spreadplayers 0 0 0 500 false @p
複数人をバラけさせたいなら、20、50、100のように目的に合わせて大きくします。
ただし、ここを大きくしすぎると失敗します。
対象人数に対して配置範囲が狭いと、マイクラ側が「全員をその距離で離して置けない」と判断して、コマンドが失敗することがあります。
maxRange:中心からどこまで広げるか
<maxRange>は、中心座標からどのくらい遠くまで配置候補にするかを指定します。
/spreadplayers 0 0 0 1000 false @a
この場合、X=0、Z=0を中心に、X方向とZ方向それぞれ最大1000ブロックまでが候補になります。
つまり、範囲としてはだいたい2000×2000ブロックの正方形です。
サバイバル企画で使うなら、次のような感覚で考えると使いやすいです。
| 目的 | spreadDistance | maxRange | 使い方の目安 |
|---|---|---|---|
| 1人を近場へ飛ばす | 0 | 100 | ちょっとしたランダム移動 |
| 少人数をバラけさせる | 30 | 300 | 小規模イベント向け |
| 全員を大きく散らす | 100 | 1000 | サバイバル企画向け |
| チーム戦で離す | 200 | 1500 | 拠点作りありのイベント向け |
※人数や地形によって必要な範囲は変わります。失敗する場合は、spreadDistanceを下げるか、maxRangeを広げてください。
respectTeams:チームをまとめるかどうか
<respectTeams>には、trueかfalseを入れます。
/spreadplayers 0 0 100 1000 true @a
trueにすると、同じチームのプレイヤーは同じ場所へまとめて配置されます。
チーム戦の開始位置をランダムにしたい時に便利です。
/spreadplayers 0 0 100 1000 false @a
falseにすると、チームは考慮せず、対象ごとにバラけて配置されます。
普通のランダムテレポートでは、基本的にfalseを使うことが多いです。
迷ったら、まずはfalseでOKです。
チーム戦を作り込む時だけtrueを検討しましょう。
targets:誰を飛ばすか
<targets>には、ランダム配置したい対象を指定します。
よく使うのはこのあたりです。
@p
最寄りのプレイヤー1人です。
@a
全プレイヤーです。
@r
ランダムなプレイヤー1人です。
@e[type=pig]
すべてのブタです。
Java版では、プレイヤーだけでなくエンティティも対象にできます。
ただし、@eを雑に使うと大量のエンティティを一気に飛ばしてしまうので注意してください。
試す時は、必ず種類や距離を絞るのがおすすめです。
/spreadplayers ~ ~ 5 50 false @e[type=pig,distance=..30]
このようにすれば、コマンド実行地点から30ブロック以内のブタだけを、近場へランダム配置できます。

4. まずは1人をランダム配置してみる
ここからは実際の使い方です。
最初は、プレイヤー1人をランダムな場所へ飛ばすところから始めましょう。
現在位置の周辺へランダムテレポートする
/spreadplayers ~ ~ 0 100 false @p
このコマンドは、実行地点を中心に、最大100ブロックの範囲へ最寄りのプレイヤーをランダム配置します。
引数の意味はこうです。
~ ~:現在位置のX/Zを中心にする0:対象同士の最低距離は気にしない100:中心から最大100ブロックの範囲false:チームは考慮しない@p:最寄りのプレイヤー1人を対象にする
1人だけ飛ばす場合、spreadDistanceは0で問題ありません。
複数人を飛ばすわけではないので、対象同士の距離を考える必要がないからです。
座標0,0の周辺へランダムテレポートする
/spreadplayers 0 0 0 500 false @p
これは、X=0、Z=0を中心に、最大500ブロック範囲へ最寄りのプレイヤーを飛ばします。
初期スポーン地点周辺にランダム配置したい場合などに使いやすいですね。
ただし、ワールドによっては海・山・森など、地形がかなり偏ります。
水・溶岩・気泡柱・火の上には配置されない仕様ですが、崖の上や木の上、建築物の上などに出ることはあります。
安全第一なら、最初はクリエイティブや観戦用のテストワールドで試してください。
コマンドブロックで使う場合
コマンドブロックに入れる場合も、基本は同じです。
spreadplayers ~ ~ 0 100 false @p
コマンドブロックでは、先頭の/はなくても動きます。
チャット欄で実行する時は、いつも通り/を付けてください。
注意点として、~ ~はコマンドを実行した場所基準になります。
コマンドブロックで実行した場合は、コマンドブロックの位置が基準です。
プレイヤーの位置を基準にしたい場合は、後半で紹介するexecuteと組み合わせましょう。

5. 複数人をバラバラに配置する使い方
spreadplayersの本領発揮は、複数人を配置する時です。
全員を同じ場所に集めず、ある程度距離をあけて配置できるので、イベント系ワールドでかなり使いやすいです。
全プレイヤーをランダム配置する
/spreadplayers 0 0 50 500 false @a
このコマンドは、全プレイヤーをX=0、Z=0中心の範囲へランダム配置します。
プレイヤー同士は、最低50ブロック程度離れるように配置されます。
50:プレイヤー同士の最小距離500:中心から最大500ブロックfalse:チームを考慮しない@a:全プレイヤー
サーバーでサバイバル開始地点を分散させたい時は、この形が使いやすいです。
/spreadplayers 0 0 100 1000 false @a
広めに散らしたいなら、このくらいにしてもOKです。
ただし、参加人数が多い場合は、maxRangeを広げないと失敗しやすくなります。
参加者だけをランダム配置する
全プレイヤーではなく、特定のタグが付いた人だけを飛ばすなら、タグを使うと管理しやすいです。
まず、参加者にタグを付けます。
/tag PlayerName add event
その後、タグ付きのプレイヤーだけをランダム配置します。
/spreadplayers 0 0 50 500 false @a[tag=event]
これなら、見学者や運営担当を巻き込まずに済みます。
マルチサーバーで使うなら、@aをそのまま使うよりも安全です。
配置前に待機場所へ集める必要はある?
結論から言うと、必須ではありません。
spreadplayersは対象に選ばれたプレイヤーを指定範囲へ飛ばすので、対象がどこにいても実行できます。
ただし、イベント運営としては、開始前に一度ロビーへ集めてから実行した方が管理しやすいです。
- 参加者が全員そろっているか確認できる
- タグ付けミスをチェックしやすい
- 飛ばす前にルール説明ができる
- コマンド誤爆時の被害が少ない
このあたりを考えると、実用上は「ロビー集合→タグ付け→spreadplayers」の流れが一番扱いやすいと思います。

6. チームごとにまとめて配置する使い方
spreadplayersには、チームを考慮して配置する機能があります。
チーム戦の開始位置をランダムにしたい時にかなり便利です。
チームを作る
まずはチームを作ります。
/team add red /team add blue
プレイヤーをチームに入れます。
/team join red PlayerA /team join blue PlayerB
この状態で、次のコマンドを実行します。
/spreadplayers 0 0 200 1000 true @a
respectTeamsをtrueにしているので、同じチームのプレイヤーは同じ場所にまとまって配置されます。
チーム同士は、spreadDistanceで指定した距離以上離れるように配置されます。
trueとfalseの違い
ここは混乱しやすいので、表にしておきますね。
| 指定 | 動き | おすすめ用途 |
|---|---|---|
| false | 対象ごとにバラバラに配置する | 個人戦・普通のランダムテレポート |
| true | 同じチームを同じ場所にまとめる | チーム戦・陣営分けイベント |
個人戦ならfalse。
チーム戦ならtrue。
まずはこれで覚えておけば大丈夫です。
チームがないプレイヤーはどうなる?
チームに所属していないプレイヤーも対象に含まれていれば配置されます。
ただし、チーム戦のイベントで使う場合、チーム未所属の人が混ざると運営上ややこしくなります。
イベント前に、全員がどのチームに入っているか確認しておきましょう。
/team list red /team list blue
ここをサボると、開始後に「あれ、1人だけ変な場所にいる…」ということが起こりやすいです。

7. under maxHeightの使い方|ネザー屋根対策にも重要
Java版では、under <maxHeight>を使うことで、配置先の高さ上限を指定できます。
構文はこれです。
/spreadplayers <center> <spreadDistance> <maxRange> under <maxHeight> <respectTeams> <targets>
具体例はこちら。
/spreadplayers 0 0 50 500 under 80 false @a
これは、X=0、Z=0を中心に、最大500ブロック範囲へ全プレイヤーをランダム配置しつつ、Y=80より下の配置候補を探すコマンドです。
通常のspreadplayersは、そのX/Z座標で一番上にある空気以外のブロックの上へ配置されます。
そのため、上に高い建築物がある場所だと、地面ではなく屋根上に配置されることがあります。
underを使うと、指定した高さより下で配置位置を探すので、屋根上や高所に飛ばしたくない時に役立ちます。
ネザーで使う時はunder指定がかなり重要
ネザーで普通にspreadplayersを使うと、地形によってはネザーの岩盤天井側が候補になりやすいです。
特にネザー屋根上に出したくない場合は、underを使って高さを制限しましょう。
例として、ネザーでY=120未満に配置したいなら、次のようにします。
/execute in minecraft:the_nether run spreadplayers 0 0 50 500 under 120 false @a
これで、ネザーのX=0、Z=0周辺へ、Y=120より下の候補からランダム配置します。
ただし、これで完全に安全という意味ではありません。
ネザーは地形が複雑なので、崖上・小さい足場・モブがいる場所などに出る可能性はあります。
実戦投入する前に、必ずテストしておきましょう。
underを使っても失敗する場合
underを使うと、配置候補が狭くなることがあります。
その結果、十分な場所が見つからず失敗する場合があります。
よくある原因はこのあたりです。
maxHeightを低くしすぎているspreadDistanceが大きすぎるmaxRangeが狭すぎる- 対象人数が多すぎる
- 配置候補になる地形が少ない
失敗する場合は、まず次の順番で調整すると直しやすいです。
spreadDistanceを下げるmaxRangeを広げるmaxHeightを少し上げる- 対象人数を減らしてテストする
特に、複数人を広い距離でバラけさせたい時は、思った以上に広い範囲が必要です。

8. executeと組み合わせる実用コマンド例
spreadplayersは単体でも使えますが、executeと組み合わせるとかなり便利になります。
ここでは、実際に使いやすい形をいくつか紹介しますね。
実行者の周辺へランダム配置する
/execute at @p run spreadplayers ~ ~ 0 100 false @p
これは、最寄りのプレイヤーの位置を中心に、そのプレイヤー自身を100ブロック範囲へランダム配置します。
普通に次のコマンドを実行した場合、~ ~はコマンド実行地点基準になります。
/spreadplayers ~ ~ 0 100 false @p
チャットから実行するなら自分基準になりやすいですが、コマンドブロックから実行するとコマンドブロック基準になります。
そのため、プレイヤーの位置を基準にしたい場合は、execute atを使うと安定します。
特定タグの参加者だけをイベント会場周辺へ飛ばす
/spreadplayers 1000 1000 80 600 false @a[tag=event]
これは、タグeventが付いたプレイヤーだけを、X=1000、Z=1000中心の範囲へランダム配置します。
イベント運営ではこの形がかなり使いやすいです。
参加者にタグを付ける。
/tag PlayerName add event
イベント開始時にランダム配置する。
/spreadplayers 1000 1000 80 600 false @a[tag=event]
イベント終了後にタグを外す。
/tag PlayerName remove event
こうしておくと、通常プレイヤーや見学者を巻き込みにくいです。
半径ではなく正方形範囲であることを意識する
繰り返しになりますが、maxRangeは円形の半径ではありません。
中心からX方向・Z方向に指定値だけ広がるので、範囲は正方形になります。
たとえば、次のコマンド。
/spreadplayers 0 0 50 500 false @a
この場合、対象範囲はおおよそ次のようになります。
- X:-500 ~ 500
- Z:-500 ~ 500
つまり、1000×1000ブロックの正方形です。
「500ブロック以内の円形に入る」と思っていると、想定より角の遠い場所に飛ぶことがあります。
ここは本当に間違えやすいので注意してください。
モブをランダム配置する
Java版では、プレイヤー以外のエンティティも対象にできます。
たとえば、周辺のブタをランダムに散らすなら次のようにします。
/spreadplayers ~ ~ 5 50 false @e[type=pig,distance=..30]
このコマンドは、30ブロック以内のブタを、現在地周辺の50ブロック範囲へランダム配置します。
イベント用に動物を散らしたり、検証用にモブを配置したりする時に使えます。
ただし、@eを使う時は必ず条件を絞ってください。
/spreadplayers ~ ~ 5 50 false @e
このように書くと、読み込まれている大量のエンティティが対象になる可能性があります。
事故の元なので、type=やdistance=で絞るのが安全です。

9. よくある失敗とチェックポイント
ここでは、spreadplayersでありがちな失敗をまとめます。
動かない時は、だいたいこのあたりを見直せば解決しやすいです。
1. 構文の順番を間違えている
よくあるのが、spreadDistanceとmaxRangeを逆にしてしまうミスです。
正しい順番はこれです。
/spreadplayers <center> <spreadDistance> <maxRange> <respectTeams> <targets>
間違い例です。
/spreadplayers 0 0 500 50 false @a
この場合、最低距離500ブロックなのに、最大範囲50ブロックしかありません。
ほぼ失敗します。
正しくは、たとえばこうです。
/spreadplayers 0 0 50 500 false @a
spreadDistanceは対象同士の距離。
maxRangeは配置する範囲。
この2つを混同しないようにしましょう。
2. maxRangeを半径だと思っている
maxRangeは円形の半径ではなく、中心からX/Z方向への距離です。
範囲は正方形になります。
/spreadplayers 0 0 0 100 false @p
この場合、X=-100~100、Z=-100~100の範囲が候補になります。
円形の半径100ブロックではありません。
地図やイベント会場の外へ出したくない場合は、正方形範囲で考えて設計してください。
3. 人数に対してspreadDistanceが大きすぎる
複数人を配置する時、spreadDistanceを大きくしすぎると失敗します。
/spreadplayers 0 0 500 600 false @a
人数が少なければ動く可能性はありますが、参加者が多いとかなり厳しいです。
配置できる場所が足りないからですね。
失敗する時は、まずこのように調整してください。
/spreadplayers 0 0 100 1000 false @a
最小距離を下げる、または最大範囲を広げる。
これが基本です。
4. 水や溶岩の上には出ないが、安全とは限らない
spreadplayersは、水・溶岩・気泡柱・火の上には配置しない仕様です。
ただし、だからといって完全に安全な場所に出るわけではありません。
たとえば、次のような場所に出る可能性があります。
- 崖の上
- 木の上
- 建築物の屋根上
- モンスターが近くにいる場所
- すぐ近くに落下しやすい地形がある場所
サバイバル企画で使う場合は、落下ダメージやモブ襲撃を考えて、開始直後に耐性や猶予時間を付けても良いです。
例として、開始直後に少しだけ耐性を付けるならこうです。
/effect give @a[tag=event] minecraft:resistance 10 4 true
10秒間だけ強めの耐性を付けています。
イベント開始事故を減らしたい時に便利です。
5. ネザーで屋根上に出る
ネザーで普通に使うと、地形によってはネザー屋根側へ配置されることがあります。
これを避けたい場合は、underを使いましょう。
/execute in minecraft:the_nether run spreadplayers 0 0 50 500 under 120 false @a
これで、Y=120より下の配置候補を探すようになります。
ただし、ネザーは足場が不安定な場所も多いので、イベント用なら事前テスト必須です。
6. ランダム配置が完全な均等分布だと思っている
spreadplayersの配置は、完全に均等なランダムではありません。
仕様上、中心付近がやや選ばれやすい分布になっています。
普通のサバイバルイベントや軽いランダムテレポートなら、そこまで気にしなくても大丈夫です。
ただし、競技性の高いミニゲームで「完全に公平なランダム位置」が必要な場合は、事前に候補座標を用意して、別の仕組みで抽選する方が向いています。
7. コマンド権限が足りない
Java版でコマンドを実行するには、基本的にチートが有効なワールド、またはサーバーで十分な権限が必要です。
シングルプレイで使えない場合は、次を確認してください。
- ワールド作成時にチートを許可しているか
- LANに公開してチートを許可しているか
- サーバーならOP権限があるか
- コマンドブロックを使うならサーバー設定で有効化しているか
マルチサーバーの場合、誤爆すると全員を飛ばしてしまいます。
最初は必ず少人数・テスト環境で確認してください。
チェックリスト
うまく動かない時は、ここを見直してください。
- [ ] 構文の順番は合っているか?
- [ ]
spreadDistanceとmaxRangeを逆にしていないか? - [ ]
spreadDistanceが大きすぎないか? - [ ]
maxRangeが狭すぎないか? - [ ] 対象人数が多すぎないか?
- [ ]
trueとfalseの意味を間違えていないか? - [ ]
@aで関係ないプレイヤーまで巻き込んでいないか? - [ ] ネザーでは
underを使う必要がないか? - [ ] コマンド実行権限はあるか?
- [ ] 重要ワールドでバックアップを取ったか?

10. Java版と統合版の違い・バージョン差分
spreadplayersはJava版と統合版で構文が違います。
この記事ではJava版を前提にしていますが、混同しやすいので違いを整理しておきます。
Java版の構文
/spreadplayers <center> <spreadDistance> <maxRange> <respectTeams> <targets>
/spreadplayers <center> <spreadDistance> <maxRange> under <maxHeight> <respectTeams> <targets>
Java版では、respectTeamsを指定できます。
また、under <maxHeight>による高さ上限指定も使えます。
統合版の構文
/spreadplayers <x: rotation> <z: rotation> <spreadDistance: float> <maxRange: float> <victim: target> [maxHeight: rotation]
統合版では、Java版のようなrespectTeams指定は使えません。
また、高さ上限を指定する場合も、Java版のunder <maxHeight>ではなく、末尾に[maxHeight]を付ける形です。
Java版のコマンドをそのまま統合版へコピペしても動かないので注意してください。
Java版のバージョン差分
spreadplayers自体はかなり前から存在するコマンドです。
Java版の主な差分としては、次のポイントを押さえておけば大丈夫です。
| バージョン | 主な内容 | この記事での扱い |
|---|---|---|
| Java版1.6.1 | /spreadplayersが追加 | 古い構文とは現在の書き方が異なるため注意 |
| Java版1.16 | under maxHeightが追加 | ネザー屋根対策・高さ制限で重要 |
| Java版1.19.4 | 実行ディメンションへ配置される挙動に整理 | execute in と組み合わせる時に意識 |
| Java版1.21.11 | spreadplayersの基本構文に大きな変更は確認されていません | 本記事の構文で使用可能 |
| Java版26.1.2 | 26.x系移行後のホットフィックスリリース | spreadplayersの基本構文に大きな変更は確認されていません |
2026年以降、Java版のバージョン表記は従来の1.21.x系から26.x系へ移行しています。
そのため、今後「1.21.11以降」というより、26.1や26.2のような表記を見る機会が増えます。
ただ、少なくともJava版26.1.2時点では、この記事で扱っているspreadplayersの基本構文はそのまま使えます。
今後のアップデートでコマンド仕様が変更される可能性はあるので、大型アップデート直後に使う場合は公式リリースノートやMinecraft Wikiで確認してくださいね。

11. まとめ
以上、マイクラJava版のspreadplayersコマンドについて解説しました。
spreadplayersは、プレイヤーやエンティティを指定範囲内へランダム配置できる便利なコマンドです。
特に、サーバーイベント・PVP・サバイバル企画・ミニゲーム作成ではかなり使いやすいです。
要点を整理すると、こうです。
- Java版の基本構文は
/spreadplayers <center> <spreadDistance> <maxRange> <respectTeams> <targets> centerはランダム配置する範囲の中心X/Z座標spreadDistanceは対象同士の最小距離maxRangeは中心からX/Z方向にどこまで広げるかmaxRangeの範囲は円ではなく正方形respectTeamsをtrueにすると同じチームがまとまる- ネザー屋根や高所対策には
under <maxHeight>が便利 - 完全な均等分布ではないので、競技性が高い用途では注意
まず試すなら、このコマンドからでOKです。
/spreadplayers ~ ~ 0 100 false @p
複数人をイベント用に散らすなら、こんな形ですね。
/spreadplayers 0 0 50 500 false @a
チーム戦ならこちら。
/spreadplayers 0 0 200 1000 true @a
ネザー屋根を避けたいなら、underを使いましょう。
/execute in minecraft:the_nether run spreadplayers 0 0 50 500 under 120 false @a
便利なコマンドですが、マルチで誤爆すると全員を飛ばしてしまいます。
本番ワールドで使う前に、必ずテストワールドで動作確認してくださいね。
では、本日はここまでで終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
柚子クラでは他にも便利コマンドやマイクラ仕様解説をまとめているので、ぜひご覧くださいね(^^♪

12. 参考文献
この記事を書くにあたり、以下のページを参考にしています。