
Java版・統合版の両方に対応した、コマンド実行位置の基礎解説です
~ ~ ~と^ ^ ^の違い、asとatの違いで迷う方向けです
統合版は1.19.50以降の新しい/execute構文を前提にしています
こんにちは。ゆずかきです。
マイクラのコマンドを触っていると、かなり早い段階で出てくるのが、コマンド実行位置という考え方です。
たとえば、こんな経験はありませんか?
/tp @s ~ ~1 ~を使ったら、思っていた位置と違う場所へ移動した- コマンドブロックで
@sを使ったら、なぜか動かなかった /execute as @a run ...と/execute at @a run ...の違いが分からない^ ^ ^1が「前方1マス」らしいけど、なぜ向きで変わるのか分からない
このあたり、最初は本当にややこしいです。
でも実は、見るべきポイントはそこまで多くありません。
大事なのは、コマンドには「誰が」「どこで」「どの向きで」実行しているかという見えない設定があるということです。
この記事では、マイクラのコマンド実行位置について、初心者さんでも順番に理解できるように、座標・向き・execute の変更方法を整理して解説しますね!
この記事を読めば、次のことが分かるようになります。
~ ~ ~と^ ^ ^の違いが分かります👌execute asとexecute atの使い分けが分かります👍- コマンドブロックで「なぜ思った位置に出ないのか」を自分で直せるようになります(^^♪
※本記事は Java版26.1.2、統合版26.20周辺の現行仕様を前提にしています。Minecraftは2026年からバージョン番号が26.x系に変わっています。
※統合版は1.19.50以降で /execute の構文が大きく変わっています。古い動画や記事を見る場合は注意してください。
※コマンド仕様については、Minecraft Wiki・Bedrock Wiki・Microsoft Learn・Minecraft公式などを参考にしています。
目次
1. コマンド実行位置とは
2. まずは座標の3種類を理解する
3. executeの基本は「as」「at」「run」から覚える
4. positionedで実行位置を直接変更する
5. 向きを変えるrotatedとfacingを理解する
6. anchoredで目線と足元の基準を変える
7. Java版と統合版の違い・注意点
8. すぐ使えるコマンド実例
9. うまく動かない時のチェックポイント
10. まとめ
11. 参考文献
この記事で分かること
・マイクラのコマンド実行位置とは何か
・~、^、execute as、execute atの違い
・Java版と統合版で注意したいコマンド構文の違い

1. コマンド実行位置とは
マイクラのコマンド実行位置とは、簡単に言うと、そのコマンドがどこを基準に実行されているかです。
たとえば、チャット欄から自分でコマンドを打つ場合、基本的には、
- 実行者:自分
- 実行位置:自分のいる場所
- 実行向き:自分が向いている方向
になります。
なので、チャット欄でこのコマンドを打つと、
/tp @s ~ ~1 ~
自分の現在位置から、Y座標だけ1マス上に移動します。
ところが、同じようなコマンドをコマンドブロックから実行すると、話が変わります。
コマンドブロックの場合、実行位置は基本的にそのコマンドブロックの位置になります。
つまり、~ ~ ~ は「プレイヤーの位置」ではなく、コマンドを実行している場所を基準にするわけです。
ここを間違えると、思っていない場所にパーティクルが出たり、想定外の座標にブロックが置かれたりします。
実行位置で覚えるべき3要素
コマンド実行位置を理解する時は、次の3つに分けるとかなり楽です。
| 要素 | 意味 | よく関係するもの |
|---|---|---|
| 実行者 | 誰としてコマンドを実行するか | @s、execute as |
| 実行位置 | どこの座標を基準にするか | ~ ~ ~、execute at、positioned |
| 実行向き | どの方向を向いている扱いにするか | ^ ^ ^、rotated、facing |
この3つを分けて考えるのが、この記事の一番大事なポイントです。
特に、execute as は実行者を変えるだけ、execute at は実行位置や向きを変える、という違いが超重要です。
ここを理解できると、コマンドの見え方が一気に変わります。

2. まずは座標の3種類を理解する
コマンド実行位置を理解する前に、まずは座標の書き方を整理しておきましょう。
マイクラのコマンドでよく使う座標は、大きく分けて3種類あります。
- 絶対座標
- 相対座標(
~) - ローカル座標(
^)
この3つです。
絶対座標:ワールド上の決まった場所
絶対座標は、普通に数字で書く座標です。
/tp @s 100 64 200
これは、X=100、Y=64、Z=200 の場所へ移動するコマンドです。
実行者がどこにいても、向きがどうであっても、移動先は同じです。
拠点の座標や、固定のイベント地点へテレポートさせたい時に使いやすいです。
相対座標:実行位置から見た座標
相対座標は、~ を使う書き方です。
/tp @s ~ ~1 ~
これは、今の実行位置からY方向に1マス上という意味です。
~ だけなら「ずらさない」、~1 なら「+1」、~-1 なら「-1」です。
| 書き方 | 意味 |
|---|---|
~ ~ ~ |
実行位置そのまま |
~ ~1 ~ |
実行位置から1マス上 |
~5 ~ ~ |
実行位置からX方向に5マス |
~ ~ ~-3 |
実行位置からZ方向に-3マス |
ここで注意したいのは、~ はプレイヤー基準とは限らないことです。
あくまで、そのコマンドの実行位置が基準です。
チャット欄なら自分の位置。
コマンドブロックならコマンドブロックの位置。
execute at @e[type=pig] を使っていれば、豚の位置。
このように、~ ~ ~ の意味は実行位置によって変わります。
ローカル座標:実行向きから見た座標
ローカル座標は、^ を使う書き方です。
/tp @s ^ ^ ^5
これは、実行向きの前方5マスへ移動するコマンドです。
~ はワールドのX/Y/Z方向に沿って動きますが、^ は向いている方向に合わせて動きます。
| 書き方 | 意味 |
|---|---|
^ ^ ^ |
実行位置そのまま |
^ ^ ^1 |
前方1マス |
^1 ^ ^ |
左方向1マス |
^-1 ^ ^ |
右方向1マス |
^ ^1 ^ |
上方向1マス |
個人的には、^ ^ ^ はパーティクルや前方判定でよく使う印象です。
たとえば、プレイヤーの目の前にエフェクトを出したい時は、~ ~ ~ よりも ^ ^ ^2 の方が直感的です。
ただし、向きを変えると結果も変わるので、コマンドブロック単体で使う時は注意してください。
~ と ^ は混ぜない
大事な注意点として、同じ座標セットの中で ~ と ^ は混ぜられません。
# 良い例 /tp @s ~ ~1 ~ # 良い例 /tp @s ^ ^ ^3 # 悪い例 /tp @s ^ ~1 ^
このように、相対座標なら相対座標、ローカル座標ならローカル座標でそろえましょう。
~ はワールド軸、^ は向き基準。
ここを混ぜると構文エラーになるので、あとから修正する時にもミスが増えます。

3. executeの基本は「as」「at」「run」から覚える
コマンド実行位置を変える時に一番よく使うのが、/execute コマンドです。
execute は、簡単に言うと、別の条件・別の位置・別の実行者としてコマンドを実行するためのコマンドです。
最初に覚えるべきなのは、次の3つです。
| サブコマンド | 役割 | 初心者向けの理解 |
|---|---|---|
as |
実行者を変える | @s を誰にするか決める |
at |
実行位置・向き・ディメンションを変える | ~ ~ ~ や ^ ^ ^ の基準をどこにするか決める |
run |
最後に実行するコマンドを書く | ここから本命のコマンドを書く |
asは「誰として実行するか」
as は、実行者を変えます。
つまり、@s が誰を指すのかを変える役割です。
/execute as @a run say こんにちは
この場合、すべてのプレイヤーがそれぞれ say こんにちは を実行する扱いになります。
ただし、ここが重要です。
as だけでは実行位置は変わりません。
つまり、次のようなコマンドは、思った通りに動かないことがあります。
# Java版 /execute as @a run particle minecraft:happy_villager ~ ~1 ~ 0 0 0 0 1 # 統合版 /execute as @a run particle minecraft:villager_happy ~ ~1 ~
「全プレイヤーの頭上にパーティクルを出したい」と思って書いたとしても、as だけでは実行位置がプレイヤー位置に変わりません。
コマンドを実行した場所を基準にパーティクルが出てしまいます。
atは「どこで実行するか」
at は、実行位置を対象エンティティの場所に変えます。
さらに、向きやディメンションもその対象に合わせます。
全プレイヤーの頭上にパーティクルを出したい場合は、次のように書きます。
# Java版 /execute as @a at @s run particle minecraft:happy_villager ~ ~1 ~ 0 0 0 0 1 # 統合版 /execute as @a at @s run particle minecraft:villager_happy ~ ~1 ~
このコマンドでは、
as @aで、実行者を各プレイヤーにするat @sで、そのプレイヤーの位置を実行位置にするrun particle ...で、プレイヤー位置の1マス上にパーティクルを出す
という流れになります。
初心者さんは、まずこの形を覚えておくと便利です。
/execute as 対象 at @s run 実行したいコマンド
これが、対象本人の位置でコマンドを実行する基本形です。
asとatの順番は大事
execute は左から順番に処理されます。
そのため、as と at の順番を変えると意味が変わることがあります。
/execute as @e[type=pig] at @s run tp @s ~ ~1 ~
これは、すべての豚を、それぞれの位置で1マス上に移動させます。
一方で、次のようにすると意味が変わります。
/execute at @s as @e[type=pig] run tp @s ~ ~1 ~
この場合、実行位置は最初の @s の位置のままで、実行者だけが豚になります。
そのため、豚が自分の位置ではなく、コマンド実行者側の位置を基準に移動してしまうことがあります。
「エンティティ本人の位置で何かしたい」なら、基本は、
/execute as @e[type=対象] at @s run ...
この順番で覚えてください。

4. positionedで実行位置を直接変更する
at は、エンティティの場所に実行位置を合わせる時に使います。
一方、指定した座標へ実行位置を直接ずらしたい時は positioned を使います。
/execute positioned 100 64 200 run setblock ~ ~ ~ minecraft:stone
これは、実行位置を X=100、Y=64、Z=200 に変更してから、そこに石を置くコマンドです。
見方としては、
/execute positioned 実行位置 run 実行したいコマンド
です。
positionedは「座標を仮置きする」イメージ
たとえば、次のコマンドを見てください。
/execute positioned 0 64 0 run summon minecraft:lightning_bolt ~ ~ ~
これは、X=0、Y=64、Z=0 の位置で雷を召喚するコマンドです。
run の後ろでは ~ ~ ~ を使っていますが、その ~ ~ ~ の基準が positioned 0 64 0 によって変わっています。
つまり、positioned は、この先のコマンドはここを基準にしてねと仮置きするようなイメージです。
positioned as は位置だけをコピーする
positioned as を使うと、指定したエンティティの位置だけを実行位置にできます。
/execute positioned as @p run setblock ~ ~-1 ~ minecraft:gold_block
この場合、最寄りプレイヤーの足元1マス下に金ブロックを置きます。
ただし、positioned as は位置を合わせるだけです。
at のように、向きやディメンションまでまとめて合わせるものではありません。
初心者さんは、基本的には at を使い、座標だけを明示的に変えたい時に positioned を使う、という理解で大丈夫です。
alignでブロックのマス目に合わせる
execute align を使うと、実行位置をブロックのマス目に合わせられます。
/execute as @p at @s align xyz run tp @s ~0.5 ~ ~0.5
これは、プレイヤーをブロック中央寄りの座標へ移動させる時などに使えます。
細かい座標調整が必要なコマンド装置では便利ですが、最初から無理に覚えなくても大丈夫です。
まずは、as、at、positioned を使えるようにするのが優先です。

5. 向きを変えるrotatedとfacingを理解する
コマンド実行位置で見落としがちなのが、実行向きです。
~ ~ ~ だけを使うなら、向きはあまり気にしなくても大丈夫です。
しかし、^ ^ ^ を使う場合は、実行向きがかなり重要になります。
なぜなら、^ ^ ^1 は「Z方向に1マス」ではなく、実行向きの前方1マスだからです。
rotatedは角度を直接指定する
rotated は、実行向きを角度で指定します。
/execute rotated 0 0 run tp @s ^ ^ ^5
この場合、実行向きを yaw=0、pitch=0 にしてから、ローカル座標で前方5マスへ移動します。
角度の目安は以下です。
| 向き | yawの目安 |
|---|---|
| 南 | 0 |
| 西 | 90 |
| 北 | -180 または 180付近 |
| 東 | -90 |
pitchは上下の角度です。
| 向き | pitchの目安 |
|---|---|
| 真上 | -90 |
| 水平 | 0 |
| 真下 | 90 |
この角度は、慣れるまで少し分かりづらいです。
ただ、ローカル座標を使って「固定方向へ何か飛ばしたい」時には、rotated が役に立ちます。
facingは指定した場所を向かせる
facing は、角度を直接書くのではなく、指定した座標やエンティティの方を向くように実行向きを変えます。
/execute as @p at @s facing 0 64 0 run tp @s ^ ^ ^1
これは、最寄りプレイヤーを X=0、Y=64、Z=0 の方向へ向けた扱いにして、前方1マスへ移動させるコマンドです。
エンティティを向かせることもできます。
# Java版 /execute as @p at @s facing entity @e[type=minecraft:armor_stand,limit=1,sort=nearest] eyes run tp @s ^ ^ ^1 # 統合版 /execute as @p at @s facing entity @e[type=armor_stand,c=1] eyes run tp @s ^ ^ ^1
この例では、最寄りの防具立ての目線方向を見て、プレイヤーをその方向へ1マス動かします。
rotatedとfacingの使い分け
使い分けは次のように考えると分かりやすいです。
| やりたいこと | 使うもの |
|---|---|
| 南・北など、固定方向を指定したい | rotated |
| 特定の座標やエンティティの方を向きたい | facing |
| プレイヤーの見ている方向をそのまま使いたい | as @p at @s などで対象の向きを使う |
パーティクル、弾、視線判定、前方ブロック判定あたりを作る時は、facing と ^ ^ ^ の組み合わせがかなり便利です。

6. anchoredで目線と足元の基準を変える
anchored は、ローカル座標や向きの基準を、足元にするか、目線にするかを変えるサブコマンドです。
デフォルトでは、基本的に足元基準です。
# Java版 /execute as @p at @s run particle minecraft:happy_villager ^ ^ ^2 0 0 0 0 1 # 統合版 /execute as @p at @s run particle minecraft:villager_happy ^ ^ ^2
この場合、ローカル座標の基準は足元寄りになります。
そのため、目の前に出したつもりでも、少し低い位置に出ることがあります。
目線基準にしたい場合は、anchored eyes を使います。
# Java版 /execute as @p at @s anchored eyes run particle minecraft:happy_villager ^ ^ ^2 0 0 0 0 1 # 統合版 /execute as @p at @s anchored eyes run particle minecraft:villager_happy ^ ^ ^2
これで、プレイヤーの目線から前方2マスの位置にパーティクルが出ます。
目線判定ではanchored eyesが便利
特に、次のような用途では anchored eyes が便利です。
- プレイヤーの見ている先にパーティクルを出す
- 目線の先にブロックを置く
- 視線方向へエフェクトを飛ばす
- 魔法・銃・ビームのような演出を作る
たとえば、プレイヤーの見ている方向へ煙を出したい場合は、次のように書けます。
# Java版 /execute as @p at @s anchored eyes run particle minecraft:smoke ^ ^ ^3 0 0 0 0 5 # 統合版 /execute as @p at @s anchored eyes run particle minecraft:basic_smoke_particle ^ ^ ^3
このコマンドは、見た目の調整にも使いやすいです。
足元から出すより、目線から出した方が「自分が撃っている」感じに近くなります。
positionedを使うと足元基準に戻る点に注意
anchored eyes を使った後に positioned を使うと、基準が足元に戻る仕様があります。
つまり、次のように長くつなげる時は、順番に注意してください。
# Java版 /execute as @p at @s anchored eyes positioned ^ ^ ^2 run particle minecraft:happy_villager ~ ~ ~ 0 0 0 0 1 # 統合版 /execute as @p at @s anchored eyes positioned ^ ^ ^2 run particle minecraft:villager_happy ~ ~ ~
このように、目線から前方2マスへいったん実行位置を動かしてから、そこでパーティクルを出す、といった書き方もできます。
ただし、初心者さんは最初から複雑にしすぎなくて大丈夫です。
まずは、
/execute as @p at @s anchored eyes run ... ^ ^ ^数字 ...
この形で「目線から前方」を作れると覚えておけばOKです。

7. Java版と統合版の違い・注意点
ここまでの基本的な考え方は、Java版と統合版でかなり共通しています。
ただし、細かい構文や使える機能には違いがあります。
特に注意したいのは、統合版の古い /execute 構文です。
統合版は1.19.50でexecute構文が大きく変わった
統合版では、1.19.50以降に /execute の構文が大きく変わりました。
現在はJava版に近い形で、as、at、positioned、run などを使います。
現在の新しい構文例はこちらです。
/execute as @p at @s run tp @s ~ ~1 ~
一方、古い記事や動画では、次のような旧構文が出てくることがあります。
/execute @p ~ ~ ~ tp @s ~ ~1 ~
現在の統合版で新しくコマンドを作るなら、基本的には新構文で覚えた方が良いです。
検索で古い情報が出てきた場合は、バージョンを必ず確認してください。
Java版と統合版で違いが出やすいところ
代表的な違いを整理すると、次のようになります。
| 項目 | Java版 | 統合版 |
|---|---|---|
execute store |
使用可能 | 基本的にJava版限定の考え方 |
positioned over |
使用可能 | 基本的にJava版側の機能 |
/particle の追加引数 |
位置・範囲・速度・個数などを指定できる | 基本はパーティクルIDと座標を指定する |
| パーティクルID | minecraft:happy_villager など |
minecraft:villager_happy など、Java版と違うIDがある |
| ターゲットセレクターの細部 | limit、sort などJava版独自の指定がある |
c など統合版独自の指定がある |
| 古いexecute構文 | 現行のサブコマンド式 | 1.19.50以前の解説に旧構文が残りやすい |
本記事では、Java版・統合版のどちらでも考え方が通じやすいように、実行者・実行位置・実行向きを中心に解説しています。
細かいコマンドをコピペする時は、自分の遊んでいるエディションに合わせて微調整してくださいね。
コマンドブロックの@sに注意
もう1つ、初心者さんがつまずきやすいのが、コマンドブロックでの @s です。
チャット欄でコマンドを打つ時、@s は自分を指します。
しかし、コマンドブロックはプレイヤーではありません。
そのため、何も考えずに @s を使うと、対象がうまく取れないことがあります。
コマンドブロックからプレイヤーを対象にしたい場合は、
@p @a @e[type=...]
のように、明確に対象を指定するのが安全です。
たとえば、最寄りプレイヤーを1マス上に移動させるなら、
/tp @p ~ ~1 ~
ではなく、コマンドブロックの位置基準で動く可能性を考えて、必要に応じて、
/execute as @p at @s run tp @s ~ ~1 ~
のように書くと意図が分かりやすくなります。

8. すぐ使えるコマンド実例
ここからは、実際に使いやすい例をいくつか紹介します。
細かい構文を丸暗記するより、「何を基準にしているか」を見ながら読むと理解しやすいです。
例1:全プレイヤーの頭上にパーティクルを出す
# Java版 /execute as @a at @s run particle minecraft:happy_villager ~ ~2 ~ 0 0 0 0 3 # 統合版 /execute as @a at @s run particle minecraft:villager_happy ~ ~2 ~
これは、全プレイヤーの2マス上に幸せな村人系のパーティクルを出す例です。
ポイントは、as @a at @s です。
全プレイヤーを実行者にして、その人自身の位置を基準にしています。
例2:最寄りプレイヤーの前方3マスにパーティクルを出す
# Java版 /execute as @p at @s anchored eyes run particle minecraft:smoke ^ ^ ^3 0 0 0 0 5 # 統合版 /execute as @p at @s anchored eyes run particle minecraft:basic_smoke_particle ^ ^ ^3
これは、最寄りプレイヤーの目線から前方3マスに煙を出す例です。
as @p:最寄りプレイヤーとして実行at @s:そのプレイヤーの位置と向きを基準にするanchored eyes:足元ではなく目線基準にする^ ^ ^3:前方3マス
視線方向の演出を作る時の基本形として使いやすいです。
例3:全ゾンビを自分の位置で1マス上に動かす
/execute as @e[type=minecraft:zombie] at @s run tp @s ~ ~1 ~
これは、読み込み範囲内のゾンビを、それぞれの位置で1マス上に移動させるコマンドです。
as @e[type=minecraft:zombie] だけだと、ゾンビを実行者にするだけです。
それぞれのゾンビ位置で動かしたいので、at @s が必要になります。
例4:最寄りプレイヤーの足元にブロックを置く
/execute as @p at @s run setblock ~ ~-1 ~ minecraft:gold_block
これは、最寄りプレイヤーの足元1マス下を金ブロックにする例です。
建築補助やミニゲームの床生成などで使いやすい形です。
ただし、サバイバルワールドで使う場合は地形を書き換えるので注意してください。
例5:指定座標を基準にコマンドを実行する
/execute positioned 100 64 200 run summon minecraft:armor_stand ~ ~ ~
これは、X=100、Y=64、Z=200 に防具立てを召喚する例です。
positioned で実行位置を固定しているので、どこから実行しても同じ座標に出ます。
例6:特定地点の方向へ前進させる
/execute as @p at @s facing 0 64 0 run tp @s ^ ^ ^1
これは、最寄りプレイヤーを X=0、Y=64、Z=0 の方向へ1マス動かす例です。
facing で向きを指定してから、^ ^ ^1 で前方へ動かしています。
このように、facing とローカル座標を組み合わせると、特定地点へ近づくような処理を作れます。
例7:コマンドブロックから最寄りプレイヤー基準で処理する
/execute as @p at @s run say 今いる場所を基準に実行しています
コマンドブロックでは、~ ~ ~ の基準がコマンドブロック側になりがちです。
プレイヤー基準で処理したいなら、as @p at @s を入れると安定します。
この形は本当に出番が多いので、最初に手になじませておくと便利です。

9. うまく動かない時のチェックポイント
コマンド実行位置まわりでうまく動かない時は、だいたい原因が決まっています。
下記のチェックポイントを順番に見てみてください。
- [ ]
asだけで位置も変わると思っていないか? - [ ] 対象の位置で実行したいのに、
at @sを忘れていないか? - [ ]
~ ~ ~の基準が、プレイヤーではなくコマンドブロックになっていないか? - [ ]
^ ^ ^を使っているのに、実行向きを指定していないか? - [ ] 目線から出したいのに、
anchored eyesを入れ忘れていないか? - [ ] 統合版で古い
/execute構文の記事を見ていないか? - [ ] Java版限定・統合版限定の構文をそのまま使っていないか?
- [ ] ターゲットセレクターで対象が0体になっていないか?
一番多いミス:asだけで終わっている
特に多いのが、これです。
# Java版 /execute as @a run particle minecraft:happy_villager ~ ~2 ~ 0 0 0 0 3 # 統合版 /execute as @a run particle minecraft:villager_happy ~ ~2 ~
このコマンドは、全プレイヤーを実行者にはしています。
しかし、実行位置はプレイヤー位置になっていません。
全プレイヤーの位置で実行したいなら、次のようにします。
# Java版 /execute as @a at @s run particle minecraft:happy_villager ~ ~2 ~ 0 0 0 0 3 # 統合版 /execute as @a at @s run particle minecraft:villager_happy ~ ~2 ~
as と at はセットで使うことが多いです。
もちろん、あえて分けて使う高度な書き方もありますが、初心者さんはまず、対象本人の位置で実行するなら as 対象 at @s と覚えてください。
前方に出したいなら^を使う
「自分の前に出したい」のに、~ ~ ~ で頑張ろうとしている場合も多いです。
# 足元から見た相対座標 ~ ~ ~ # 向きから見たローカル座標 ^ ^ ^
プレイヤーの前方に出したいなら、基本は ^ ^ ^数字 を使います。
さらに目線基準にしたいなら、anchored eyes を追加しましょう。
# Java版 /execute as @p at @s anchored eyes run particle minecraft:smoke ^ ^ ^3 0 0 0 0 5 # 統合版 /execute as @p at @s anchored eyes run particle minecraft:basic_smoke_particle ^ ^ ^3
この形を覚えるだけでも、演出系コマンドの幅がかなり広がります。

10. まとめ
今回は、マイクラのコマンド実行位置について、座標・向き・execute の使い方を整理しました。
要点をまとめると、次の通りです。
- コマンドには、実行者・実行位置・実行向きという見えない基準がある
~ ~ ~は、現在の実行位置を基準にする^ ^ ^は、現在の実行向きを基準にするexecute asは実行者を変えるが、位置は変えないexecute atは実行位置・向き・ディメンションを対象に合わせる- 対象本人の場所で実行したいなら、まずは
execute as 対象 at @s run ...を使う - 目線から前方に処理したい時は、
anchored eyesと^ ^ ^が便利 - 統合版は1.19.50以降の新execute構文を前提にする
- Java版と統合版では、
/particleの構文やパーティクルIDが違うことがある
コマンドは、最初から全部覚えようとすると大変です。
でも、今回のように「誰が」「どこで」「どの向きで」と分けて見ると、一気に読みやすくなります。
特に、as と at の違いが分かると、コマンドブロック・ミニゲーム・パーティクル演出・エンティティ制御がかなり作りやすくなります。
最初は、次の形だけ覚えておけば大丈夫です。
/execute as @p at @s run 実行したいコマンド
ここから少しずつ、positioned、rotated、facing、anchored eyes を足していけばOKです。
では、本日はここまでで終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
柚子クラでは他にもマイクラのコマンド・便利装置・検証記事を紹介しているので、是非ご覧くださいね(^^♪

11. 参考文献
この記事を書くにあたり、以下のページを参考にしています。
- Minecraft Wiki(Commands/execute)
- Minecraft Wiki(Coordinates)
- Minecraft Wiki(Commands/teleport)
- Minecraft Wiki(Commands/particle)
- Minecraft Wiki(Particles)
- Bedrock Wiki(Execute)
- Bedrock Wiki(Coordinate System)
- Bedrock Wiki(Vanilla Particles)
- Microsoft Learn(execute Command)
- Microsoft Learn(particle Command)
- Microsoft Learn(Target Selectors)
- Minecraft公式(1.19.50 Update Available on Bedrock)
- Minecraft公式(Minecraft new version numbering system)
- Minecraft公式(Minecraft Java Edition 26.1.2)
- Minecraft公式(Minecraft Bedrock Edition 26.20 Changelog)