【マイクラ】cloneコマンドの使い方・構文・入力例【Java版】

この記事はマイクラJava版向けのcloneコマンド解説です
コピー元の座標2点と、コピー先の座標1点を指定して建築物を複製します
Java版1.21.11以降では、コマンド上限に関係するゲームルール名が変わっています

こんにちは。ゆずかきです。

マイクラでクリエイティブ建築をしていると、

「この壁、もう一面作るの面倒だな…」
「同じ家を横にコピーしたい!」
「検証用に同じ装置を何個も並べたい」

と思うこと、けっこうありますよね。

そういう時に便利なのが、/cloneコマンドです。

/clone は、指定した範囲のブロックを、別の場所へそのままコピーできるコマンドです。
慣れるまでは座標指定が少し難しいですが、基本の考え方さえ分かれば、建築・検証・整地の時短にかなり使えます。

この記事では、Java版のcloneコマンドの構文、実際の入力例、replace・masked・filteredの違い、失敗しやすいポイントまで、順番に解説していきますね。

この記事を読めば、次のことが出来るようになります。

  • 建築物や装置を別の場所へコピーできます👍
  • replacemaskedfiltered の違いが分かります👌
  • コピー元とコピー先が重なった時のエラー対策ができます
  • Java版1.21.11以降の上限設定にも対応できます(^^♪

それでは、やっていきましょう!

※本記事はJava版向けです。統合版(BE)とは構文や一部仕様が異なります。
※コマンド実行には、チート許可・OP権限などが必要です。
※ゲーム内の仕様については、公式リリースノートおよび英語版コミュニティWikiを参考にしています。


目次

1. cloneコマンドとは
2. cloneコマンドの基本構文
3. 座標指定の考え方を先に理解する
4. まずは建築物をそのままコピーしてみる
5. replace・masked・filteredの違い
6. normal・force・moveの違い
7. 相対座標を使ったcloneコマンドの入力例
8. 特定ブロックだけコピーするfilteredの使い方
9. ディメンションをまたぐcloneの使い方
10. cloneコマンドの上限とバージョン別ゲームルール
11. よくある失敗と対処方法
12. 実際に使うと便利な場面
13. まとめ
14. cloneコマンドが動かない時のチェックポイント
15. 参考文献

この記事で分かること
・マイクラJava版のcloneコマンドの使い方
・建築物をコピーする基本構文と入力例
replace / masked / filtered の違い
・Java版1.21.11以降の上限設定の注意点


1. cloneコマンドとは

/clone コマンドは、指定した範囲のブロックを、別の座標へ複製するコマンドです。

簡単に言うと、マイクラ内で使えるコピー&ペーストですね。

たとえば、

  • 家をもう1軒コピーする
  • 城壁の一部を横に複製する
  • レッドストーン装置を検証用に複製する
  • 床・壁・屋根など、同じ形を何度も並べる
  • 配布マップや検証ワールドで同じ土台を作る

こういう作業に使えます。

マイクラの建築は、同じ形を何回も作る場面が多いです。
壁、柱、街灯、畑、部屋、回路、検証装置…。
これを全部手作業で作ると、普通に時間が溶けます。

そこで /clone を使うと、一度作ったものを別の場所へそのまま複製できます。

ただし、最初に覚えるべきポイントがあります。

/clone で必要なのは、基本的に次の3つです。

  • コピー元の角1:begin
  • コピー元の角2:end
  • コピー先の角:destination

つまり、コピーしたい範囲の対角線上の2点を指定して、最後に貼り付け先の小さいX・小さいY・小さいZ側にあたる角の座標を指定する、というイメージです。

ここが分かれば、cloneコマンドはだいぶ楽になります。
逆にここが分からないまま入力すると、思った場所とズレたり、建築が変な位置へコピーされたりします。

筆者も最初はここでかなり混乱しました。
「コピー先の座標を指定しているのに、なんで思った場所に出ないの?」となりがちです。
でも原因の多くは、destinationがコピー先範囲の基準点になることを理解できていないことです。

まずは、座標3つを使うコマンドなんだな、くらいで大丈夫です。
次の章で構文を見ていきましょう。


2. cloneコマンドの基本構文

Java版の基本構文は、次の形です。

/clone <begin> <end> <destination>

もう少し具体的に書くと、こうです。

/clone <コピー元の角1> <コピー元の角2> <コピー先の角>

座標を入れると、たとえば次のようになります。

/clone 0 64 0 4 68 4 10 64 0

このコマンドは、

  • 0 64 0 から
  • 4 68 4 までの範囲を
  • 10 64 0 を基準にコピーする

という意味です。

ここで大事なのは、0 64 0 から 4 68 4 までを指定した場合、5×5×5の範囲になることです。

「0から4だから4マスでは?」と思うかもしれませんが、マイクラの座標指定では始点と終点のブロックも含みます。

つまり、

0, 1, 2, 3, 4 = 5ブロック

です。

これは /fill でもよく出てくる考え方ですね。

範囲内のブロック数は、次の計算で出せます。

X方向の長さ = |X2 - X1| + 1
Y方向の長さ = |Y2 - Y1| + 1
Z方向の長さ = |Z2 - Z1| + 1
合計ブロック数 = X方向 × Y方向 × Z方向

たとえば、

/clone 0 64 0 4 68 4 10 64 0

なら、

X方向:|4 - 0| + 1 = 5
Y方向:|68 - 64| + 1 = 5
Z方向:|4 - 0| + 1 = 5
合計:5 × 5 × 5 = 125ブロック

ということになります。

基本構文の意味

引数 意味 入力例
begin コピー元の角1 0 64 0
end コピー元の角2 4 68 4
destination コピー先範囲の基準点 10 64 0


最初のうちは、難しいオプションを使わず、

/clone 座標1 座標2 コピー先

だけで練習するのがおすすめです。

replacemasked などの指定は、基本形に慣れてからで大丈夫です。


3. 座標指定の考え方を先に理解する

cloneコマンドで一番つまずきやすいのは、ほぼ間違いなく座標指定です。

なので、先にここを整理しておきましょう。

コピー元は、箱で囲むイメージです。

たとえば小さな家をコピーしたい場合、家全体を直方体で囲むように、対角線上の2つの角を指定します。

角1:家の左下奥
角2:家の右上手前

のようなイメージです。

ただし、実際にはどの角から指定しても構いません。
beginend は、コピー元の対角線上の2点であればOKです。

つまり、

/clone 0 64 0 4 68 4 10 64 0

でも、

/clone 4 68 4 0 64 0 10 64 0

でも、指定しているコピー元の範囲は同じです。

ここは安心してください。

問題は、最後の destination です。

destination は、コピー先の中心ではありません。
コピー先範囲の小さいX・小さいY・小さいZ側の角を指定します。
言い換えると、コピー先範囲の北西下面の角を指定するイメージです。

これがズレると、コピーした建築物が思ったより横に寄ったり、地面に埋まったり、浮いたりします。

座標確認のおすすめ手順

初心者さんは、次の手順でやると失敗しにくいです。

  1. F3キーで座標表示を出す
  2. コピーしたい範囲の角1に立って座標をメモ
  3. コピーしたい範囲の角2に立って座標をメモ
  4. コピー先の基準点に立って座標をメモ
  5. コマンドを入力する

このやり方が一番堅実です。

特に、コピー先の座標は「建築を出したい場所の床の角」を選ぶと分かりやすいです。

座標メモの例

コピー元の角1:100 64 100
コピー元の角2:104 68 104
コピー先の角:120 64 100

この場合は、次のように入力します。

/clone 100 64 100 104 68 104 120 64 100

これで、5×5×5の範囲が、120 64 100 を基準にコピーされます。

筆者のおすすめ
最初は小さい範囲で試しましょう。
いきなり大きな家をコピーするより、5×5×5くらいの豆腐建築で練習した方が安全です。

cloneコマンドは、実行した後に「やっぱり戻す」が難しいです。
大きい範囲を触る時は、必ずバックアップか検証ワールドで試してくださいね。


4. まずは建築物をそのままコピーしてみる

ここからは、実際の入力例で見ていきます。

まずは一番シンプルに、建築物をそのままコピーする方法です。

例として、5×5×5の小さな建物をコピーするとします。

コピー元の範囲を、次のように決めます。

コピー元の角1:0 64 0
コピー元の角2:4 68 4
コピー先の角:10 64 0

この場合のコマンドは、次の通りです。

/clone 0 64 0 4 68 4 10 64 0

これで、0 64 04 68 4 の範囲が、10 64 0 を基準にコピーされます。

まず確認すべきこと

コマンドを実行する前に、次の3つを確認してください。

  • コピー元の建築物が範囲内に全部入っているか
  • コピー先に大事な建築物がないか
  • コピー先のY座標が地面の高さと合っているか

特に大事なのが、コピー先に大事な建築物がないかです。

通常の /clone は、コピー先のブロックを上書きします。
つまり、コピー先に別の建築物があると、その場所がコピー元のブロックで置き換わります。

クリエイティブで検証している時ならまだ良いですが、サバイバルで大事な拠点付近に打つ場合はかなり注意です。

コピー後に確認すること

実行後は、次の点を見ます。

  • 建築物が思った位置に出たか
  • 地面に埋まっていないか
  • 空中に浮いていないか
  • 向きが想定通りか
  • チェストや看板などの状態が必要な形でコピーされているか

/clone は、基本的に指定範囲をそのまま複製します。
ただし、向きを回転してコピーするコマンドではありません。

つまり、北向きの建築をコピーしたら、コピー先でも北向きのままです。
「向きを90度変えて貼り付けたい」という用途では、clone単体だと対応しにくいです。

ここは、勘違いしやすいので注意してくださいね。


5. replace・masked・filteredの違い

cloneコマンドには、コピー対象をどう扱うか指定するモードがあります。

代表的なのが、次の3つです。

  • replace
  • masked
  • filtered

この3つは、使い分けがかなり大事です。

replace:全部コピーする

replace は、コピー元のブロックを全部コピーします。
空気も含めてコピーするので、コピー先のブロックは丸ごと上書きされます。

/clone 0 64 0 4 68 4 10 64 0 replace

replace は省略しても同じ扱いです。
つまり、次の2つはほぼ同じ意味で使えます。

/clone 0 64 0 4 68 4 10 64 0
/clone 0 64 0 4 68 4 10 64 0 replace

使いどころ
建築物を丸ごと別の場所へコピーしたい時に使います。
ただし、コピー先を空気ごと上書きするので、既存建築の近くでは注意です。

masked:空気以外だけコピーする

masked は、空気ブロック以外だけをコピーします。

/clone 0 64 0 4 68 4 10 64 0 masked

これを使うと、コピー元の空気部分でコピー先を消しません。

たとえば、既存の地形の上に建築物だけ重ねたい時に便利です。

replace だと空気部分までコピーされるので、コピー先の地面や周辺ブロックが削れる場合があります。
でも masked なら、空気部分は無視されるので、建築物の実体部分だけを貼り付けやすいです。

使いどころ
地形をなるべく壊さず、建築物だけを重ねたい時に便利です。
家、木、飾り、道具置き場などを自然地形へコピーする時に使いやすいです。

filtered:指定したブロックだけコピーする

filtered は、指定したブロックだけをコピーします。

たとえば、コピー元の中にある石だけをコピーしたい場合は、次のようにします。

/clone 0 64 0 10 70 10 20 64 0 filtered minecraft:stone

この場合、コピー元範囲の中にある minecraft:stone だけがコピーされます。

板材だけ、ガラスだけ、鉱石だけ、装置の一部だけ…というように、条件を絞りたい時に使えます。

3つの違いまとめ

モード コピー内容 おすすめ用途
replace 空気を含めて全部コピー 建築物を丸ごと複製
masked 空気以外だけコピー 地形を残して建築だけ貼る
filtered 指定ブロックだけコピー 特定素材だけ抜き出してコピー


初心者さんは、まず replacemasked の違いを覚えれば十分です。
filtered は少し応用ですが、分かるとかなり便利です。

体験談
筆者は最初、地形の上に家をコピーする時に replace を使ってしまい、地面が一部削れて変な空洞ができました。
自然地形に建築だけ乗せたい時は、まず masked を試すのがおすすめです。


6. normal・force・moveの違い

次に、コピー元とコピー先の扱いを決めるモードです。

こちらは、次の3つがあります。

  • normal
  • force
  • move

この3つは、主にコピー元とコピー先が重なる時や、移動させたい時に関係します。

normal:通常コピー

normal は、普通のコピーです。
省略した場合も normal として扱われます。

/clone 0 64 0 4 68 4 10 64 0 replace normal

普通にコピーするだけなら、あえて normal と書かなくても大丈夫です。

/clone 0 64 0 4 68 4 10 64 0

これでOKです。

ただし、normal の場合、コピー元とコピー先の範囲が重なると失敗します。

force:重なっても強制コピー

force は、コピー元とコピー先が重なっていても強制的にコピーします。

/clone 0 64 0 4 68 4 2 64 0 replace force

この例では、コピー元とコピー先が一部重なります。
normal だと失敗しやすいですが、force を付けると実行できます。

使いどころ
建築物を少し横にずらしてコピーしたい時や、同じ構造を近い位置に複製したい時に使います。

ただし、force は便利な反面、意図しない上書きも起きやすいです。
大きい範囲で使う時は、検証ワールドで試してからがおすすめです。

move:コピー元を移動する

move は、コピーというより移動です。

コピー先に複製したあと、コピー元が空気で置き換えられます。

/clone 0 64 0 4 68 4 10 64 0 replace move

この場合、0 64 04 68 4 の範囲を 10 64 0 へ移動し、元の場所は消えます。

使いどころ
建築位置を間違えた時に、建物ごと移動させたい場合に便利です。

ただし、move は本当に元の場所が消えます。
サバイバルの大事な建築で使う場合は、特に注意してください。

3つの違いまとめ

モード 意味 注意点
normal 通常コピー コピー元とコピー先が重なると失敗
force 重なっても強制コピー 上書き事故に注意
move コピー元を消して移動 元の建築が消える


筆者的には、普段使いは normal、近距離コピーなら force、建築の位置直しなら move という感覚です。

とはいえ、move は取り返しがつきにくいので、最初はコピーしてから元を手動で消す方が安全かもしれません。


7. 相対座標を使ったcloneコマンドの入力例

cloneコマンドでは、絶対座標だけでなく、~ を使った相対座標も使えます。

相対座標とは、コマンドを実行した場所を基準にした座標です。

たとえば、プレイヤーが立っている場所を基準に、近くの範囲をコピーしたい場合に便利です。

自分の近くの5×5×5を10マス先へコピーする例

/clone ~ ~ ~ ~4 ~4 ~4 ~10 ~ ~

これは、

  • 自分の現在位置付近の ~ ~ ~ から
  • ~4 ~4 ~4 までの5×5×5範囲を
  • ~10 ~ ~ の位置へコピーする

という意味です。

ただし、相対座標は便利ですが、初心者さんには少し危険です。

なぜかというと、~向いている方向ではなく、実行位置の座標を基準にするからです。

「前方10マスへコピーしたつもりが、X方向へ10マスだった」ということが普通に起こります。

相対座標を使う時の注意点

相対座標でcloneする時は、次の点に注意してください。

  • ~10 は必ずしも前方10マスではない
  • プレイヤー実行とコマンドブロック実行では基準点が違う
  • Y座標の指定を間違えると地面に埋まる
  • 大きい範囲を相対座標で指定すると事故りやすい

筆者は、慣れるまでは絶対座標でやる方をおすすめします。

F3で座標を見ながら、

/clone 100 64 100 104 68 104 120 64 100

のように入力した方が、何をしているか分かりやすいです。

相対座標は、同じ作業を何度も繰り返すようになってから使うと便利ですね。


8. 特定ブロックだけコピーするfilteredの使い方

ここでは、filtered をもう少し具体的に見ていきます。

filtered は、コピー元の範囲から指定したブロックだけをコピーするモードです。

基本形はこうです。

/clone <begin> <end> <destination> filtered <filter>

たとえば、石だけコピーするなら、こうです。

/clone 0 64 0 10 70 10 20 64 0 filtered minecraft:stone

この場合、コピー元範囲の中にある minecraft:stone だけがコピーされます。

板材だけコピーする例

/clone 0 64 0 10 70 10 20 64 0 filtered minecraft:oak_planks

オークの板材だけをコピーします。

木造建築の一部だけを抜き出したい時に使えます。

ガラスだけコピーする例

/clone 0 64 0 10 70 10 20 64 0 filtered minecraft:glass

ガラスだけをコピーします。

窓の配置を別の建築へ流用したい時などに便利です。

チェストだけコピーする例

/clone 0 64 0 10 70 10 20 64 0 filtered minecraft:chest

チェストだけをコピーします。

ただし、チェストや看板、装置系のブロックをコピーする時は、コピー内容や向き、保存データの扱いを必ず確認してください。
特に大事なアイテムが入ったチェストを扱う場合は、検証ワールドで試してからが安全です。

filteredにforceを組み合わせる例

コピー元とコピー先が少し重なる場合は、force を付けます。

/clone 0 64 0 10 70 10 5 64 0 filtered minecraft:stone force

これで、石だけを重なりありでコピーできます。

filteredを使う時の注意点

filtered は便利ですが、コピー元に指定したブロックが存在しない場合、コマンドが失敗します。

たとえば、範囲内に石がないのに、

/clone 0 64 0 10 70 10 20 64 0 filtered minecraft:stone

と入力しても、コピーする対象がないため失敗します。

「構文が間違っている」と思って焦りがちですが、単純にそのブロックが範囲内に無いこともあります。

チェックポイント
filtered が失敗した時は、まずコピー元範囲に指定ブロックが本当にあるか確認しましょう。


9. ディメンションをまたぐcloneの使い方

Java版1.19.4以降のcloneコマンドでは、ディメンションを指定してコピーする構文もあります。

これは少し応用ですが、ワールド編集や検証をする人には便利です。

たとえば、オーバーワールドの指定範囲を、別のディメンションへコピーするような指定ができます。

基本形は、次のようなイメージです。

/clone from <sourceDimension> <begin> <end> to <targetDimension> <destination>

例として、オーバーワールドの範囲をネザーへコピーする場合は、次のような形になります。

/clone from minecraft:overworld 0 64 0 4 68 4 to minecraft:the_nether 10 64 0

逆に、ネザーからオーバーワールドへコピーするなら、こうです。

/clone from minecraft:the_nether 0 64 0 4 68 4 to minecraft:overworld 10 64 0

使えるディメンションIDの代表例は、次の通りです。

ディメンション ID
オーバーワールド minecraft:overworld
ネザー minecraft:the_nether
ジ・エンド minecraft:the_end


ただし、ディメンションをまたぐcloneは、通常の建築コピーよりも確認事項が多いです。

  • コピー元・コピー先の範囲が読み込まれているか
  • コピー先がワールド範囲外ではないか
  • ネザーやエンドの地形にめり込まないか
  • サーバーで許可されているか

普通の建築記事として使うなら、まずは同じディメンション内でのcloneを覚えれば十分です。

ディメンション指定は、検証ワールドや配布マップ制作で必要になった時に使うくらいで大丈夫です。


10. cloneコマンドの上限とバージョン別ゲームルール

cloneコマンドで大きな範囲をコピーしようとすると、上限に引っかかることがあります。

特に、家や城壁、地下施設などを丸ごとコピーしようとすると、思ったよりすぐ上限に届きます。

Java版では、/clone で指定できるコピー元範囲のブロック数に上限があります。
初期値は基本的に 32768ブロック と考えておくと分かりやすいです。

32×32×32だと、

32 × 32 × 32 = 32768

なので、ちょうど初期値相当ですね。

ただし、平面ならもっと広く扱えます。
たとえば、100×1×100だと、

100 × 1 × 100 = 10000

なので、初期値内に収まります。

一方で、100×10×100だと、

100 × 10 × 100 = 100000

となり、初期値を大きく超えます。

Java版1.21.11以降はゲームルール名が変更

ここがかなり重要です。

Java版1.19.4〜1.21.10では、上限に関係するゲームルールとして、次の名前が使われていました。

/gamerule commandModificationBlockLimit 100000

しかし、Java版1.21.11以降では、ゲームルール名が整理され、次の名前を使います。

/gamerule minecraft:max_block_modifications 100000

つまり、古い記事を見て commandModificationBlockLimit と入力しても、Java版1.21.11以降では通らない場合があります。

バージョン別に整理すると、下記の通りです。

Java版バージョン 使うゲームルール名 入力例
1.19.4〜1.21.10 commandModificationBlockLimit /gamerule commandModificationBlockLimit 100000
1.21.11以降 minecraft:max_block_modifications /gamerule minecraft:max_block_modifications 100000
26.1以降 minecraft:max_block_modifications /gamerule minecraft:max_block_modifications 100000


現在のJava版で新しく記事を読むなら、基本的には minecraft:max_block_modifications を見ておくのが安全です。

現在の上限を確認する

Java版1.21.11以降なら、次のコマンドで確認できます。

/gamerule minecraft:max_block_modifications

初期値なら、32768が返ってくるはずです。

上限を一時的に上げる

少し広い範囲をcloneしたい場合は、たとえば次のようにします。

/gamerule minecraft:max_block_modifications 100000

これで、1回のコマンドで扱えるブロック数の上限を100000にできます。

ただし、上げすぎは危険です。

  • ゲームが重くなる
  • サーバーに負荷がかかる
  • 座標ミスの被害が大きくなる
  • ワールドを大きく壊す可能性がある

こういうリスクがあります。

筆者のおすすめは、まず 50000〜100000くらいで試すことです。
それで足りなければ、少しずつ上げる方が安全です。

作業後は戻す

作業が終わったら、初期値に戻しておくと安心です。

/gamerule minecraft:max_block_modifications 32768

コマンドは便利ですが、座標を1桁間違えるだけで広範囲を消したり上書きしたりします。
大規模作業の時は、必ずバックアップを取ってくださいね。


11. よくある失敗と対処方法

ここでは、cloneコマンドでよくある失敗をまとめます。

1. コピー先が思った場所とズレる

これはかなり多いです。

原因は、destination を建築物の中心だと思って指定しているケースです。

destination は中心ではなく、コピー先範囲の基準点です。
基本的には、コピー先の小さいX・小さいY・小さいZ側の角を指定します。

対策は、コピー先の床の角に立って、F3で座標を確認することです。

2. 建築が地面に埋まる

これはY座標のミスです。

たとえばコピー元の床がY=64なのに、コピー先をY=60にすると、建築が4マス分低くコピーされます。

/clone 0 64 0 4 68 4 10 60 0

このように入力すると、地面に埋まる可能性があります。

建物を同じ高さにコピーしたいなら、コピー先のY座標も床の高さに合わせましょう。

3. コピー先の建築が消えた

replace で空気ごと上書きした可能性があります。

コピー先に既存の地形や建築物がある場合、replace はかなり強いです。
空気部分もコピーされるので、コピー先のブロックが消えることがあります。

地形を残したい場合は、masked を試してください。

/clone 0 64 0 4 68 4 10 64 0 masked

4. コピー元とコピー先が重なって失敗する

コピー元とコピー先の範囲が重なっていると、normal では失敗することがあります。

この場合は、force を使います。

/clone 0 64 0 4 68 4 2 64 0 replace force

ただし、force は強制的に上書きするので、使用前に範囲確認をしてください。

5. filteredで何もコピーされない

コピー元範囲に、指定したブロックが存在しない可能性があります。

たとえば、範囲内に石がないのに、

/clone 0 64 0 10 70 10 20 64 0 filtered minecraft:stone

と入力しても失敗します。

この場合は、指定ブロックのIDが正しいか、コピー元範囲にそのブロックがあるかを確認しましょう。

6. 範囲が大きすぎて失敗する

コピー元範囲が大きすぎると、上限に引っかかります。

この場合の対処法は、主に2つです。

  • 範囲を分割してコピーする
  • Java版ならゲームルールで上限を上げる

初心者さんには、まず範囲分割をおすすめします。

大きい建築物を一気にcloneするより、

  • 1階部分
  • 2階部分
  • 屋根部分
  • 外壁部分

というように分けた方が、安全に作業できます。


12. 実際に使うと便利な場面

cloneコマンドは、ただ建築物をコピーするだけではありません。
実際に使ってみると、かなり色々な場面で役立ちます。

1. 同じ家を村に並べる

村づくりをしている時、同じサイズの家を何軒も作ることがあります。

最初の1軒を丁寧に作って、あとはcloneでコピーすれば、かなり作業が楽になります。

/clone 100 64 100 110 72 110 120 64 100

このように、1軒分の範囲を別の場所へコピーします。

その後、屋根の色や壁材だけ手作業で変えると、同じ構造でも雰囲気を変えられます。

2. 城壁や道を連続コピーする

城壁、橋、道路、線路などは、同じパターンを繰り返すことが多いです。

こういう時は、1区画だけ作ってcloneすると便利です。

/clone 0 64 0 9 70 4 10 64 0

10マス分の城壁を作って、それを横にコピーしていくイメージですね。

3. レッドストーン装置の検証

レッドストーン装置は、同じ装置を複数パターンで比較したい時があります。

  • 遅延を変える
  • 水流の位置を変える
  • ホッパーの向きを変える
  • 処理層だけ変える

こういう検証では、元の装置をcloneしてから一部だけ改造すると楽です。

いちいち最初から作り直さなくていいので、検証のテンポが良くなります。

4. 配布マップや検証ワールドの土台作り

検証用の平地や、同じ部屋を何個も並べる時にも使えます。

たとえば、同じ検証部屋を横に5個並べたい場合、1部屋作ってcloneしていけばOKです。

ただし、あまり大きい部屋を一気にcloneすると上限に引っかかるので、範囲は分けてください。

5. 建築位置を間違えた時の移動

建築を作った後に、

あ、ここじゃなくてもう10マス右だった…

となることがあります。

そういう時は move が使えます。

/clone 0 64 0 10 72 10 20 64 0 replace move

ただし、move は元の場所が消えるので、いきなり本番で使うのは怖いです。

筆者は、まず普通にcloneでコピーして、問題なければ元を消す方が安全だと思います。


13. まとめ

今回は、マイクラJava版の /clone コマンドの使い方を解説しました。

要点を整理すると、次の通りです。

  • /clone は指定範囲のブロックを別の場所へコピーするコマンド
  • 基本構文は /clone <begin> <end> <destination>
  • beginend はコピー元範囲の対角線上の2点
  • destination はコピー先範囲の基準点
  • replace は空気ごと全部コピー
  • masked は空気以外だけコピー
  • filtered は指定ブロックだけコピー
  • force は重なりありでも強制コピー
  • move はコピー元を消して移動
  • Java版1.21.11以降では上限設定に minecraft:max_block_modifications を使う

cloneコマンドは、最初こそ座標が難しく見えます。
でも、一度仕組みが分かると、建築作業がかなり楽になります。

特に、同じ建築を何度も並べる時や、検証ワールドで装置を複製する時は本当に便利です。

ただし、便利な分だけ、座標ミスの被害も大きいです。
大規模なコピーをする時は、

バックアップを取る
小さい範囲で試す
座標をメモしてから実行する

この3つを守ってくださいね。

では、本日はここまでで終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
柚子クラでは他にもコマンドや便利装置を紹介しているので、是非ご覧くださいね(^^♪


14. cloneコマンドが動かない時のチェックポイント

cloneコマンドを入力したのに動かない
思った場所にコピーされない
エラーが出て止まる

そういう時は、下記を確認してください。

  • [ ] Java版で実行しているか?
  • [ ] チート許可・OP権限はあるか?
  • [ ] コピー元の座標2点は正しいか?
  • [ ] コピー先の destination を中心座標だと勘違いしていないか?
  • [ ] Y座標が地面の高さと合っているか?
  • [ ] コピー先に大事な建築物がないか?
  • [ ] replace で空気ごと上書きしていないか?
  • [ ] 地形を残したい場面なら masked を使っているか?
  • [ ] filtered で指定したブロックがコピー元範囲に存在するか?
  • [ ] コピー元とコピー先が重なる場合、force を付けているか?
  • [ ] 範囲が大きすぎて上限を超えていないか?
  • [ ] Java版1.21.11以降なのに commandModificationBlockLimit を使っていないか?
  • [ ] Java版1.19.4〜1.21.10なのに minecraft:max_block_modifications を使っていないか?
  • [ ] 大規模コピー前にバックアップを取ったか?

特に多いのは、コピー先の基準点の勘違いと、バージョン違いのゲームルール名です。

Java版1.21.11以降・26.1以降で上限を変更するなら、基本は次のコマンドです。

/gamerule minecraft:max_block_modifications 100000

Java版1.19.4〜1.21.10なら、旧名のこちらです。

/gamerule commandModificationBlockLimit 100000

バージョンが分からない場合は、ゲーム内で /gamerule まで入力して、候補に出る名前を確認しましょう。


15. 参考文献

この記事を書くにあたり、以下の公式情報・英語版コミュニティWikiを参考にしています。