【マイクラ】アドベンチャーモードとは?破壊条件・使い道・コマンド設定【Java/統合版】

配布ワールド・脱出マップ・RPG風ワールドを作りたい方向けの記事です
Java版と統合版(BE)の両方に触れます
コマンド構文はバージョンで変わるため、Java版は1.21.5以降の書き方を中心に解説します

こんにちは。ゆずかきです。

マイクラで「この建物、壊されたくないな…」とか、「プレイヤーには決められた道順で冒険してほしい!」と思ったことはありませんか?
そういう時に便利なのが、アドベンチャーモードです。

アドベンチャーモードは、普通のサバイバルと似ているところもありますが、ブロックの破壊・設置に強い制限がかかるゲームモードです。
つまり、配布ワールドやサーバーイベントで「ワールドを壊されにくくする」ためにかなり役立ちます👌

ただし、使い方を間違えると、

何も壊せないだけの不親切なワールド

になりがちです。
ここ、実際にマップを作る時にかなり大事です。

この記事では、アドベンチャーモードの基本仕様から、破壊条件、設置条件、Java版・統合版それぞれのコマンド設定まで、実用目線でまとめていきますね。

この記事を読めば、次のことが分かります。

  • アドベンチャーモードで何ができて、何ができないか分かります👍
  • 特定のブロックだけ壊せる道具を作れます👌
  • 配布ワールドやミニゲームで使う時の注意点が分かります(^^♪

それでは、やっていきましょう!

※本記事では、Java版は主に1.21.5以降のデータコンポーネント構文を前提にしています。
※統合版(BE)は、can_destroy / can_place_on を使うコマンド構文を中心に解説します。
※コマンドはアップデートで変わる場合があります。実際に使う時は、ワールドのバックアップを取ってから試してくださいね。


目次

1. アドベンチャーモードとは
2. サバイバル・クリエイティブとの違い
3. アドベンチャーモードの破壊条件・設置条件
4. Java版のコマンド設定方法
5. 統合版(BE)のコマンド設定方法
6. アドベンチャーモードの使い道
7. 配布ワールドで使う時のおすすめ設定
8. 実際に使う時の注意点
9. よくある失敗とチェックポイント
10. まとめ
11. 引用・参考文献

この記事で分かること
・マイクラのアドベンチャーモードの基本仕様
・Java版と統合版の破壊・設置コマンド
・配布ワールドやサーバーイベントでの使い方


1. アドベンチャーモードとは

アドベンチャーモードとは、プレイヤーが自由にブロックを壊したり置いたりできないゲームモードです。

普通のサバイバルでは、素手でも道具でもブロックを壊せますよね。
でもアドベンチャーモードでは、基本的にそれができません。

ただし、完全に何もできないわけではありません。

アドベンチャーモードでも、主に次のような行動はできます。

  • 歩く、走る、ジャンプする
  • 食べ物を食べる
  • モンスターと戦う
  • ダメージを受ける
  • 満腹度が減る
  • クラフトする
  • 村人と取引する
  • チェストやかまどなど、一部のインターフェースを使う
  • レバーやボタンなどを操作する

つまり、プレイ感としては、

サバイバルの身体能力を持ったまま、ブロック破壊と設置だけを制限されたモード

というイメージです。

この仕様のおかげで、配布ワールドや脱出マップではかなり便利です。
プレイヤーが壁を掘ってショートカットしたり、重要な建築を壊したりするのを防ぎやすいからです。

体験談
筆者は昔、サバイバルのままミニゲーム用ワールドを人に遊んでもらったことがあります。
すると、開始5分くらいで壁を掘られ、仕掛けの裏側まで丸見えになりました。
👉その時に「これはアドベンチャーモード必須だな」と思いました。

ただし、アドベンチャーモードはワールド全体を完全保護する魔法の設定ではありません
爆発、火の延焼、Mobによる地形破壊、額縁や絵画などのエンティティ扱いのものは、別途対策が必要になる場合があります。

ここを理解しておくと、かなり実用的に使えるようになりますよ。


2. サバイバル・クリエイティブとの違い

アドベンチャーモードを理解するには、他のゲームモードと比べるのが一番早いです。

👇下の表に、代表的な違いをまとめました。

ゲームモード ブロック破壊 ブロック設置 体力・満腹度 主な使い道
サバイバル できる できる あり 通常プレイ
クリエイティブ 自由 自由 基本なし 建築・検証
アドベンチャー 条件付き 条件付き あり 配布ワールド・ミニゲーム
スペクテイター できない できない 基本なし 観戦・確認


アドベンチャーモードのポイントは、サバイバルらしい緊張感は残しつつ、ワールド破壊を制限できるところです。

たとえば、脱出マップで考えると分かりやすいですね。

サバイバルだと、プレイヤーが壁を掘って脱出できてしまいます。
クリエイティブだと、飛べますし、ブロックも自由に壊せるのでゲームになりません。
スペクテイターだと、見るだけになってしまいます。

そこで、アドベンチャーモードの出番です。

プレイヤーは普通に歩き回れて、敵とも戦えて、食料管理も必要。
でも、勝手に壁や床を壊せない。

このバランスが、配布ワールドやサーバーイベント向きなんです。

アドベンチャーモードで勘違いしやすいこと

よくある勘違いとして、

アドベンチャーモードなら、ワールド内のものは全部保護される

と思われがちです。

でも実際は、アドベンチャーモードが直接制限している中心は、プレイヤーによるブロック破壊・ブロック設置です。

そのため、次のような要素は別で確認しておきましょう。

  • クリーパーの爆発
  • TNTの爆発
  • 火の延焼
  • エンダーマンのブロック移動
  • 額縁・絵画・防具立てなどの扱い
  • コマンドブロックの誤作動

特に配布ワールドを作るなら、アドベンチャーモードにするだけで安心せず、ゲームルールもセットで調整するのがおすすめです。


3. アドベンチャーモードの破壊条件・設置条件

アドベンチャーモードでは、普通の道具を持っていてもブロックを壊せません。
ダイヤのツルハシを持っていても、設定なしなら石すら壊せません。

では、どうすれば壊せるようになるのか?

答えは、そのアイテムに「このブロックは壊していい」という情報を付けることです。

Java版と統合版では、この情報の名前が違います。

用途 Java版 統合版(BE)
この道具で壊せるブロックを指定 can_break can_destroy
このブロックを置ける場所を指定 can_place_on can_place_on


昔のJava版では CanDestroyCanPlaceOn というNBTタグを使っていました。
ただ、Java版1.20.5以降ではデータコンポーネント形式に変わっており、検索で古いコマンドを拾うと動かないことがあります。

ここ、かなり引っかかりやすいです。

破壊条件の考え方

たとえば、脱出マップで、プレイヤーに「石だけ壊せるツルハシ」を渡したいとします。
この場合は、ツルハシに「石を壊せる」という情報を付けて渡します。

逆に、深層岩や鉄鉱石も壊してほしいなら、それらも破壊可能ブロックとして追加する必要があります。

注意!
「ツルハシだから石系は全部壊せる」という判断ではありません。
アドベンチャーモードでは、基本的に指定したブロックだけが対象です。

設置条件の考え方

設置条件も同じです。

たとえば、プレイヤーに「石の上にだけ置けるオークの板材」を渡したい場合、その板材に「石の上に置ける」という情報を付けます。

この設定をしておけば、プレイヤーが好きな場所にブロックを置いて足場を作ることを防ぎやすくなります。

配布ワールドでよくある使い方としては、

  • 特定の土台にだけレバーを置かせる
  • 特定の場所にだけブロックを置かせる
  • 謎解き用アイテムだけ、指定された場所で使えるようにする

こういう使い方ができます。

個人的には、アドベンチャーモードは「壊せないモード」というより、壊していい場所・置いていい場所を作者が決めるモードと考える方が分かりやすいです。


4. Java版のコマンド設定方法

ここからは、Java版での設定方法です。

まず、プレイヤーをアドベンチャーモードにする基本コマンドはこれです。

/gamemode adventure @p

自分だけを切り替えるなら、下記でもOKです。

/gamemode adventure

全員をアドベンチャーモードにするなら、こうです。

/gamemode adventure @a

配布ワールドやサーバーで、新しく入ったプレイヤーの初期ゲームモードもアドベンチャーにしたい場合は、こちらも使えます。

/defaultgamemode adventure

石だけ壊せるダイヤのツルハシを渡す

Java版1.21.5以降の構文では、次のように書きます。

/give @p minecraft:diamond_pickaxe[can_break={blocks:"minecraft:stone"}] 1

これで、アドベンチャーモード中でも石を壊せるダイヤのツルハシを渡せます。

ただし、壊せるのは minecraft:stone として指定した石です。
深層岩も壊したいなら、別で追加する必要があります。

/give @p minecraft:diamond_pickaxe[can_break=[{blocks:"minecraft:stone"},{blocks:"minecraft:deepslate"}]] 1

これで、石と深層岩を壊せるツルハシになります。

石の上にだけ置けるオークの板材を渡す

次は、設置条件です。

/give @p minecraft:oak_planks[can_place_on={blocks:"minecraft:stone"}] 16

これで、石の上にだけ置けるオークの板材を16個渡せます。

脱出マップで「ここにだけ足場を作って進んでね」という仕掛けを作りたい時に便利です。

複数のブロックに置けるようにする

石と深層岩の上に置けるようにしたい場合は、こう書けます。

/give @p minecraft:oak_planks[can_place_on=[{blocks:"minecraft:stone"},{blocks:"minecraft:deepslate"}]] 16

コマンドが長くなるので、実際に配布ワールドを作るなら、コマンドブロックやfunctionにまとめる方が扱いやすいです。

アイテム説明欄の表示を隠したい場合

Java版1.21.5以降では、tooltip_display を使うことで、can_breakcan_place_on の説明を非表示にできます。

たとえば、破壊可能ブロックの表示を隠したツルハシを渡すなら、次のような形です。

/give @p minecraft:diamond_pickaxe[can_break={blocks:"minecraft:stone"},tooltip_display={hidden_components:["minecraft:can_break"]}] 1

謎解きマップでは、説明欄に「壊せるブロック:石」と出ると、ヒントがそのまま見えてしまうことがあります。
そういう時は、表示を隠しておくと雰囲気を壊しにくいです。

古いJava版のコマンドに注意

検索すると、次のような古い構文が出てくることがあります。

/give @p minecraft:diamond_pickaxe{CanDestroy:["minecraft:stone"]} 1

これは、Java版1.20.4以前で使われていた書き方です。
Java版1.20.5以降では、基本的に can_break / can_place_on のデータコンポーネント構文を使う、と覚えておきましょう。

体験談
筆者も最初、古い CanDestroy 構文をそのまま入力して、赤文字エラーになりました。
コマンド系の記事は古い情報が検索に残りやすいので、バージョン確認は本当に大事です。


5. 統合版(BE)のコマンド設定方法

次は、統合版(Bedrock Edition)です。

統合版でも、まずはゲームモードをアドベンチャーにします。

/gamemode adventure @p

自分だけなら、これでもOKです。

/gamemode adventure

統合版では、a2 で指定できる環境もありますが、記事としては分かりやすく adventure と書くのがおすすめです。

石だけ壊せるダイヤのツルハシを渡す

統合版では、破壊条件に minecraft:can_destroy を使います。

/give @p diamond_pickaxe 1 0 {"minecraft:can_destroy":{"blocks":["stone"]}}

これで、アドベンチャーモードでも石を壊せるダイヤのツルハシを渡せます。

石と深層岩を壊せるようにしたいなら、こうです。

/give @p diamond_pickaxe 1 0 {"minecraft:can_destroy":{"blocks":["stone","deepslate"]}}

石の上にだけ置けるオークの板材を渡す

統合版で、設置条件を付ける場合は minecraft:can_place_on を使います。

/give @p oak_planks 16 0 {"minecraft:can_place_on":{"blocks":["stone"]}}

これで、石の上にだけ置けるオークの板材を渡せます。

破壊条件と設置条件を同時に付ける

統合版では、1つのアイテムに複数のコンポーネントを付けることもできます。

/give @p diamond_block 1 0 {"minecraft:can_place_on":{"blocks":["dirt"]},"minecraft:can_destroy":{"blocks":["quartz_block"]}}

これは、ダイヤモンドブロックに「土の上に置ける」「クォーツブロックを壊せる」という条件を付ける例です。

実際の配布ワールドでは、ブロックに破壊条件まで付ける場面は多くないかもしれません。
ただ、仕組みとしてはこういう指定もできます。

統合版でアイテム説明欄を隠す

統合版では、showtags を false にすることで、アイテムのタグ表示を隠せます。

/gamerule showtags false

謎解きワールドで、アイテム説明欄に答えが見えてしまう時は便利です。

ただし、全体のタグ表示に影響するので、検証時は true のままの方が確認しやすいです。
完成版にする時だけ false にするのがおすすめです。

/gamerule showtags true

👆検証中はこちら。

/gamerule showtags false

👆配布用に整える時はこちら、という使い分けですね。


6. アドベンチャーモードの使い道

アドベンチャーモードの使い道は、かなり多いです。
特に「プレイヤーの行動を少し制限したいワールド」と相性が良いです。

代表的な使い道を紹介しますね。

1. 脱出マップ

一番分かりやすい使い道は、脱出マップです。

脱出マップでは、プレイヤーに決められた手順で謎を解いてほしいですよね。
でもサバイバルのままだと、壁を掘ったり、床を壊したりして進めてしまいます。

アドベンチャーモードにしておけば、基本的にそれを防げます。

さらに、

  • このツルハシで石だけ壊せる
  • このレバーは金ブロックの上にだけ置ける
  • このブロックは指定地点にだけ設置できる

という仕組みにすれば、謎解きの幅がかなり広がります。

2. RPG風ワールド

村やダンジョンを作って、クエストを進めるタイプのワールドにも向いています。

アドベンチャーモードなら、プレイヤーが建物を壊して進むことを防ぎやすいです。
そのため、作者が作った道順やストーリーを保ちやすくなります。

特定のダンジョンでだけ壊せる道具を渡す、という使い方もできます。

たとえば、

  • 鉱山エリアでは石だけ壊せるツルハシを渡す
  • 森エリアでは原木だけ壊せる斧を渡す
  • 遺跡エリアではひび割れた石レンガだけ壊せるツルハシを渡す

こうすると、かなりゲームっぽい進行になります。

3. サーバーのロビー保護

マルチサーバーのロビー保護にも使えます。

ロビーは建築物が多いので、サバイバルのままだと壊されるリスクがあります。
アドベンチャーモードにしておけば、通常のブロック破壊を防ぎやすいです。

ただし、サーバー保護として使う場合は、アドベンチャーモードだけでは不十分なこともあります。
権限管理、プラグイン、コマンドブロック、ゲームルールも組み合わせた方が安心です。

4. イベント会場・アスレチック

アスレチック会場にも向いています。

参加者が足場を置いたり、壁を壊したりすると、コースが壊れてしまいますよね。
アドベンチャーモードなら、基本的にコースを維持したまま遊んでもらえます。

ただし、食料や落下ダメージなどは残るので、イベント内容に合わせて調整しましょう。

5. 観光用ワールド

作り込んだ街や建築ワールドを見てもらうだけなら、アドベンチャーモードはかなり便利です。

クリエイティブだと飛び回れますし、壊せてしまいます。
スペクテイターだと壁抜けできるので、見せたい順路が崩れます。

アドベンチャーモードなら、歩いて見て回る形にしやすいです。
観光案内ワールドや展示ワールドとの相性はかなり良いですね。


7. 配布ワールドで使う時のおすすめ設定

ここからは、実際に配布ワールドで使う時のおすすめ設定です。

アドベンチャーモードだけでもブロック破壊はかなり制限できます。
でも、ワールド保護として考えるなら、ゲームルールも一緒に整えておくと安心です。

まず入れておきたい基本コマンド

配布ワールドでよく使う基本セットはこんな感じです。

/gamemode adventure @a
/defaultgamemode adventure
/gamerule mobGriefing false
/gamerule doFireTick false
/gamerule commandBlockOutput false

それぞれの役割は下記です。

コマンド 目的
/gamemode adventure @a 現在いるプレイヤーをアドベンチャーモードにする
/defaultgamemode adventure 新しく入るプレイヤーの初期ゲームモードをアドベンチャーにする
/gamerule mobGriefing false クリーパーやエンダーマンなどによる地形変化を抑える
/gamerule doFireTick false 火の延焼を止める
/gamerule commandBlockOutput false コマンド実行ログをチャットに出にくくする


TNTを使わせたくない統合版(BE)のワールドでは、こちらも検討してください。

/gamerule tntExplodes false

Java版には標準の tntExplodes ゲームルールがないため、TNTを渡さない、コマンドで除去するなど、別の対策が必要です。
TNTはマップ破壊につながりやすいので、配布ワールドでは基本的に渡さない方が安全です。
使わせる場合も、爆発してよい範囲をかなり慎重に作る必要があります。

脱出マップ向けの考え方

脱出マップでは、プレイヤーに渡すアイテムをかなり絞るのがおすすめです。

たとえば、

  • 石だけ壊せるツルハシ
  • 指定ブロックの上にだけ置けるレバー
  • 指定エリアでしか使えない足場ブロック

このように、アイテムごとに役割を明確にしておきます。

逆に、何でも壊せる道具を渡すと、アドベンチャーモードの意味が薄くなります。

筆者のおすすめ
最初は「壊せるブロックは1種類だけ」「置ける場所も1種類だけ」くらいから作ると管理しやすいです。
慣れてから対象ブロックを増やした方が、バグや抜け道を見つけやすいですよ。

RPG風ワールド向けの考え方

RPG風ワールドでは、エリアごとに道具を分けると分かりやすいです。

例として、こんな感じですね。

エリア 渡す道具 壊せるブロック
鉱山 ツルハシ 石・深層岩
原木
遺跡 ツルハシ ひび割れた石レンガ
農場 クワ 特定の作物周辺だけ


このように決めておくと、プレイヤーも「この道具はどこで使うものか」を理解しやすくなります。

コマンドブロックで自動切り替えする場合

特定エリアに入った時だけアドベンチャーモードにする、という作り方もできます。

Java版なら、たとえば中心から半径10ブロック以内のプレイヤーをアドベンチャーモードにする例はこんな感じです。

/gamemode adventure @a[distance=..10]

ただし、実際に使うなら、戻す処理も必要です。

/gamemode survival @a[distance=10.1..]

このような切り替え処理は便利ですが、範囲が重なるとゲームモードがガチャガチャ切り替わることがあります。
最初はシンプルに、ワールド全体をアドベンチャーモードにして設計する方が失敗しにくいです。


8. 実際に使う時の注意点

アドベンチャーモードは便利ですが、実際に使うと「あれ?」となるポイントもあります。

ここでは、作る前に知っておきたい注意点をまとめます。

1. 壊せるブロックは細かく指定する必要がある

「石を壊せる」と「深層岩を壊せる」は別です。
「オークの原木を壊せる」と「シラカバの原木を壊せる」も別です。

似た見た目のブロックでも、IDが違えば別物として扱われます。

そのため、配布ワールドを作る時は、実際に使うブロック名をメモしておくのがおすすめです。

2. 設置できる場所も指定が必要

can_place_on を付けていないブロックは、基本的に置けません。

「このブロックは謎解きで使うから、指定の台座に置いてほしい」という場合は、設置先のブロックをきちんと指定しておきましょう。

3. アイテムを拾い直すと情報が消える場合がある

統合版では、can_place_on が付いたブロックを一度置いて、それを壊して拾い直した時に、設置条件が保持されない場合があります。

そのため、配布ワールドでは、重要アイテムを拾い直して再利用させる設計より、必要なタイミングでコマンドから再支給する設計の方が安定します。

これは地味ですが、実際に作る側としてはかなり大事です。

4. 額縁・絵画・防具立てなどは別途確認

アドベンチャーモードは、主にブロック破壊とブロック設置を制限するものです。

額縁、絵画、防具立て、ボート、トロッコなど、ブロックではなくエンティティとして扱われるものは、思わぬ挙動をする場合があります。

展示ワールドで額縁を多用している場合は、必ずテストプレイしましょう。

5. クリエイティブ権限のプレイヤーに注意

管理者やOP権限を持つプレイヤーがクリエイティブに切り替えられる状態だと、当然ながらワールドを壊せます。

サーバーで使う場合は、アドベンチャーモードだけでなく、権限管理も見直しましょう。

統合版や教育版では、World Builder 系の権限によってアドベンチャーモード中でもブロックを操作できる場合があります。
教育用途やレルムで使う時は、参加者の権限も確認しておくと安心です。

6. テストプレイは必須

アドベンチャーモードの仕掛けは、頭の中では合っているつもりでも、実際に遊ぶと抜け道が出やすいです。

  • 壊せるブロックの指定漏れ
  • 置ける場所の指定ミス
  • コマンドのバージョン違い
  • アイテム説明欄で答えが見えている
  • 爆発や火で想定外に壊れる

このあたりは、完成前に必ず確認しましょう。

体験談
筆者は、壁は壊せないようにしたのに、床下に置いたレッドストーン装置へ別ルートから入れてしまったことがあります。
アドベンチャーモードは強力ですが、マップ設計の抜け道までは自動で塞いでくれません。


9. よくある失敗とチェックポイント

「アドベンチャーモードにしたのに思った通りに動かない」
「コマンドを入れたのに壊せない」

そういう時は、下のチェックポイントを見てください。

ブロックを壊せない場合

  • [ ] そもそもアドベンチャーモードになっているか?
  • [ ] 道具に can_break または can_destroy が付いているか?
  • [ ] Java版と統合版の構文を混同していないか?
  • [ ] ブロックIDが正しいか?
  • [ ] 石と深層岩など、似たブロックを別IDとして指定できているか?
  • [ ] 古い CanDestroy 構文を現在のJava版で使っていないか?

ブロックを置けない場合

  • [ ] ブロックに can_place_on が付いているか?
  • [ ] 設置先のブロックIDが正しいか?
  • [ ] 置きたい場所の下のブロックと、コマンドで指定したブロックが一致しているか?
  • [ ] 統合版で、拾い直したアイテムの条件が消えていないか?

コマンドが赤字になる場合

  • [ ] Java版なのに統合版のJSON構文を使っていないか?
  • [ ] 統合版なのにJava版の角括弧 [] 構文を使っていないか?
  • [ ] ダブルクォーテーション " の閉じ忘れがないか?
  • [ ] カンマの位置が間違っていないか?
  • [ ] バージョンに対して新しすぎる構文を使っていないか?

ワールドが壊される場合

  • [ ] mobGriefing false を設定しているか?
  • [ ] doFireTick false を設定しているか?
  • [ ] TNTを渡していないか?
  • [ ] 統合版(BE)なら tntExplodes false を検討したか?
  • [ ] 額縁・絵画・防具立てなどのエンティティも確認したか?
  • [ ] 管理者権限のプレイヤーがクリエイティブに切り替えられない状態か?

筆者的に一番大事な確認

筆者が一番大事だと思うのは、本番と同じゲームモードで最初から最後まで通しプレイすることです。

クリエイティブで作っている時は気づかなくても、アドベンチャーモードで遊ぶと、

  • ここにブロックを置けない
  • 必要な道具で壊せない
  • 食料が足りない
  • 敵が強すぎる
  • そもそも詰む

こういう問題が普通に出ます。

特に脱出マップやRPG風ワールドでは、作者本人が一度最後まで通すだけでも完成度がかなり変わります。


10. まとめ

以上、マイクラのアドベンチャーモードについて、破壊条件・使い道・コマンド設定をまとめました。

アドベンチャーモードは、簡単に言うと、

サバイバルの遊び心地を残しながら、ブロック破壊と設置を制限できるゲームモード

です。

配布ワールド、脱出マップ、RPG風ワールド、サーバーロビー、イベント会場など、使いどころはかなり多いです。

要点を整理すると、

  • アドベンチャーモードでは、基本的に自由なブロック破壊・設置ができない
  • Java版では can_break / can_place_on を使う
  • 統合版では can_destroy / can_place_on を使う
  • 古いJava版の CanDestroy / CanPlaceOn 構文と混同しない
  • 配布ワールドでは、mobGriefingdoFireTick などのゲームルールもセットで整える
  • 完成前に、必ずアドベンチャーモードで通しプレイする

このあたりを守れば、かなり安定して使えるはずです。

個人的には、アドベンチャーモードは「制限するためのモード」というより、作者が遊び方を設計するためのモードだと思っています。
ただ壊せなくするだけでなく、「ここだけ壊せる」「ここにだけ置ける」というルールを作ると、マイクラの遊び方が一気に広がります。

よかったら皆さんも、配布ワールドやミニゲーム作りで使ってみてください!

では、本日はここまでで終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。


11. 引用・参考文献

この記事を書くにあたり、以下の公式情報・英語版Minecraft Wiki・開発者向け資料を参考にしています。