
これはJava版のサーバー管理者・配布ワールド制作者・重い装置を検証したい方向けの記事です
/perfはJava版の専用サーバー向けコマンドです
シングルプレイやクライアント側の重さを調べたい場合は、デフォルトではF3 + Lを使います
こんにちは。ゆずかきです。
マイクラを遊んでいると、たまに「なんか急に重いな…」「村人増やしすぎた?」「この自動装置、本当にサーバーに負荷かけてない?」と思うことがありますよね。
体感だけで判断すると、原因が見えにくいです。
エリトラで飛んでいるから重いのか、村人やホッパーが多いから重いのか、チャンク生成が原因なのか、あるいは単純にパソコン側の描画が苦しいのか…。
そこで使えるのが、Java版の性能計測機能である /perf コマンド です。
/perf は、サーバー側の動作状況を10秒間記録して、あとから確認できるZIPファイルとして出力してくれるコマンドです。
普通にサバイバルを遊ぶだけなら必須ではありませんが、重い装置を作った時や、サーバーのラグ原因を調べたい時にはかなり便利です。
この記事を読めば、次のことが分かるようになります。
/perf startと/perf stopの使い方が分かります👍/perfとF3 + Lの違いが分かります👌- 出力されたZIPファイルの中で、どこを見れば良いか分かります
- 「重い気がする」を、数字やファイルで確認できるようになります(^^♪
それでは、やっていきましょう!
※本記事はマイクラJava版の仕様を前提にしています。
※統合版(Bedrock Edition)では /perf コマンドは使用できません。
※Java版1.17で追加された性能計測機能を元に、Java版1.21.11以降・26.1.2時点でも使える考え方として整理しています。
※性能計測の出力項目やファイル名は、バージョンによって変わる可能性があります。
目次
1. perfコマンドとは
2. perfコマンドで出来ること・出来ないこと
3. perfコマンドの構文と使い方
4. シングルプレイではF3 + Lを使う
5. perf計測前に準備しておくこと
6. 出力されたZIPファイルの見方
7. tick・TPS・MSPTの読み方
8. perfで調べやすい重さの原因
9. 実際の使い方例:重い装置を検証する流れ
10. perfコマンドが使えない時のチェックポイント
11. debug・jfr・sparkとの違い
12. まとめ
13. 参考文献
この記事で分かること
・マイクラJava版の/perfコマンドの使い方
・サーバーが重い時に、どこから確認すれば良いか
・/perfとF3 + Lの使い分け

1. perfコマンドとは
/perf コマンドとは、マイクラJava版のサーバー動作を10秒間記録して、性能計測レポートを作るコマンドです。
正式には、ゲームの実行状況に関する情報や測定値を集めるためのコマンドですね。
計測が終わると、debug/profiling フォルダ内にZIPファイルが作られます。
かなり簡単に言うと、
- サーバーの1ティックにどれくらい時間がかかっているか
- ヒープメモリがどれくらい使われているか
- どのディメンションに、どんなエンティティやブロックエンティティがいるか
- チャンクやスレッドなど、サーバー内部の状態がどうなっているか
こういう情報をまとめて保存してくれる機能です。
マイクラのラグ原因は、見た目だけでは分かりません。
村人が多いから重いと思っていたら、実はホッパー付きトロッコやチャンク生成が原因だった…ということも普通にあります。
/perf は、そのあたりを体感ではなく記録として残すためのコマンドだと思ってください。
ただし、ここで最初に大事な注意です。
/perfはJava版の専用サーバー向けコマンドです。
シングルプレイで同じような性能計測をしたい場合は、デフォルトではF3 + Lを使います。
この違いを知らないと、いきなり「あれ?コマンドが使えない」となりがちです。
筆者も最初は、普通のシングルワールドで /perf start を打とうとして「あ、これ専用サーバー用か」となりました。
perfコマンドの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応エディション | Java版限定 |
| 実行できる環境 | 専用サーバー |
| 必要権限 | 権限レベル4 |
| 基本構文 | /perf start / /perf stop |
| 計測時間 | 基本は10秒間 |
| 出力場所 | debug/profiling フォルダ内 |
権限レベル4が必要なので、通常プレイヤーが勝手に使うコマンドではありません。
サーバー管理者、または権限レベル4で実行できる人が使うもの、という理解で大丈夫です。

2. perfコマンドで出来ること・出来ないこと
/perf は便利ですが、万能のラグ解決コマンドではありません。
ここを勘違いすると、ZIPファイルを開いても「で、何を見ればいいの?」となります。
perfコマンドで出来ること
/perf で出来ることは、主にサーバー側の状態を記録することです。
例えば、こんな確認に使えます。
- サーバーのティック処理が重くなっていないか
- 読み込まれているチャンクにエンティティが偏っていないか
- 村人・アイテム・モンスターなどが増えすぎていないか
- ブロックエンティティが多すぎる場所がないか
- サーバー設定やゲームルールがどうなっているか
- 重いタイミングの記録を、あとから見返せる形で保存する
特に、サーバー運営をしている方にはありがたいです。
「この時間帯だけ重い」「特定の拠点に行くと重い」「新しいトラップを作ってから重い」みたいな時に、証拠として残せます。
perfコマンドで出来ないこと
一方で、/perf だけでは出来ないこともあります。
- 自動でラグ原因を断定してくれるわけではない
- FPS低下の原因を直接すべて調べられるわけではない
- MODやプラグインの細かい処理時間を、初心者向けに見やすく表示してくれるわけではない
- ZIPファイルを見ただけで、必ず一発で原因が分かるわけではない
ここは大事です。
/perf は「診断レポートを作る道具」であって、「修理してくれる道具」ではありません。
サバイバル的に例えるなら、地図やコンパスに近いです。
方向は分かるけど、実際にどの装置を直すか、どの村人を減らすか、どのチャンクを整理するかは自分で判断する必要があります。
なので、この記事では初心者さんでも見やすいように、まずどこを見ればいいかに絞って解説していきますね。

3. perfコマンドの構文と使い方
/perf コマンドの構文はかなりシンプルです。
覚えるのは、実質この2つだけです。
/perf start
/perf stop
/perf start で計測を開始します。
基本は10秒間の記録です。
10秒待つと自動で計測が終了し、ZIPファイルが作成されます。
途中で計測を終えたい場合は、/perf stop を使います。
使い方の流れ
流れとしては、次のようになります。
- サーバーに権限レベル4で実行できるアカウントで入る
- 重さを調べたい場所へ移動する
- ラグが出ている状況を再現する
- チャット欄、またはサーバーコンソールで
/perf startを実行する - 10秒待つ
debug/profilingフォルダに作られたZIPを確認する
これだけです。
途中で止めたい場合
10秒経つ前に終わらせたい時は、
/perf stop
を実行します。
例えば「計測開始直後に間違えた」「違う場所で測りたい」「今の計測は不要だった」という時ですね。
ただ、普通に検証するなら10秒待つだけで良いと思います。
失敗するパターン
/perf は、すでに計測中の時にもう一度 /perf start すると失敗します。
逆に、計測していない状態で /perf stop を打っても失敗します。
これは正常です。
装置が壊れているわけではないので、落ち着いて状態を確認しましょう。
よく使うコマンドだけ表にすると
| コマンド | 用途 | 使う場面 |
|---|---|---|
/perf start |
性能計測を開始 | ラグが出ている時に実行 |
/perf stop |
計測を早めに終了 | 10秒待たずに止めたい時 |
構文自体はとても簡単です。
難しいのは、むしろ出力されたレポートをどう読むかですね。
そこは後の章で解説します。

4. シングルプレイではF3 + Lを使う
ここはかなり重要です。
普通のシングルプレイワールドで性能計測をしたい場合、基本的には /perf ではなく F3 + L を使います。
F3 + L を押すと、ゲーム内で10秒間のパフォーマンスメトリクス記録が始まります。
10秒経つと、自動でZIPファイルが作られます。
途中でもう一度 F3 + L を押すと、10秒経つ前に記録を終了できます。
なお、Java版1.21.11以降ではデバッグ関連のキー割り当てを変更できるため、キー設定を変えている場合は、実際に設定しているキー操作に従ってください。
F3 + Lで分かること
F3 + L も、ティック時間や使用ヒープサイズなどの性能情報を記録します。
シングルプレイでは、内部的に統合サーバーが動いているので、その情報もレポートに含まれます。
つまり、個人ワールドで、
- 自動装置を作ったら重くなった
- 村人交易所の近くで重い
- 大量のモブがいる場所で重い
- エリトラ移動中に読み込みが追いつかない
こういう確認をしたいなら、まずは F3 + L で十分です。
perfとF3 + Lの違い
| 項目 | /perf |
F3 + L |
|---|---|---|
| 主な対象 | 専用サーバー | クライアント・シングルプレイ |
| 使い方 | コマンド入力 | キー操作 |
| 計測時間 | 基本10秒 | 基本10秒 |
| 途中終了 | /perf stop |
もう一度 F3 + L |
| 初心者の使いやすさ | サーバー管理者向け | 個人ワールド向け |
筆者の感覚では、個人ワールドの検証ならまず F3 + L。
レンタルサーバーや自前サーバーの管理なら /perf。
この使い分けで覚えておくと分かりやすいです。
体験談
自動仕分け機や村人交易所の近くで重い時、いきなり設定をいじるよりも、まず記録を取った方が落ち着いて判断できます。
「なんとなく重い」だけだと対策も雑になりやすいので、計測してから直すのがおすすめです。

5. perf計測前に準備しておくこと
/perf や F3 + L は、ただ実行すれば良いというものでもありません。
重さの原因を見つけたいなら、計測する状況をそろえるのがかなり大事です。
例えば、村人交易所が重いか調べたいのに、誰もそのチャンクを読み込んでいない状態で計測しても意味が薄いです。
エリトラ移動の重さを調べたいのに、拠点で棒立ちして計測しても、欲しい情報は取れません。
準備1:重い状況を再現する
まずは、重さを感じる状況を再現しましょう。
- 村人交易所の前に立つ
- ゴーレムトラップや天空トラップを稼働させる
- 自動仕分け機に大量アイテムを流す
- 複数人が同じサーバーで普段通り遊ぶ
- エリトラで新規チャンクを読み込みながら飛ぶ
この状態で計測することが大事です。
何も起きていない平和な状態で測ると、当然ながら「問題なし」に見えやすいです。
準備2:計測前に場所をメモしておく
/perf のレポートには座標やエンティティ情報も出ますが、あとから見返す時に「どこで測った記録だっけ?」となることがあります。
なので、計測前に簡単で良いのでメモしておくと楽です。
例:
2026-05-17 交易所前で計測 村人約40人、ホッパー多め、自動仕分け機稼働中
これだけでも、あとから見返した時にかなり分かりやすくなります。
準備3:同じ条件で2回測る
1回だけの計測だと、たまたまチャンク読み込みやバックアップ処理が重なっただけ、ということもあります。
できれば、同じ場所で2回くらい測るのがおすすめです。
- 1回目:普通に稼働状態で測る
- 2回目:同じ条件でもう一度測る
- 余裕があれば:装置を止めた状態でも測る
こうすると、装置を動かしている時だけ重いのか、そもそも拠点全体が重いのかが見えやすくなります。
準備4:出力フォルダを確認しておく
計測後のZIPファイルは、debug/profiling フォルダに保存されます。
環境によって細かい場所は違いますが、バニラのクライアントなら .minecraft フォルダ内、専用サーバーならサーバーフォルダ内の debug/profiling を探すイメージです。
「計測したのにファイルが見つからない」という時は、まずここを確認してください。

6. 出力されたZIPファイルの見方
/perf の計測が終わると、ZIPファイルが作られます。
ファイル名は、日時・ワールド名・バージョン名が入った形になります。
例としては、こんなイメージです。
2026-05-17_22.10.33-world-26.1.2.zip
※実際のファイル名は、環境やバージョンによって変わる場合があります。
ZIPを開くと、いろいろなファイルが入っています。
最初はかなり難しく見えると思いますが、初心者さんが最初に見る場所は限られます。
まず見るべきファイル
| ファイル・フォルダ | 見る内容 | 初心者向け重要度 |
|---|---|---|
server/profiling.txt |
プロファイリング結果 | 高 |
server/metrics/ticking.csv |
ティック処理の記録 | 高 |
server/levels/.../entities.csv |
エンティティ一覧 | 高 |
server/levels/.../block_entities.csv |
ブロックエンティティ一覧 | 中 |
server/levels/.../chunks.csv |
チャンク情報 | 中 |
server/gamerules.txt |
ゲームルール一覧 | 低〜中 |
server/threads.txt |
実行中スレッド一覧 | 上級者向け |
entities.csvを見る
entities.csv は、読み込まれているエンティティの一覧です。
村人、ゾンビ、アイテム、額縁、トロッコ、動物、モンスターなど、エンティティ扱いのものが記録されます。
重い拠点では、ここを見るだけでも「あ、村人多すぎるかも」「アイテムが残りっぱなしだな」と気づけることがあります。
特に確認したいのは、
minecraft:villagerが多すぎないかminecraft:itemが大量に落ちていないかminecraft:hopper_minecartなどが多くないか- 敵Mobがどこかに溜まっていないか
このあたりです。
block_entities.csvを見る
block_entities.csv は、ブロックエンティティの一覧です。
チェスト、ホッパー、かまど、看板、シュルカーボックス、ビーコンなど、普通のブロックよりも内部データを持っているものが入ります。
サバイバル拠点だと、ホッパー・チェスト・かまど系が多くなりがちです。
自動仕分け機を大量に作っている場合は、ここがかなり増えることがあります。
ただし、ブロックエンティティが多いから即アウト、というわけではありません。
重要なのは、重い場所に偏っていないかです。
ticking.csvを見る
ticking.csv は、ティック処理に関する記録です。
マイクラは基本的に1秒20ティックで動こうとします。
つまり、1ティックあたり50ミリ秒以内に処理できれば、理論上は20TPSを維持しやすいです。
逆に、1ティックの処理が50ミリ秒を超える状態が続くと、サーバーの動作が遅れやすくなります。
いわゆるTPS低下ですね。
ticking.csv は初心者には少し読みづらいですが、数字が大きく跳ねている箇所がないか見るだけでも参考になります。
profiling.txtを見る
profiling.txt は、プロファイル結果のテキストです。
環境によって見え方は変わりますが、どの処理に時間がかかっているかを見るための中心になるファイルです。
最初から全部を理解しようとしなくて大丈夫です。
まずは、明らかに大きい数字や、何度も出てくる処理名を探しましょう。
筆者の見方
いきなり全部を読もうとすると大変なので、まずはentities.csvとblock_entities.csvで「多すぎるもの」を確認。
その後にticking.csvやprofiling.txtを見て、ティック処理が重いか確認する流れが分かりやすいです。

7. tick・TPS・MSPTの読み方
性能計測を読むうえで、最低限知っておきたい言葉が3つあります。
- tick(ティック)
- TPS
- MSPT
ここを知っておくと、/perf のレポートや、サーバーの重さの話がかなり理解しやすくなります。
tickとは
tickとは、マイクラのゲーム内処理の単位です。
マイクラは通常、1秒間に20回の処理を行うことを目標に動いています。
つまり、
1秒 = 20 tick 1 tick = 50ミリ秒
という考え方です。
農作物の成長、Mobの動き、レッドストーン処理、アイテムの移動など、ゲーム内のいろいろな処理がtick単位で進みます。
TPSとは
TPSは「Ticks Per Second」の略です。
1秒間に何tick処理できているか、という意味です。
理想は20TPSです。
- 20TPS:ほぼ正常
- 18〜19TPS:少し負荷があるかも
- 15TPS前後:体感でも遅く感じやすい
- 10TPS以下:かなり重い
サーバーでブロックを壊すのが遅れたり、Mobの動きがカクついたり、食べ物を食べる処理が遅い時は、TPSが落ちている可能性があります。
MSPTとは
MSPTは「Milliseconds Per Tick」の略です。
1tickの処理に何ミリ秒かかっているか、という意味です。
目安は50ミリ秒以下です。
- 50ms以下:20TPSを維持しやすい
- 50ms超え:処理が追いつかない可能性あり
- 100ms:単純計算で10TPS相当
- 200ms:かなり重い状態
TPSは「結果」、MSPTは「処理時間」と考えると分かりやすいです。
初心者さん向けの見方
難しく考えすぎなくて大丈夫です。
まずは、
1tickが50ミリ秒を超える状態が続くと、サーバーは重くなりやすい
これだけ覚えておけばOKです。
/perf の出力でtick時間が大きくなっている時は、何かがサーバー処理を圧迫している可能性があります。
その時に、同じZIP内の entities.csv や block_entities.csv を見て、怪しいものが多くないか確認しましょう。

8. perfで調べやすい重さの原因
/perf は、特にサーバー側の重さを調べるのに向いています。
ここでは、サバイバルでよくある原因を整理しておきます。
原因1:村人が多すぎる
村人は便利です。
交易所を作ると、エンチャントの本も道具も装備も揃います。
ただ、村人を大量に集めると、サーバー負荷の原因になることがあります。
村人は職業・取引・AI・ベッド・職業ブロックなど、いろいろな処理を持っています。
entities.csv で minecraft:villager が大量にいる場合は、まず疑って良いです。
対策としては、
- 使わない村人を減らす
- 交易所を必要以上に巨大化しない
- 村人を分散しすぎない
- ベッドや職業ブロックの不要な干渉を減らす
このあたりが現実的です。
原因2:落ちているアイテムが多い
アイテムが地面に大量に落ちている状態も重くなりやすいです。
トラップの回収漏れ、仕分け機の詰まり、処理層の不具合などでアイテムが溜まることがあります。
entities.csv で minecraft:item が多い場合は、かなり分かりやすいサインです。
特に、天空トラップや襲撃者トラップ、金トラップなどは、回収部分が詰まるとアイテムが溜まりやすいです。
放置系装置を作る方は注意してくださいね。
原因3:ホッパー・チェスト・かまどが多い
自動仕分け機や自動精錬所を作ると、ホッパーやチェストが増えます。
これらはブロックエンティティなので、普通の石や土ブロックとは違い、内部データを持っています。
block_entities.csv を見ると、どの場所にどんなブロックエンティティがあるか確認できます。
ホッパーが多い場所は、特に見直し候補です。
すべてを撤去する必要はありませんが、使っていないホッパーラインや、常時動きっぱなしの無駄な回路があれば整理しましょう。
原因4:Mobが一か所に溜まっている
洞窟やトラップ内に敵Mobが溜まっていると、重さの原因になることがあります。
特に、処理しきれないトラップは危険です。
「湧くけど倒せない」「倒すけどアイテム回収が詰まる」状態になると、だんだん重くなります。
entities.csv で同じMobが大量にいる場合は、トラップや洞窟内を確認しましょう。
原因5:新規チャンク生成が重い
エリトラで高速移動しながら新しい地形を生成すると、サーバー側もクライアント側も重くなりやすいです。
この場合、村人やホッパーが原因ではなく、単純にチャンク生成が追いついていないことがあります。
検証するなら、
- 既に読み込んだ場所で計測
- 未生成の場所をエリトラで飛びながら計測
この2つを比べると分かりやすいです。
未生成チャンクでだけ重いなら、装置ではなくワールド生成側の負荷かもしれません。

9. 実際の使い方例:重い装置を検証する流れ
ここでは、実際に重い装置を検証する時の流れを、サバイバル目線でまとめます。
例として、村人交易所付きの拠点が重くなった場合を想定します。
1. まずは普通に重い場所へ行く
最初に、重さを感じる場所へ行きます。
交易所の前、自動仕分け機の横、トラップの待機場所などですね。
この時、普段と同じ状態にするのが大事です。
装置を止めた状態ではなく、普段通り動いている状態で測ります。
2. perfまたはF3 + Lで計測する
専用サーバーなら、
/perf start
を実行します。
シングルプレイなら、デフォルトでは F3 + L を押します。
10秒間、普段通りにその場で過ごしてください。
装置の重さを見たいなら、計測中に装置が動いていることが大事です。
3. ZIPファイルを保存する
計測が終わったら、ZIPファイルを分かりやすい場所にコピーしておくと便利です。
例えば、
交易所_通常稼働_2026-05-17.zip
みたいな名前に変えておくと、後で見返しやすいです。
元ファイルを直接いじるのが怖い方は、コピーを作ってから確認しましょう。
4. entities.csvを見る
まずは entities.csv を確認します。
ここで、村人・アイテム・トロッコ・Mobが大量にいないか見ます。
例えば、交易所の近くで村人が80人以上いる場合、そこはかなり怪しいです。
必要な取引だけ残して整理する、使っていない村人を別の場所へ移す、などを検討しても良いと思います。
5. block_entities.csvを見る
次に block_entities.csv を見ます。
自動仕分け機の近くでホッパーが大量に並んでいる場合、これも負荷の候補です。
- 使っていないラインは止める
- 常時流しっぱなしのアイテムを減らす
- 詰まりがないか確認する
- 回収できていないアイテムが落ちていないか見る
このあたりを確認しましょう。
6. 装置を止めた状態でもう一度測る
ここが大事です。
装置を動かした状態で重いなら、次は装置を止めた状態でもう一度計測します。
- 装置あり:重い
- 装置なし:軽い
なら、装置が原因の可能性が高いです。
逆に、
- 装置あり:重い
- 装置なし:やっぱり重い
なら、村人や周辺チャンク、別の装置が原因かもしれません。
7. 対策後にもう一度測る
村人を減らしたり、ホッパーを整理したり、アイテム詰まりを直したら、もう一度計測します。
対策前と対策後のZIPを比べると、改善したかどうかが見えます。
体験談
筆者は装置検証の時、対策前後を必ず分けて記録するようにしています。
「軽くなった気がする」ではなく、数字やファイルで見比べられるので、あとから記事化する時にもかなり助かります。

10. perfコマンドが使えない時のチェックポイント
/perf が使えない時は、だいたい原因が決まっています。
焦らず順番に確認しましょう。
- [ ] Java版で実行しているか?
- [ ] 統合版(Bedrock Edition)で使おうとしていないか?
- [ ] 専用サーバーで実行しているか?
- [ ] シングルプレイなら
/perfではなくF3 + Lを使っているか? - [ ] 権限レベル4、またはサーバーコンソールから実行しているか?
- [ ] すでに
/perf startが実行中ではないか? - [ ] 計測していない状態で
/perf stopを打っていないか? - [ ]
debug/profilingフォルダを探しているか?
シングルプレイで使えない場合
シングルプレイでは、基本的に F3 + L を使ってください。
「チートをオンにすれば /perf が使える」と思ってしまいがちですが、/perf は専用サーバー向けです。
個人ワールドなら、F3 + L の方が素直です。
ただし、Java版1.21.11以降でデバッグ関連のキー割り当てを変更している場合は、設定しているキー操作が優先されます。
F3 + L で反応しない時は、キー設定も確認してみてください。
サーバーで権限がない場合
サーバーで /perf を使うには、権限レベル4が必要です。
普通の参加者では実行できないことが多いです。
レンタルサーバーなら、サーバーコンソールから実行するか、管理者アカウントに必要な権限を付与してから試しましょう。
ファイルが見つからない場合
計測が成功しているのにファイルが見つからない場合は、探す場所を間違えている可能性があります。
専用サーバーなら、サーバーフォルダ内の debug/profiling。
クライアント側なら、.minecraft 内の debug/profiling を確認してください。
また、ランチャーのプロファイルでゲームディレクトリを変更している場合は、保存先も変わることがあります。

11. debug・jfr・sparkとの違い
マイクラJava版には、性能やデバッグに関係する機能がいくつかあります。
ここで混同しやすいので、簡単に整理しておきます。
/debug との違い
/debug は、時間プロファイラや関数実行の詳細確認に使うコマンドです。
/debug start、/debug stop、/debug function などがあります。
データパックや関数の処理を追いたい時は /debug が役立ちます。
一方、サーバー全体の性能レポートを手早く残したいなら /perf の方が分かりやすいです。
なお、昔の /debug report は削除されており、現在はサーバーの性能計測なら /perf、ゲーム内からの性能記録なら F3 + L を使う形になっています。
/jfr との違い
/jfr は、Java Flight Recorderを使ったプロファイリングを開始・停止するコマンドです。
JVMやJavaアプリケーションとしてのMinecraftを、より深く調べたい方向けです。
かなり技術寄りなので、普通のサバイバルプレイヤーや初心者サーバー管理者が最初に触るものではないと思います。
まずは /perf や F3 + L。
もっと深く原因を追う必要が出たら /jfr や外部ツール、という順番で良いです。
sparkとの違い
MODサーバーやPaper系サーバーでは、spark という有名なプロファイラもよく使われます。
spark はレポートが見やすく、TPS・MSPT・CPU使用率・メモリなどを調べやすいです。
Paperでは、1.21以降sparkが同梱され、推奨プロファイラとして扱われています。
プラグインサーバーやMODサーバーを運営している方は、/perf よりsparkの方が原因を追いやすい場面も多いです。
ただし、バニラのJava版専用サーバーで追加MODやプラグインを入れずに使える、という意味では /perf は覚えておいて損がありません。
使い分け表
| 機能 | 主な用途 | おすすめ対象 |
|---|---|---|
/perf |
サーバー性能レポートの作成 | バニラ専用サーバー管理者 |
F3 + L |
クライアント・シングルプレイの性能記録 | 個人ワールドの検証 |
/debug |
時間プロファイル・関数実行の確認 | データパック制作者 |
/jfr |
Java Flight Recorderによる詳細解析 | 上級者・開発者 |
spark |
見やすいサーバー性能解析 | Paper・MOD・プラグインサーバー管理者 |
個人的には、初心者さんは次の順番で覚えると楽です。
個人ワールド:
F3 + L
バニラ専用サーバー:/perf
PaperやMODサーバー:spark
この使い分けだけでも、かなり迷いにくくなります。

12. まとめ
以上、マイクラJava版の /perf コマンドの使い方・構文・性能計測の見方 を解説しました。
要点を整理すると、
/perfはJava版の専用サーバー向け性能計測コマンド- 基本構文は
/perf startと/perf stop - 計測時間は基本10秒間
- 結果は
debug/profiling内にZIPファイルとして保存される - シングルプレイやクライアント側の計測は、デフォルトでは
F3 + Lを使う - まず見るなら
entities.csv、block_entities.csv、ticking.csv、profiling.txt - 1tickが50ミリ秒を超える状態が続くと、サーバーが重くなりやすい
こんな感じです。
/perf は、使うだけなら簡単です。
ただし、出力されたレポートを読むには少し慣れが必要です。
最初から全部を理解しようとしなくて大丈夫です。
まずは、重い場所で計測して、エンティティやブロックエンティティが多すぎないかを見る。
これだけでも十分に役立ちます。
サバイバルを長く遊んでいると、村人交易所、自動仕分け機、トラップ、装置倉庫など、どうしても重くなりやすい場所が出てきます。
そんな時に「なんとなく重い」で終わらせず、/perf や F3 + L で確認できるようになると、ワールド管理がかなり楽になります。
では、本日はここまでで終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
柚子クラでは他にも便利装置や検証系の記事を紹介しているので、是非ご覧くださいね(^^♪

13. 参考文献
この記事を書くにあたり、以下の公式情報・コミュニティWiki・関連ドキュメントを参考にしています。
- Minecraft Feedback(Minecraft: Java Edition - 1.17 Pre-release 1)
- Minecraft.net(Caves & Cliffs: Part I out today on Java)
- Minecraft.net(Minecraft Java Edition 1.21.11)
- Minecraft.net(Minecraft Java Edition 26.1.2)
- Minecraft Wiki(Commands/perf)
- Minecraft Wiki(Performance Metrics)
- Minecraft Wiki(Commands/debug)
- Minecraft Wiki(Commands/jfr)
- spark docs(TPS and MSPT)
- spark docs(Command Usage)
- PaperMC Docs(Profiling)