
この記事はJava版の
/dataコマンド解説です
統合版(BE)では同じ構文で使えないため注意してください
Java版26.1.2時点の仕様を基準に整理しています
こんにちは。ゆずかきです。
マイクラJava版でコマンドを触っていると、いつか必ず出てくるのがdataコマンドです。
例えば、
- チェストの中身を調べたい
- ゾンビの体力や名前を確認したい
- モブを動かないようにしたい
- storageに一時データを保存したい
- NBTを見ながらコマンドを調整したい
こういう時に使うのが/dataコマンドですね。
ただ、初めて触るとかなり難しく見えます。
NBT、SNBT、path、storage、modify……と、急に専門用語が出てきて「これは何をしているんだろう?」となりやすいです。
筆者も最初は、村人やチェストのデータを確認したいだけなのに、コマンドの見た目でいったん諦めかけました。
でも、実際に使う順番で覚えるとかなり楽です。
この記事では、マイクラJava版のdataコマンドの使い方・構文・NBT操作の基本を、実際に使う場面ベースで解説していきますね。
この記事を読めば、次のことが出来るようになります。
/data getでエンティティやチェストのNBTを確認できます👍/data mergeでモブの状態をまとめて変更できます👌/data modifyでNBTの一部だけを安全に書き換えられます/data storageを使って、一時データ置き場を作れるようになります(^^♪
それでは、やっていきましょう!
※本記事はJava版向けです。統合版(BE)のコマンド仕様とは異なります。
※ゲーム内の仕様については、Mojang公式リリースノートおよびコミュニティWikiを参考にしています。
※コマンドはワールドを壊す可能性があるため、検証用ワールドやバックアップを用意してから試してくださいね。
目次
1. dataコマンドとは
2. dataコマンドで操作できる3つの対象
3. まず覚える基本構文
4. NBTとSNBTの読み方
5. NBTパスの基本を覚える
6. data get:NBTを確認する
7. data merge:NBTをまとめて変更する
8. data modify:NBTの一部だけを書き換える
9. data remove:不要なNBTを削除する
10. storageの使い方と安全な練習方法
11. Java版1.20.5以降・26.1以降で注意する変更点
12. 実用例:よく使うdataコマンド集
13. dataコマンドが動かない時のチェックポイント
14. まとめ
15. 参考文献
この記事で分かること
・マイクラJava版のdataコマンドの基本構文
・NBTの読み方と、よく使うNBTパス
・get / merge / modify / remove / storageの使い分け
・古いNBT解説記事を見る時に注意するバージョン差

1. dataコマンドとは
/dataコマンドは、ブロックエンティティ・エンティティ・storageのNBTデータを確認したり、変更したりするためのコマンドです。
簡単に言うと、マイクラの中にある「内部データ」をのぞいたり、必要に応じて書き換えたりするコマンドですね。
例えば、ゾンビには体力や装備、位置、名前などのデータがあります。
チェストには中に入っているアイテムのデータがあります。
これらは画面上では見えませんが、内部的にはNBTとして保存されています。
/dataを使うと、こういう内部データを確認できます。
/data get entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest]
👆これは、近くのゾンビ1体のNBTを表示するコマンドです。
さらに、NBTの一部を書き換えることもできます。
/data merge entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] {NoAI:1b}
👆これは、近くのゾンビを動かない状態にする例です。
注意!
/dataコマンドは便利ですが、何でも自由に変更できるわけではありません。
特にプレイヤー自身のデータは、読み取りはできても、mergeやmodifyで直接変更することはできません。
プレイヤーのアイテム操作は/item、体力や効果は/effectや/attributeなど、専用コマンドを使うのが基本です。
dataコマンドは、コマンド勢・データパック勢にとってかなり重要な基礎です。
とはいえ、最初から全部覚えようとしなくて大丈夫です。
この記事では、まず使えるところから順番に見ていきましょう。

2. dataコマンドで操作できる3つの対象
/dataコマンドで操作できる対象は、主に次の3つです。
| 対象 | 指定方法 | 主な用途 |
|---|---|---|
| ブロックエンティティ | block x y z |
チェスト・かまど・看板などのNBT確認 |
| エンティティ | entity @e[...] |
モブ・防具立て・アイテムなどのNBT確認 |
| storage | storage 名前空間:名前 |
コマンド用の一時データ保存 |
順番に見ていきますね。
block:チェストやかまどなどを対象にする
/data get block 100 64 100
blockは、座標にあるブロックエンティティのNBTを確認・変更する時に使います。
ここで注意したいのは、普通の石や土などは対象にならないことです。
/data get blockで見られるのは、チェスト、かまど、看板、シュルカーボックス、コマンドブロックなど、内部データを持つブロックです。
体験談
筆者は最初、普通の石ブロックに/data get blockを打って「何で出ないの?」となりました。
石や土はブロックエンティティではないので、NBTを取得できないんですね。
entity:モブやアイテムを対象にする
/data get entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest]
entityは、ゾンビ、村人、アイテム、防具立て、ボートなどを対象にします。
@e[type=zombie,limit=1,sort=nearest]のように、対象を1体に絞るのが大事です。
/dataは基本的に単体のNBTを操作するコマンドなので、複数体が選ばれると失敗しやすいです。
storage:安全なメモ帳として使う
/data merge storage yuzukaki:sample {count:1}
storageは、コマンド用のデータ置き場です。
エンティティやチェストを直接いじらずに、データを一時保存したい時に使います。
初心者さんがNBT操作を練習するなら、いきなりモブやチェストを変更するより、まずstorageで試すのがおすすめです。
失敗してもワールド内のモブやアイテムを壊しにくいからですね。

3. まず覚える基本構文
/dataコマンドには、主に4つの命令があります。
/data get ... /data merge ... /data modify ... /data remove ...
それぞれの役割は下記です。
| 命令 | 意味 | 初心者向けの覚え方 |
|---|---|---|
get |
NBTを確認する | 見る |
merge |
NBTをまとめて合成・変更する | まとめて上書きする |
modify |
NBTの一部を細かく変更する | ピンポイントで直す |
remove |
NBTの一部を削除する | 消す |
最初に覚えるなら、次の順番がおすすめです。
data getで確認するdata mergeで簡単な変更をするdata modifyで細かい変更をするdata removeで不要なデータを消す
いきなりmodifyから覚えようとすると大変です。
まずはNBTを見て、どこに何が入っているか確認するところから始めましょう。

4. NBTとSNBTの読み方
dataコマンドを理解するには、NBTの見た目に慣れる必要があります。
NBTとは、マイクラが内部データを保存するための形式です。
コマンド上では、人間が読める形のSNBTとして表示・入力することが多いです。
例えば、こんな形です。
{Health:20.0f,NoAI:1b,CustomName:'{"text":"サンプルゾンビ"}'}
最初は暗号に見えますが、分解すると意外と単純です。
| 書き方 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
{} |
複数のデータをまとめる箱 | {Health:20.0f} |
[] |
リスト | [0.0d,64.0d,0.0d] |
タグ名:値 |
データの名前と中身 | NoAI:1b |
1b |
Byte型の数値 | NoAI:1b |
20.0f |
Float型の数値 | Health:20.0f |
"文字" |
文字列 | "minecraft:stone" |
数字の後ろの文字に注意
NBTでは、数字の後ろに文字が付くことがあります。
1b:Byte3s:Short10:Int1L:Long20.0f:Float0.5d:Double
この型が違うと、思った通りに反映されないことがあります。
特にNoAI:1bやHealth:20.0fのような例は、そのまま覚えておくと便利です。
true / falseも使えるが、表示は1b / 0bになることがある
コマンドではtrueやfalseを書ける場面もあります。
ただし、NBTとして表示すると1bや0bのように見える場合があります。
初心者さんは、まず下記のように覚えておけば大丈夫です。
{NoAI:1b}
👉オンにする
{NoAI:0b}
👉オフにする
このあたりは、細かい理屈よりも「よく使う形」を覚えてしまった方が早いです。

5. NBTパスの基本を覚える
NBTパスとは、NBTの中から特定の場所だけを指定するための書き方です。
例えば、ゾンビ全体のNBTを見るならこうです。
/data get entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest]
でも、体力だけ見たい場合は、後ろにHealthを付けます。
/data get entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] Health
このHealthがNBTパスです。
よく使うNBTパスの例をまとめますね。
| NBTパス | 意味 | 使用例 |
|---|---|---|
Health |
体力 | モブの体力確認 |
Pos[0] |
X座標 | 位置データの確認 |
Pos[1] |
Y座標 | 高さの確認 |
Pos[2] |
Z座標 | 位置データの確認 |
Items |
チェストなどの中身 | ブロックエンティティの確認 |
Items[0].id |
最初のアイテムID | チェスト内アイテムの確認 |
Inventory |
インベントリ | プレイヤーや一部エンティティの確認 |
リストは0番から数える
NBTのリストは、基本的に0番から数えます。
Pos[0] Pos[1] Pos[2]
これは、順番にX・Y・Z座標です。
Pos[1]がY座標なので、プレイヤーやモブの高さだけ確認したい時に便利です。
/data get entity @s Pos[1]
条件付きでリスト内を探すこともできる
例えば、インベントリの中からスロット0番のアイテムIDを見たい場合は、こういう書き方をします。
/data get entity @s Inventory[{Slot:0b}].id
Inventoryの中から、Slot:0bに一致するデータを探して、その中のidを見るという意味です。
注意!
プレイヤーのNBTは確認できても、直接変更はできません。
例えば、プレイヤーのインベントリを/data modify entity @s ...で直接書き換えようとしても失敗します。
アイテムを変更したい場合は、/itemコマンドを使いましょう。

6. data get:NBTを確認する
data getは、NBT操作の入口です。
まずはこれを使って、対象のデータを確認しましょう。
エンティティのNBTを全部見る
近くのゾンビのNBTを確認するなら、下記です。
/data get entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest]
limit=1とsort=nearestを入れて、近くのゾンビ1体に絞っています。
これを入れないと、複数体が対象になって失敗することがあります。
体力だけ見る
/data get entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] Health
体力だけ見たい時はHealthを指定します。
ゾンビ以外のモブでも、体力を持つエンティティなら同じように確認できます。
座標だけ見る
/data get entity @s Pos
プレイヤー自身の位置をNBTとして見る例です。
Y座標だけ見たい場合は、次のようにします。
/data get entity @s Pos[1]
チェストの中身を見る
チェストの座標が100 64 100なら、次のコマンドです。
/data get block 100 64 100 Items
Itemsを付けることで、チェスト内のアイテムリストを確認できます。
scaleを使って数値を取り出す
data getでは、数値に倍率をかけて結果を返すこともできます。
/data get entity @s Pos[1] 100
これは、プレイヤーのY座標に100をかけた結果を返します。
/execute store result scoreと組み合わせる時に使うことがあります。
例えば、スコアボードへ高さを保存したい場合は、先にスコアボードを作ってから、次のように使います。
/scoreboard objectives add y100 dummy /execute store result score @s y100 run data get entity @s Pos[1] 100
これは少し応用編ですが、データパックを触るならよく使う形です。
最初は「data getはNBTを見るコマンド」と覚えれば大丈夫です。

7. data merge:NBTをまとめて変更する
data mergeは、対象にNBTをまとめて合成するコマンドです。
初心者さんが最初に使う変更系コマンドとしては、modifyより分かりやすいです。
ゾンビを動かないようにする
/data merge entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] {NoAI:1b}
NoAI:1bを付けると、そのモブはAIで動かなくなります。
検証用のモブを固定したい時に便利ですね。
元に戻す場合は、こうです。
/data merge entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] {NoAI:0b}
ゾンビの体力を変更する
/data merge entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] {Health:1.0f}
近くのゾンビの体力を1にする例です。
HealthはFloat型なので、1.0fのように書きます。
防具立てを透明にする
/data merge entity @e[type=armor_stand,limit=1,sort=nearest] {Invisible:1b}
防具立てを使った装飾やコマンド演出でよく使う形です。
名前を付ける
/data merge entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] {CustomName:'{"text":"サンプルゾンビ","color":"green"}',CustomNameVisible:1b}
CustomNameはJSONテキスト形式で指定します。
ここはクォートがややこしいので、最初はコピペして使うのがおすすめです。
注意!
mergeは便利ですが、複雑なNBTをまとめて入れると、想定外の部分まで変わることがあります。
まず/data getで現在のNBTを確認してから使いましょう。

8. data modify:NBTの一部だけを書き換える
data modifyは、NBTの特定の場所だけを変更するコマンドです。
mergeより細かく操作できます。
基本形はこれです。
/data modify <対象> <変更先のNBTパス> set value <値>
例えば、チェスト内の最初のアイテムIDをダイヤモンドブロックに変えるなら、下記です。
/data modify block 100 64 100 Items[0].id set value "minecraft:diamond_block"
ただし、対象のチェストにアイテムが入っていないと失敗します。
先に/data get block 100 64 100 Itemsで中身を確認しておきましょう。
set value:直接値を入れる
/data modify entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] Health set value 10.0f
ゾンビの体力を10にする例です。
mergeでも似たことはできますが、modifyは「このパスだけ変更する」という意味が分かりやすいです。
set from:別のNBTからコピーする
/data modify storage yuzukaki:work zombie_health set from entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] Health
近くのゾンビの体力を、storageにコピーする例です。
その後、storageを確認します。
/data get storage yuzukaki:work
set fromは、データパックや高度なコマンド処理でよく使います。
「ある対象のNBTを、別の場所にコピーする」と覚えておけばOKです。
append / prepend / insert:リストに追加する
リストに値を追加する時は、appendやprependを使います。
先に、storage側へ練習用のリストを作っておきます。
/data merge storage yuzukaki:work {items:[]}
itemsというリストの末尾に、minecraft:diamondを追加する例です。
/data modify storage yuzukaki:work items append value "minecraft:diamond"
先頭に追加するならprependです。
/data modify storage yuzukaki:work items prepend value "minecraft:stone"
位置を指定して入れるならinsertを使います。
/data modify storage yuzukaki:work items insert 1 value "minecraft:gold_ingot"
merge:複合タグに合成する
複合タグに値を追加・更新したい場合は、mergeを使います。
先に、storage側へ練習用の複合タグを作っておきます。
/data merge storage yuzukaki:work {settings:{}}
/data modify storage yuzukaki:work settings merge value {enabled:1b,count:3}
settingsという複合タグに、enabledとcountを追加・更新する例です。
初心者さん向けの覚え方
-set:その場所を入れ替える
-append:リストの後ろに追加
-prepend:リストの前に追加
-insert:指定位置に追加
-merge:複合タグに混ぜる
data modifyは最初こそ難しく見えますが、storageで練習するとかなり理解しやすいです。

9. data remove:不要なNBTを削除する
data removeは、指定したNBTパスを削除するコマンドです。
基本形は下記です。
/data remove <対象> <NBTパス>
storage内のデータを削除する
/data remove storage yuzukaki:work zombie_health
storage内のzombie_healthを削除する例です。
練習では、まずstorage相手に使うのが安全です。
エンティティの名前を消したい場合
エンティティのCustomNameは、data removeで消せない場合があります。
名前を見えない状態にしたい場合は、空の文字列を入れる方法を使います。
/data modify entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] CustomName set value ''
/data merge entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] {CustomNameVisible:0b}
近くのゾンビの名前表示を消す例です。
ただし、削除できるNBTと削除できないNBTがあります。
removeを使う時の注意
removeは、必要なNBTを消してしまうと対象の挙動が変わることがあります。
いきなり本番ワールドで使わないでくださいね。
おすすめの流れは下記です。
/data getで現在のNBTを見る- 消したいパスを確認する
- 検証用ワールドで
removeを試す - 問題なければ本番に反映する
体験談
筆者は検証中、何となく不要そうなタグを消して、モブの挙動が思ったより変わったことがあります。
dataコマンドは強力なので、確認してから触るのが大事です。

10. storageの使い方と安全な練習方法
storageは、dataコマンドの練習にとても便利です。
ワールド上のモブやチェストを直接変更せず、コマンド用の保存場所として使えるからです。
storageを作る
/data merge storage yuzukaki:sample {count:1,items:["minecraft:stone"]}
これで、yuzukaki:sampleというstorageにデータが保存されます。
確認してみましょう。
/data get storage yuzukaki:sample
値を変更する
/data modify storage yuzukaki:sample count set value 10
countを10に変更する例です。
リストに追加する
/data modify storage yuzukaki:sample items append value "minecraft:diamond"
itemsリストにダイヤモンドを追加します。
確認すると、こんなイメージになります。
{count:10,items:["minecraft:stone","minecraft:diamond"]}
storageの一部を消す
/data remove storage yuzukaki:sample items
itemsだけを削除する例です。
storage全体を空にしたい場合でも、/data merge storage yuzukaki:sample {}では既存の中身は消えません。
確実に不要なデータを消したい時は、data remove storage ... パスで個別に消しましょう。
storageは名前空間を付ける
storage名は、yuzukaki:sampleのように名前空間付きで書くのが基本です。
yuzukaki:sample yuzukaki:test my_datapack:work
個人ワールドの練習なら何でも良いですが、データパックで使うなら、自分の名前やデータパック名にしておくと衝突しにくいです。

11. Java版1.20.5以降・26.1以降で注意する変更点
dataコマンドそのものの基本構文は、Java版26.1.2時点でも、get / merge / modify / removeを中心に使います。
ただし、古い記事や古いコマンド例を見る時に注意したい変更があります。
Java版1.20.5以降:アイテムのNBT指定は古い例が通らないことがある
Java版1.20.5以降、アイテムスタックのデータ形式は大きく変わっています。
古い記事でよく見る、下記のようなアイテムNBT指定は、そのまま使えない場合があります。
/give @p diamond_sword{Enchantments:[{id:"minecraft:sharpness",lvl:5s}]}
現在のJava版では、/give、/item、/lootなどでアイテムの追加データを指定する場合、角括弧を使うアイテムコンポーネント形式に変わっています。
例えば、エンチャント付きのアイテムは次のような形で指定します。
/give @p diamond_sword[enchantments={levels:{"minecraft:sharpness":5}}]
そのため、dataコマンドの記事であっても、古い/giveや/itemのNBT例を見つけた場合は注意してください。
ここが大事です
/dataでエンティティ・ブロックエンティティ・storageのNBTを確認する考え方は今でも重要です。
ただし、アイテムを作るコマンドは1.20.5以降のコンポーネント形式に合わせる必要があります。
Java版26.1以降:バージョン番号が26.1形式へ変更
2026年以降のJava版は、従来の1.21.xのような番号から、26.1のような形式に変わっています。
そのため、記事や動画で、
- Java版1.21.11
- Java版26.1
- Java版26.1.2
のような表記が混在することがあります。
本記事では、正式リリース版のJava版26.1.2時点を基準にしています。
1.21.11以前の情報を見る場合は、特にアイテムデータ形式と、ワールド保存データの変更点に注意しましょう。
Java版26.1以降:ワールド保存データの場所が整理された
Java版26.1では、ワールド内の保存データの配置が整理され、名前空間付きのフォルダ構造へ変更されています。
コマンド上で/data storage yuzukaki:sampleのように使う感覚は大きく変わりませんが、外部ツールでワールドデータを見る場合は、古い解説と保存場所が違う可能性があります。
普通にゲーム内で/dataコマンドを使うだけなら、ここは深追いしなくて大丈夫です。
ただし、データパック制作や外部NBT編集をする方は、バージョン差を確認しましょう。

12. 実用例:よく使うdataコマンド集
ここからは、実際によく使うdataコマンドをまとめます。
検証ワールドでコピペして試してみてくださいね。
近くのゾンビのNBTを見る
/data get entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest]
最初に使うならこれです。
まずは、エンティティのNBTがどんな形で表示されるか見てみましょう。
近くのゾンビの体力を見る
/data get entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] Health
体力だけ確認します。
モブ検証やコマンド実験で便利です。
近くのゾンビを固定する
/data merge entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] {NoAI:1b}
検証用のゾンビを動かしたくない時に使えます。
ゾンビを再び動かす
/data merge entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] {NoAI:0b}
NoAIをオフにします。
防具立てを透明にする
/data merge entity @e[type=armor_stand,limit=1,sort=nearest] {Invisible:1b}
建築装飾や表示用の仕掛けでよく使います。
チェストの中身を見る
/data get block 100 64 100 Items
座標部分は、自分のチェストの座標に置き換えてください。
F3画面やコマンド入力の座標補完を使うと楽です。
チェストの最初のアイテムIDを見る
/data get block 100 64 100 Items[0].id
チェストにアイテムが入っている場合、最初のアイテムIDを確認できます。
storageにデータを保存する
/data merge storage yuzukaki:sample {memo:"test",count:1}
storage練習用です。
storageの中身を見る
/data get storage yuzukaki:sample
保存したデータを確認します。
storageの値を書き換える
/data modify storage yuzukaki:sample count set value 5
countを5に変更します。
storageのリストへ値を追加する
/data merge storage yuzukaki:sample {items:[]}
/data modify storage yuzukaki:sample items append value "minecraft:diamond"
先に空リストを作ってから、値を追加する例です。
ゾンビの体力をstorageへコピーする
/data modify storage yuzukaki:work zombie_health set from entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] Health
set fromの練習におすすめです。
近くのゾンビの体力をstorageへ保存します。
プレイヤーのY座標をスコアボードへ入れる
/scoreboard objectives add y100 dummy /execute store result score @s y100 run data get entity @s Pos[1] 100
Y座標を100倍してスコアボードへ入れる例です。
データパックやコマンドブロックで、位置判定をしたい時に使えます。

13. dataコマンドが動かない時のチェックポイント
dataコマンドは、少しのミスで失敗します。
うまく動かない時は、下記を確認してみてください。
- [ ] Java版で実行しているか?統合版では同じ構文で使えません
- [ ] チート許可、またはOP権限があるか?
- [ ]
entityの対象が1体に絞れているか? - [ ]
@e[type=zombie,limit=1,sort=nearest]のようにlimit=1を入れているか? - [ ]
block対象がチェストや看板などのブロックエンティティか? - [ ] 座標のブロックが読み込まれているか?
- [ ] NBTパスの大文字・小文字を間違えていないか?
- [ ] 数値型の
b、f、dなどを間違えていないか? - [ ] プレイヤーNBTを直接変更しようとしていないか?
- [ ] 古い1.20.4以前のアイテムNBT例を、そのまま1.20.5以降で使っていないか?
特に多いのは、複数エンティティが対象になっているミスです。
例えば、これは失敗しやすいです。
/data get entity @e[type=zombie]
ワールド内にゾンビが複数いると、どれを見れば良いか分からないからですね。
基本はこうです。
/data get entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest]
この形をクセにしておくと、かなり事故が減ります。
まずはgetで確認する
変更系コマンドで失敗する場合は、いきなりmergeやmodifyを打たず、先にgetで確認しましょう。
/data get entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest]
目的のタグが存在しない場合、modifyで指定しても失敗することがあります。
チェストのItems[0]などは、中身が空だと存在しません。
storageで練習する
本番のモブやチェストを触るのが怖い場合は、storageで練習しましょう。
/data merge storage yuzukaki:test {items:[],count:0}
/data modify storage yuzukaki:test items append value "minecraft:stone"
/data get storage yuzukaki:test
これなら、失敗してもワールドの建築やモブに影響しにくいです。
14. まとめ
以上、マイクラJava版のdataコマンドの使い方・構文・NBT操作について解説しました。
要点を整理すると、
/dataはJava版限定のNBT操作コマンド- 対象は
block、entity、storageの3種類 - まずは
data getでNBTを見るところから始める - 簡単な変更は
data merge、細かい変更はdata modify - 不要なタグを消す時は
data remove - 練習には
storageが安全 - Java版1.20.5以降は、古いアイテムNBT例に注意
という感じです。
dataコマンドは、最初はかなり難しく見えます。
でも、実際には「見る」「変える」「一部だけ変える」「消す」という流れで考えると、少しずつ理解できます。
筆者としては、まずは下記3つを覚えるのがおすすめです。
/data get entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest]
/data merge entity @e[type=zombie,limit=1,sort=nearest] {NoAI:1b}
/data get storage yuzukaki:sample
このあたりを検証ワールドで触ってみるだけでも、NBTの見え方にかなり慣れます。
慣れてきたら、チェストの中身確認、storageへの保存、execute storeとの組み合わせにも挑戦してみてくださいね。
では、本日はここまでで終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
柚子クラでは他にも便利コマンドや装置解説を紹介しているので、是非ご覧くださいね(^^♪
15. 参考文献
この記事を書くにあたり、以下の公式リリースノートおよびコミュニティWikiのページを参考にしています:
- Minecraft Wiki(Commands/data)
- Minecraft Wiki(NBT format)
- Minecraft Wiki(NBT path format)
- Minecraft Wiki(Command storage format)
- Minecraft Wiki(Target selectors)
- Minecraft Wiki(Entity format)
- Minecraft公式(Minecraft Java Edition 1.20.5)
- Minecraft公式(Minecraft 26.1 Snapshot 1)
- Minecraft公式(Minecraft Java Edition 26.1)
- Minecraft公式(Minecraft Java Edition 26.1.2)